「生きてて、よかった。そう思える瞬間が、演劇にはある。」をコンセプトに掲げるwebメディアAudienceが、観客の投票制で行う<Audience Award 2024>。2024年の1年間で上演された演劇・ミュージカルの中で、印象に残った作品や演出、出演俳優についてアンケートを行い、6,142票の投票をいただきました。大賞から第3位まで一気に結果を発表いたします。
Audience Award 2024 大賞
ミュージカル作品部門 大賞
『DEATH TAKES A HOLIDAY』
演劇作品部門 大賞
『正三角関係』
小劇場作品部門 大賞
『Medicine メディスン』
演出部門 大賞
野田秀樹 『正三角関係』
脚本部門 大賞
野田秀樹 『正三角関係』
楽曲部門 大賞
「僕こそ音楽」『モーツァルト!』
美術部門 大賞
『DEATH TAKES A HOLIDAY』
俳優部門(男性) 大賞
小瀧望 『DEATH TAKES A HOLIDAY』
俳優部門(女性) 大賞
藤森蓮華 『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』
ネクスト俳優部門(男性) 大賞
岩﨑大昇 『ニュージーズ』
ネクスト俳優部門(女性) 大賞
藤森蓮華 『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』
Audience Award 2024大賞 受賞コメント
小劇場作品部門 大賞
『Medicine メディスン』受賞コメント
「この度は、このように輝かしい賞を頂戴し誠に光栄でございます。世田谷パブリックシアター芸術監督・白井晃演出により上演いたしましたエンダ・ウォルシュ劇作の本作は「謎に満ちていて、ひと筋縄ではこちらの理解を許してくれない(白井)」戯曲です。共に立ち向かった出演者…田中圭さん、奈緒さん、富山えり子さん、ドラマーの荒井康太さん、そしてスタッフの皆さんに厚く御礼申し上げます。白井が初日コメントで申しました通り「演劇は観客の皆さんと作るもの」です。ご来場いただきました多くのお客様に心より感謝申し上げます。最後に、この賞が舞台芸術を愛するAudience=観客の皆様のお力でいただけた賞でございますことが何よりうれしく、今後もご期待に応えられるよう努めてまいります。
世田谷パブリックシアター「Medicine メディスン」プロデューサー 大下玲美」
俳優部門(女性)大賞・ネクスト俳優部門(女性)大賞
藤森蓮華 受賞コメント
「この度、俳優部門(女性)大賞とネクスト俳優部門(女性)大賞という名誉ある賞を二つもいただき、身に余る光栄です。このような素晴らしい機会をいただけたのは、支えてくださったすべての皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。W受賞の知らせを受けた時は、まるで夢を見ているかのようで、ニニのオーディションに合格した時の感動が蘇りました。田舎で生まれ育ち、バレエに恋をし、踊り続けてきた私にとって、ニニとの出会いは運命そのものでした。『Moulin Rouge! The Musical』が与えてくれた宝物のような経験を胸に、これからも夢のその先を目指して歩み続けます。本当にありがとうございました」
ミュージカル作品部門 大賞
『DEATH TAKES A HOLIDAY』
<投票コメント>
「“死神の休暇”というファンタジーのような設定でありながら、恋愛、家族愛、友人への愛など、人それぞれが抱える愛について描写される場面が多く、自身の中にある愛についても考えさせられる舞台でした。ちょっとした笑いもあり、涙もあり、なにより全体を通して美しかったのがとても印象的でした」(ゆでたたまごさん)
「観劇させて頂いた際の帰り道、少し雲がかった大きな月をみて、まるで死神とグラツィアを見ているようで自然と涙がこぼれました。それほど私にとって感情揺さぶられる作品でした。こんな素敵な作品に出会えたことが幸せで幸せでたまりません」(つきさん)
