劇作家フェスティバル2025「げきじゃ!」は、秋の岡山に日本中から劇作家たちが集まる特別な4日間です。普段は舞台の裏側にいる劇作家たちの声を間近で聞いたり、脚本を読んで体験したり、演劇の今を感じられる貴重なチャンスとなっています。演劇ビギナーでも、ちょっと立ち寄るだけでも楽しめる、観る・聴く・参加するプログラムが満載の「げきじゃ!」。この4日間で、あなたも「演劇って楽しいぞ。」を体感してみませんか?
劇作家フェスティバル2025「げきじゃ!」って何?
2025年10月31日(金)から11月3日(月・祝)までの4日間、岡山芸術創造劇場ハレノワにて開催される「劇作家フェスティバル2025『げきじゃ!』」。1994年に始まった日本劇作家大会を前身とし、2019年の「大分大会」「上田大会」以来、6年ぶりに開催される大規模なイベントです。
フェスティバルのテーマは「新体験と創造」「次世代と創造」「活気と創造」。演劇の新しい可能性を探る試みや、医療・福祉・教育といった社会分野を演劇とつなぐプログラム、さらに次世代の才能を育むワークショップなど、多彩な取り組みが予定されています。
日本劇作家協会会長・瀬戸山美咲さんは、このフェスティバルについて次のように語ります。
「劇作家」とは、演劇やミュージカルなどの土台をつくる人です。劇作家フェスティバル2025「げきじゃ」は劇作家が案内人となって、演劇のいろいろなかたちを楽しんでもらうイベントです。第一線で活躍する俳優さんたちが参加するリーディングやミュージカル楽曲の歌唱から、戯曲を声に出して読んでみる体験型企画、子どもも楽しめる上演企画、ここでしか観られない劇作家たちが出演する文士劇まで、普段演劇を観ない方も楽しんでいただける企画が盛りだくさん。岡山ならではの企画もいろいろご用意しています。1日だけでも4日間でも。みなさまのご来場、お待ちしております。(公式サイト「ご挨拶」より)
「げきじゃ!」は、ただ観劇するだけでなく、演劇を「体験」することに重点を置いたフェスティバル。あなたもこの機会に、演劇の面白さと奥深さに触れてみませんか?
観る、聴く、参加する!約20種類の多彩なプログラム
「げきじゃ!」の大きな魅力は、その多彩なプログラムにあります。約20種類におよぶ企画は、観る・聴く・参加する、さまざまなスタイルで演劇を体験できる内容がそろっています。普段演劇に触れる機会が少ない人でも、気軽に楽しめる工夫が満載なんです!
注目企画のひとつが、開会式とセットで行われる『Musical Lyrics LIVE!〜ミュージカル歌詞、創造のワザ〜』。人気俳優の海宝直人さんや屋比久知奈さんが出演し、「どこまでも〜How Far I’ll Go〜」(『モアナと伝説の海』)や「サン・アンド・ムーン」(『ミス・サイゴン』)など名曲を披露します。
さらにトークでは、高橋知伽江さん、上田一豪さん、瀬戸山美咲さん、長田育恵さんといった第一線のクリエイターが集結し、歌詞創作の裏側を語ります。「舞台の華やかさ」と「言葉の力」を同時に味わえる特別な時間になること間違いなしですね。
『2.5次元舞台で活躍する俳優が読む名作戯曲&シンポジウム』も気になります。出演するのは、宝塚歌劇団出身の彩凪翔さんと、舞台や映像で活躍する梅津瑞樹さん。彼らが名作戯曲を朗読したあと、脚本・演出を手がける毛利亘宏さん、西森英行さんを交えたシンポジウムが行われます。2.5次元舞台の魅力と、演劇全体のこれからについて語り合う貴重な機会は、ファンのみならず初心者にとっても新しい視点を得られることでしょう。
そのほかにも、戯曲を通して日本現代演劇史をひも解くトーク、観客が参加するフォーラムシアター、子どもと一緒に楽しめる童話劇など、テーマも形式もさまざま。まさに「演劇のお祭り」と呼ぶにふさわしい内容です。観るだけでも、聴くだけでも、参加するだけでも楽しめる「げきじゃ!」で、自分にぴったりの演劇体験を見つけてみませんか?
劇作家フェスティバル2025「げきじゃ!」は、2025年10月31日(金)から11月3日(月・祝)まで、岡山芸術創造劇場ハレノワで開催予定です。チケットの購入方法や劇場へのアクセスについては、公式サイトでご確認ください。

個人的には『AIは新人戯曲賞を獲れるのか?』というイベントに興味津々です。劇作家たちがAIとどう向き合い、どんな未来をイメージしているのか、その現場をのぞけるのはワクワクしますね。演劇ビギナーの方も、普段なかなか触れられない舞台の裏側や新しい試みに触れるチャンスなので、この秋はぜひ岡山で「芸術の秋」を楽しんでみてください。