日本でも大ヒットしたインド映画『RRR』が、尾上松也さんと城田優さんのW主演でミュージカル化されることが決定。2027年3月の大阪公演を皮切りに、福岡県と東京都で上演予定です。
世界中で大人気となったインド映画『RRR』
『RRR』は、イギリス植民地時代のインドを舞台に、2人の男の運命をドラマチックに描いたインド映画です。監督のラージャマウリ氏は、2015年の映画『バーフバリ 伝説誕生』と2017年の映画『バーフバリ 王の凱旋』の2部作がインド国内だけでなく世界各国で話題を集め、数々の映画賞を受賞したことでも知られています。
2022年に『RRR』が日本で公開されると一大ブームを巻き起こし、1年以上にわたってロングラン上映されたうえに興行収入も24億円を突破。日本で公開されたインド映画のなかで第1位という歴史的快挙を成し遂げました。また、高速のシンクロダンスとともに披露される劇中楽曲「Naatu Naatu(ナートゥ・ナートゥ)」は2023年の第80回ゴールデングローブ賞で主題歌賞を、さらに第95回アカデミー賞で歌曲賞を、いずれもインド映画として初めて受賞。ストーリーはもちろん、音楽においても人々の心を強く揺さぶる本作は、まさにエンターテインメントを体現しているといえるでしょう。
宝塚歌劇団が初めてミュージカル化
日本でも多くのファンを獲得した映画『RRR』の勢いは止まらず、演劇界へと進出。2024年には、宝塚歌劇団の星組公演で谷 貴矢(たに たかや)さんの脚本・演出によりミュージカル『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』が上演されました。宝塚歌劇版では主人公の1人であるビームの視点でストーリーを再構築し、友情や信念、愛をテーマとした壮大な人間ドラマを立ち上げて好評を博しました。それから2年を経て、2026年8月に再び星組が『RRR』のミュージカル化に挑戦。今度は『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Rama~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートラーマ~)』として、もう1人の主人公・ラーマの立場から物語を紡ぎます。
『RRR』の衝撃と熱狂が演劇界に帰ってくる!
そして来たる2027年3月、宝塚歌劇団に続く新しい『RRR』としてミュージカル『RRR』Based on SS Rajamouli’s ‘RRR’.の上演が決定。歌舞伎俳優の尾上松也さんと俳優の城田優さんがW主演を務めることが発表されています。
<あらすじ>
物語は、イギリス植民地時代のインド。圧政を敷く英国人総督により連れ去られた同族の少女を救うため、ゴーンド族の守護者ビーム(尾上松也)は正体を隠しデリーへ潜入する。そこで強く内なる大義に燃える男ラーマ(城田優)と出会い、互いに素性を隠したまま友情が芽生える。しかしラーマの正体は、ビームを追う警察官だった。宿命に導かれた二人が選ぶのは友情か使命か、それとも愛か。

ビームと友情を結ぶラーマ役は、映像作品に舞台、音楽と多岐にわたって活躍の場を広げる城田優さん。舞台では数々の作品に主演するほか、演出やプロデュースにも携わっています。また、2023年のミュージカル『キンキーブーツ』のローラ役や2025年のミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』のクロロック伯爵役など、作品を象徴する役においても高い歌唱力と表現力で存在感を示してきました。直近では2026年1月に開幕した『PRETTY WOMAN The Musical』ではエドワード役で出演するとともに、日本版初演にあたっての日本版上演台本・訳詞を担当しています。
ビーム役の尾上松也さんは幼い頃から歌舞伎の舞台に立ち、堅実に経験を積み重ねてきました。近年は立役、つまり男役として注目され、大役に就く機会も増えています。一方で舞台や映画、ドラマなど、歌舞伎界を飛び出した先でも大いに躍進。2026年1月に大千秋楽を迎えたミュージカル『エリザベート』のツアー公演ではWキャストでルイジ・ルキーニを演じ、全編にわたり狂言回しとして観客を物語に引き込む難しい役割を見事に務め切りました。
なんと本作では、主演の城田さんと尾上さんが演出を手掛けるところも注目ポイント。
その2人と総力を結集して演出にあたるのが、宝塚歌劇版を生み出した演出家の谷 貴矢さんです。谷さんは2016年の花組公演『アイラブアインシュタイン』で劇団付き演出家としてのキャリアをスタートさせ、2021年の花組公演『元禄バロックロック』にて宝塚大劇場公演でのデビューを果たしました。史実とフィクションを巧みに織り交ぜ、新たなドラマを創り上げる手腕は宝塚歌劇版『RRR』でも発揮されています。
フィールドの異なる3人がそれぞれ培ってきた実力を融合させることで、どのような化学反応が起こるのか。原作映画へのリスペクトのもと、圧倒的なスケールで熱量ほとばしる舞台になるのではないかと今からワクワクが止まりません。
ミュージカル『RRR』Based on SS Rajamouli’s ‘RRR’.は2027年3月から4月にかけて大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演され、同じく4月に福岡・博多座、続く5月には東京・日生劇場での公演を予定しています。公演HPはこちら。
宝塚歌劇版のミュージカルを観た際、勢いよく展開するストーリーにハラハラドキドキしながらもビームとラーマの友情に感動した筆者。来年には豪華すぎる主演と演出スタッフによるミュージカル『RRR』が上演されるかと思うと、続報が楽しみです!



