「人生一の作品でした。キャスト一人ひとりの演技や歌声はもちろん、曲がとても良かったです。生と死の対比による切なさ、それらを超越する愛の形を目の前にし、ラストシーンでは号泣して前が見えなくなるほどでした。鬼気迫る迫真の演技にも引き込まれ、ミュージカルならではの素晴らしい歌声と相まって引き込まれました。同じ舞台を何度も見ることをしてこなかったのですが、好きすぎて3回見ました。この作品に出会えてよかった、人生が変わりました」(ちっはさん)
第2位『モーツァルト!』
<投票コメント>
「音楽は人を作り破滅さえもさせる、、短すぎる生涯を音楽と共に生きた証を観られた作品だと思います」(のりちゃんさん)
「主役のヴォルフガング役が、Wキャストのどちらも熱演で上手だったのですが、世界観や役の解釈がこうも違うのか!という、Wキャストである醍醐味を、今年は特に強く感じました」(黒猫さん)
第3位『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
<投票コメント>
「カンパニーの一体感に感動しました。カンパニーの皆さんが皆一緒に楽しみながら作品をつくりあげているというのが観劇していて心から伝わってきました。こちらも楽しい気持ちになり生きる勇気をいただき素敵なカンパニーの方々に出逢えたことに感謝です」(まめさん)
演劇作品部門 大賞
『正三角関係』
<投票コメント>
「最初から怒涛の流れ、強者揃いのキャストの息をつかせないやりとり、目まぐるしく変わる場面、幻想的な舞台装置、あっという間に舞台に引き込まれたが、あるときに、はっと気づかされる、これは男女の三角関係の話、などではない。これはあの、日本人なら皆が知っている、あの出来事のことだ、と。そして、その瞬間、客席の空気が一変するのを感じて、鳥肌がたった。最後の、あの薄い幕を空から降ってきた原爆に見立てた演出、主人公たちのセリフ一つ一つが、あとから胸を締めつける。決して忘れることの出来ない、舞台でした」(みどりんさん)
「戦争を知らない時代に生まれた私たちにその酷さや理不尽さ、核の恐ろしさを予想外の展開から突きつけ「決して忘れるな」と頬を叩かれるような衝撃を受けた作品。鑑賞後にその主題とキャスト達の放つ凄まじいパワーに圧倒され呆然としてしまった」(こまさん)
「日本人として忘れてはいけない、そして次の世代に伝えていかなければならない『原爆』を取り上げたこと。地球上で戦争が起きている今、国内だけでなくロンドンでも上演されたことは、大きな意義があると思います」(yosiさん)
第2位『Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~』
<投票コメント>
「6人の演者さん全員が、膨大な量のセリフをあたかも本当の親子のように自然にかつ面白く阿吽の呼吸で演じていらした。そこにはベイカー一家が存在していました。開幕から閉幕まで笑いの絶えないシチュエーションコメディでした」(Smileさん)
「原作では兄のアランが主役だが、今回は弟バディの目線で描かれる初の作品。コミカルな中にも複雑に家族個々の成長が感じられた素晴らしい作品でした」(uzuさん)
第3位『バサラオ』
<投票コメント>
「生田斗真氏の扮するヒュウガの圧倒的美に登場シーンから目も心も奪われ続けた。ヒュウガが天下をとった「バサラの世」のシーンでのポップミュージックに合わせ、踊り舞い、客席を駆け抜けながら行われた飛び六方は迫力を体感でき圧巻そのもの。中村倫也氏の軽やかに魅せる殺陣と説得力のある歌声にも痺れた。錚々たるキャスト斬で創られるユーモアに溢れた斬新で刺激的な作品は劇団☆新感線ならでは!最高でした!」(ぶり大根さん)
小劇場作品部門 大賞
『Medicine メディスン』
