上橋菜穂子さんのベストセラー小説を原作に、用心棒のバルサと精霊の卵を宿した皇子チャグムの国を守る戦いを描いた日生劇場開場60周年記念 音楽劇『精霊の守り人』。7月29日の開幕を前に、バルサ役を演じる梅田彩佳さんのオフィシャルインタビューが到着しました。(明日海りおさんインタビュー記事はこちら

ミュージカルは「なんとも言えない幸福感を得られる」

AKB48として活躍後、ミュージカル『Endless SHOCK』『スワンキング』『りんご』『ピエタ』などへの出演が続く梅田彩佳さん。自身も幼少期に見たコンサートや舞台作品で、「まるで別世界に行けたような感じ」を体験したことからアイドルを志したと言います。

ミュージカルについても想いが熱く、「ミュージカルを観た時、自分がしたいことを表現している世界があるって感じて。人間が本来持つ感情の素晴らしさを伝えてくれる…観終わった後に、なんとも言えない幸福感を得られるところがミュージカルの素晴らしさだと思っています」と語りました。

『精霊の守り人』でバルサという強い女性を演じるにあたっては、「強い女性の役が初めてで、それでいて、愛が中心にあるバルサをどうやって演じていくか、アプローチを考えています。今も勉強しております。演出の一色さんから、“梅田版バルサ”でいいと言っていただいて。バルサに寄せるということではなく、私自身が本来持っているものをバルサに近づけられたら、と考えています。私は、バルサほど壮絶な人生を経験していない。でも、バルサのように傷ついた人こそやさしさを持っているはずだと思うので、私自身としては、今まで挫折したことや苦しかったことを寄せ集めて、その部分を強く表せられたらと思います」と語り、梅田さんの新境地が見られる作品となりそうです。

また本作は日生劇場ファミリーフェスティヴァル公演と特別公演の2種類があり、ファミリーフェスティヴァル公演では上演時間も約2時間(休憩含む)と親子で見やすい上演形態。梅田さんは「実際にキャストやスタッフの中でも、子どものときに日生劇場で初めてミュージカルを観た、という方も多いんです。自分自身も子どものときに出会った“一つの夢”。そんな夢を作るチャンスを、私ももらえたと思うと、本当に精一杯演じなくてはと身が引き締まる思いです。そして、何より素直に楽しみたいと思います!お客様にも純粋にお話を楽しんでもらえたら嬉しいと思っております!」とコメントしました。

日生劇場開場60周年記念 音楽劇『精霊の守り人』は7月29日(土)から8月6日(日)まで日生劇場にて上演。8月13日(日)に大阪・枚方公演、9月3日(日)に新潟公演、9月9日(土)に千葉・東総公演、10月1日(日)に山口・岩国公演が実施されます。公演の詳細は公式HPをご確認ください。

チケットぴあ
Yurika

演出家の一色隆司さんと共に作り上げる“梅田版バルサ”に注目です!