<投票コメント>
「複雑に思えた舞台でしたが、1人の人間の尊厳を大人たちによって蔑ろにされる中の出会いや救いが見えたような気がしました。緊張感のある中のラストシーンが忘れられません」(ゆみさん)
「ラストシーンから暗転での終幕はノスタルジックな色が網膜に焼き付き残影は美しい絵画だった」(たさん)
「英国版で初めて見た時に、話が訳分からなく進んでいくのに、最後のシーンで何故か感動して、息を飲みました。長い最後のシーンでどう呼吸して良いかわからなくなりました。日本での上演、期待以上でした。色々と考えさせられる、答えのない舞台。人に必要なものとは?エンダ・ウォルシュさん、白井さん、それに応える田中圭さん、最高です!」(ちゃさん)
第2位『138億年未満』
<投票コメント>
「とても刺さる作品で、幼かった自分を見ている気分になって、とてもノスタルジックでした」(めーこさん)
「笑える要素と苦しさを味わせてくるセリフのギャップで心に刺さった」(りほさん)
第3位『ピローマン』
<投票コメント>
「刺激の強い内容でしたが、それだけでなく演者さんのリアルな演技が素晴らしく、劇場全体でとてつもない緊迫感を共有する、小劇場演劇ならではの醍醐味が今年一番感じられました」(しょさん)
演出部門 大賞
野田秀樹 『正三角関係』
<投票コメント>
「正三角関係のラストシーン。巨大な布がゆっくりと降りてきて舞台を覆うまでの、その時間の経過が忘れられない」(monnさん)
「養生テープの使い方に度肝を抜かれた。路面電車や録音テープの表現も面白い。また布一枚であんな恐怖を感じさせた原爆の場面は最高の演出。野田秀樹にしか出来ない。ロンドンでは終演後に「焼き場に立つ少年」の写真が飾られたそうで、原爆の悲惨さを伝えたいという強い思いとこだわりが素晴らしいと思う」(こたろうさん)
「あちこちに散りばめられた言葉遊びと小道具による独特の演出を追いかけるうちに野田脚本の世界に引き込まれていく没入感。そこから芯に据えたメッセージに気づかせるまで手ぐすねを引かれているような感覚にゾクゾクさせられる」(こまさん)
第2位 生田大和 『DEATH TAKES A HOLIDAY』
<投票コメント>
「宝塚作品の雰囲気も感じさせる豪華で綺麗な演出が素敵でした。特に死神登場シーンと最後の死神が帰っていくシーンは圧巻でした」(ayakaさん)
「グランドミュージカルの良さを活かしながら宝塚の要素もあり、どちらのファンも楽しめる作品だった」(あーちさん)
第3位 小池修一郎『モーツァルト!』『ニュージーズ』
<投票コメント>
「回数を重ねる作品の難しさを超える演出」(よっしぃさん)
「舞台の端から端まで美しい。重くなりがちな物語の中にも楽しさや笑いを折り込む演出」(YOYOさん)
脚本部門 大賞
野田秀樹 『正三角関係』
<投票コメント>
「野田秀樹氏の頭の中はどんな世界が広がっているのだろう。入口と出口が全く違ったものになっていた。たくさんのアイデアと楽しさと恐ろしさと悲しみを感じさせる。観終わった後に深い余韻と忘れずに考え続けていかなければならないものを与えてくれた戯曲だと思いました」(トットさん)
「言葉遊びの面白さが絶妙で、面白い中にもとても深い意味が込められていたり、あらゆるところにメッセージ性があり何度も観たくなるし何度観てもまた観たくなる。難しそうな題材や話だと思っても、何度も同じシーンを繰り返しながら紐解いていくので色んな気づきを得ながら物語が進んでいく、NODA・MAPの世界がほんとうにすばらしい」(えーちゃんさん)
「恋愛ものかと思わせるタイトル、途中までは父子と女性の三角関係が主題のように見せて、どんどん線が繋がっていきラストの衝撃的な展開。天才だと改めて思いました」(はるさん)
第2位 中島かずき 『バサラオ』
<投票コメント>
「生田斗真と中村倫也に当てがきした物語。今でも考察がSNS上で繰り広げられるくらい、人物の設定や描写が魅力的。自分の欲に忠実な登場人物たちは行き過ぎているように見えて実はこの世の中そのものだった気もする」(のここさん)
「ヒノモトの国、婆娑羅を舞台に裏切りの裏切り…なにが本当なのか、見る人によって見方が違ってくる登場人物。それぞれの人物の感情、思いなどが感じられる素晴らしい脚本でした」(ぽこたさん)
第3位 坂元裕二 『死の笛』
<投票コメント>
「導入、独特の言語に戸惑いましたが、最後に全てがつながった時の感動は強烈でした。人間の愚かさ、悲しさ、そして弱き者への愛情に溢れた脚本、見事でした」(ゆきこさん)
楽曲部門 大賞
「僕こそ音楽」『モーツァルト!』
<投票コメント>
「ヴォルフガングのキャラクターを感じられるのに加え、歌唱技術も求められる楽曲で聴きがいがあるから。特に最後の高音は最高です!」(こっとんさん)
「歌声を聴いた瞬間涙があふれた。希望に満ちた幸せで、でもせつないメロディと歌詞がささる」(yuukaaさん)
「主人公であるヴォルフガングの飾らない性格と、また天才と呼ばれている自分だけじゃない、「このままの僕を愛して欲しい」という切なる願いの込められた楽曲だからです。幸せそうに、時に切なく歌い上げられる名曲だと思いました」(イクミさん)
第2位 「Santa Fe」『ニュージーズ』
<投票コメント>
「ジャックの繊細さを感じながらも、夢に憧れ続けるジャックの姿が苦しくなるくらい眩しいです」(せいちゃんさん)
「切なく苦しく胸に迫ってきて気付いたら泣いていた、等身大のジャックがもがきながら生きている様をありありと感じた」(もちきちさん)
第3位「影を逃れて」『モーツァルト!』
<投票コメント>
「古川さんも京本さんも2人それぞれのアレンジ、熱量がすごくヴォルフガングの苦悩を見事に再現していると思いました。また子役のアマデの方々の熱演が光ります!!!とにかくすごい一幕ラストで、幕間は衝撃がすごくてなかなか立ち上がれませんでした」(ゆず七味さん)
美術部門 大賞
『DEATH TAKES A HOLIDAY』
<投票コメント>
「平面がちな舞台が宝塚歌劇団風に階段がたくさんあることでとても映える舞台だった」(まーちゃんのままさん)
「舞台セットが非常に細かなところまで作りこまれていました。1度だけ前方の席で観劇したのですが、前方の方しか気づかないであろう細かい模様等があったりして、正直ここまで細部にまで手間をかけていることに驚きました。1920年代のイタリアを舞台にした内容でしたので、建物も西洋風なのですが、本当に実在する建物のようで、この演目が終わったら解体されるのかと思うと悲しくなってしまうくらいに素敵でした」(絵梨さん)
「衣装がとにかく綺麗。特に、人間では無い「死神」という存在を表すための衣装は非現実感があり圧倒されました。最後に死神として元の世界に戻るシーンでのロング丈の黒い衣装は、舞台セットの世界観と完全に一致しており目を奪われました。今回はご縁があり、とても近い距離で舞台セットと衣装を拝見することが出来たため、細かい刺繍やスパンコール、宮殿の中や湖のシーンでの柱の動き等、細部にわたり楽しませて頂きました」(ayさん)
第2位 『バサラオ』
<投票コメント>
「開演前の緞帳となる幕が御簾になっている時点で、おおお!となり、開幕して最初に幕が上がるとステージ一面満開の狂い桜。からのタイトルコール。開幕からここまでの数分で完全に心が奪われました…」(こまちさん)
「作品のキーポイントでもある大きな狂い桜。また、その桜吹雪。演者が殺陣で動く度に舞い上がる花びらすら、計算された美術の一部のようで美しかった。劇場が変わり、使える舞台装置が制限されても、インパクトのある照明で新たな見せ場を構築していたのは見事だった」(ruruさん)
第3位 『モーツァルト!』
<投票コメント>
「特大のグランドピアノが、ストーリーと、登場人物全てに、そのシーンに相応しく変化していっていた。作品の世界観の象徴で大胆だなぁと感嘆します」(みかんさん)
俳優部門(男性) 大賞
小瀧望 『DEATH TAKES A HOLIDAY』
<投票コメント>
「作中1曲目を歌い出した瞬間新しいミュージカルスターの誕生を見たと確信し、一気に作品の世界観に惹き込まれたから」(灯さん)
「WESTꓸでの歌唱は甘くてロックな力強いイメージでしたが、クラシカルなテナーバリトンのお声、正確な音階、そして華のある佇まい全てが魅力的でした。宝塚作品から応援している作品でしたが、外部での再演でここまで素晴らしい俳優さんがいるなんて驚き、つい心を打たれてしまいました」(ひとみさん)
「死神が出てきた時の衝撃が忘れられないから。鑑賞日から日が経った今日もなお、私の心には死神とサーキが在ります。ミュージカル2作目という中、死神とサーキという2つの役を完璧に演じ切るだけでなく、完全に私たち観客の心に届けてくれたと思っています。彼の本職とは違う畑で、これほど多くの人々に認められ、多くの人をロスに導いた役者の小瀧望さんに対して最大の感謝を伝えたいです」(ぴょんきちさん)
第2位 京本大我 『モーツァルト!』
<投票コメント>
「初主演にして新たなヴォルフガング像を見せてくれました。20年以上上演されてきたモーツァルト!という作品がここにきて新鮮に観ることができ、また作品の理解を深めさせてくれました。ブラボーです」(ろみおさん)
「とんでもなく素晴らしかった。モーツァルト!の舞台が表現したかった感情は彼にこそ宿っていたんじゃないかと思う。純粋だけではいられなかった哀しみが京本大我のモーツァルトの血に流れていました」(みにさん)
第3位 松本潤 『正三角関係』
<投票コメント>
「唐松富太郎のまっすぐな純粋な想い、花火を作りたい想いが戦いに利用され、巻き込まれていく葛藤。罪のない信仰深い兄弟、人々が一瞬で殺された絶望、怒り、平和への強い願いを、まっすぐな演技で伝えてくれました。最後の独白に、平和への祈りを込めた気迫に、心を打たれました」(ソラさん)
俳優部門(女性) 大賞
藤森蓮華 『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』
<投票コメント>
「ニニそのものだった。憑依しているわけでもなく、本物のニニがそこにいた。気高くて嫉妬もするけど、実は仲間想いで愛の人。そんなニニに出会えたことが幸せでした」(はとサブレさん)
「人とは違う輝きがある。見ていて心奪われる歌唱力とダンスに圧倒されました」(ぷりんさん)
「有名な俳優さんたちの中にいても存在感がありました。身体の使い方、特に背中や肩が素晴らしく丁寧に繊細に身体をコントロールしながらダイナミックなダンスをする姿に釘付けになりました。他の作品の彼女も見てみたいです」(Emiさん)
第2位 上白石萌音 『千と千尋の神隠し』
<投票コメント>
「初演より更に子供らしくなっていて大人が演じているのを忘れさせてくれる」(epoさん)
「萌音さんの千尋はまごう事なき千尋そのものだった。また日本公演、長期のイギリス公演、一度も休演することもなく、イギリスで大絶賛を受けたのは素晴らしい」(ゆーさん)
第3位 星風まどか 『ニュージーズ』
<投票コメント>
「宝塚歌劇団で宙組、花組と2つの組でトップ娘役を務め上げた偉大な星風まどかさんが宝塚を退団され、ニュージーズにキャサリン役で、出演されました。圧倒的な歌唱力とヒロイン力で男性が多く出演する舞台でも負けることなく舞台を務められており、タップダンスシーンも圧巻でした。芯がありながらちゃめっ気もあるヒロインを見事に演じられていました」(ひまわりさん)
ネクスト俳優部門(男性) 大賞
岩﨑大昇 『ニュージーズ』
<投票コメント>
「心地よい声質と圧倒的な歌唱力、その役を生きてきたかのような演技、ミュージカルに適しているのでは?と思いました。まだ若く粗削りな部分はありますが将来が楽しみです」(ぽてぽて丸さん)
「新たなミュージカルスターの誕生を目の当たりにした感じがした!今後もミュージカル舞台で見たいと思わせられるスター性とオーラを感じられた」(りょうたさん)
「リーダーとして葛藤しながらニュージーズたちを率いるジャック像、ダイナミックなダンスと堂々としたパフォーマンス、伸びやかな歌声、全てが素晴らしかったです!今後MRのクリスチャン役やメリーポピンズのバート役を観てみたいです」(reiさん)
第2位 髙地優吾 『Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~』
<投票コメント>
「ともすれば下世話な印象になりがちな話を、初々しさと可愛らしさを前面に出し、コミカルでおしゃれな雰囲気の作品に仕上げていた。また滑舌よく聞き取りやすい台詞、豊かな表情で多彩な面を見せるバディを好演していた」(ようかんさん)
「一つ一つのセリフ、表情、仕草が面白くて何度も笑わせてくれた。早口でも聞き取りやすく笑いを取りこぼさないのがすごい」(みんみんさん)
第3位 濱田崇裕 『プロデューサーズ』
<投票コメント>
「初めてのミュージカルとは思えない程の、台詞回しの素晴らしさ、話すように歌うので、歌詞がとても分かりやすく感情移入しました」(かわのさん)
ネクスト俳優部門(女性) 大賞
藤森蓮華 『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』
<投票コメント>
「ムーランルージュザミュージカルのニニ役に目が釘付けでした。ご本人のストイックさと強い意志が素敵です。もっともっと活躍してほしい」(たゆさん)
「下積みが長く、バレエで培ったしなやかで繊細な動き且つ力強い踊りは唯一無二だと思います。是非もっと活躍していただきたい」(ゆいこさん)
「ダンスがバツグンに良い!沢山いるダンサーの中でも不思議と目で追ってしまう魅力がありました。これからダンスメインの作品には欠かせない方になりそうですね」(おいもさん)
第2位 王林 『プロデューサーズ』
<投票コメント>
「ミュージカル初出演とは信じられないくらいの存在感で度肝を抜かれました。舞台映えするスタイルに備わった華やかさ、抜群の歌唱力、また”次”が見たいと思わされる役者さんでした」(みどりのねこさん)
「背が高くて舞台映えする。歌が上手くてコメディも出来る。日本人には珍しいほどのブロンド美人がしっかりハマる顔立ちと体格。主演2人がメロメロになる役所でしたが説得力がありました。歌の上手さは存じ上げなかったのが恥ずかしい位お見事でした」(みっくすさん)
第3位 西野七瀬 『バサラオ』
<投票コメント>
「97公演を経ても枯れない喉、毎公演の力強い殺陣。どんどん上手くなるお芝居に未来を感じました」(いしちゃんさん)
Audience Award 2024にたくさんの投票と熱いコメントを頂き、ありがとうございました!
3回目の開催となった「Audience Award」。過去最大数の投票を頂き、一つ一つのコメントに綴られた熱い想いに感動しながら記事を制作させていただきました。「生きてて、よかった。そう思える瞬間が、演劇にはある」。このコンセプトが観客である私たち編集部だけの想いではなく、多くの人にとってそうなのだと感じると、心強くも感じます。またこの賞によって少しでも作品に携わった方に観客の想いが届けられれば、そして読者の皆さんに想いが届いているということをお伝えできれば、という思いから今回はトロフィーのご送付と共に、受賞コメントを頂くという初の試みを行いました。さまざまな事情でコメントを頂いた方は限られましたが、頂いたコメントにもまた胸が熱くなりました。Audienceはこれからも1記事1記事を丁寧に、演劇からもらった想いを大切に、そして1人の観客としての視点を忘れずに、精進して参ります。たくさんのご参加、ありがとうございました!