夢を追う男女の恋愛模様を描き、世界中で大ヒットしたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。その全編をオーケストラの生演奏による音楽と一緒に楽しめる、夢のようなコンサートが再び日本へ。『ラ・ラ・ランド シネマ・コンサート2024』は、2月8日から13日にかけて名古屋・東京・大阪・福岡の各都市で開催されます。

オーケストラが映画音楽を生で演奏!「シネマ・コンサート」とは

映画を見ていてストーリーや映像に感動するのはもちろん、音楽に聴き入った経験はありませんか?劇中で流れる歌やBGMは、時に台詞よりも雄弁に登場人物の心情を語り、記憶に残る名シーンを生み出します。

もし、映画の音楽が目の前で演奏されたら、もっとストーリーに入り込めそう。そんな夢を叶えてくれるのが、「シネマ・コンサート」です。

シネマ・コンサートでは役者の台詞や音声、効果音はそのままに、映画の音楽パートをオーケストラが生演奏。ダイジェスト版とは異なり、映画全編を鑑賞できる贅沢なコンサートとなっています。大スクリーンの迫力ある映像と、オーケストラの壮大な音楽が五感を刺激し、かつてない鑑賞体験ができるでしょう。

これまでにも、『タイタニック』や『ハリー・ポッター』シリーズといった人気作品でシネマ・コンサートが開かれています。

物語と音楽に心揺さぶられる、映画『ラ・ラ・ランド』

映画『ラ・ラ・ランド』は2017年に公開され、アカデミー賞をはじめとして数多くの賞を受賞。日本を含め、世界中で話題を呼んだ作品です。

ロサンゼルスの街を舞台に、女優を目指すミアと売れないジャズピアニストのセブが出会い、恋に落ちます。お互いの夢を応援し合う2人でしたが、セブが夢のためにした決断によって、少しずつすれ違っていくことに。

恋人との関係か、自分の夢か。ミアとセブが選んだ未来、その答えに共感する方もいれば、ほろ苦さを感じる方もいるのではないでしょうか。ラブストーリーともサクセスストーリーともひと味違う、切なくて愛おしいラストがいつまでも心に残ります。

もちろん『ラ・ラ・ランド』といえば、音楽も大きな魅力です。明るい曲調で観客を物語に引き込む「Another Day of Sun」や、ミアとセブのデュエットでも歌われる「City of Stars」など、一度聴いたら忘れられないほど印象深い曲ばかり。だからこそ、映画『ラ・ラ・ランド』はシネマ・コンサートにぴったりなんです。

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『ラ・ラ・ランド』のシネマ・コンサートが再び日本に!

『ラ・ラ・ランド』のシネマ・コンサートは、2017年、18年、21年と過去3回にわたって日本で開催されました。そして2024年2月に、4回目のコンサートが開かれます。各会場のスクリーンで映画全編を上演するとともに、『ラ・ラ・ランド』の名曲がオーケストラ・ジャズバンドによって生演奏されます。

また、今回の公演では『ラ・ラ・ランド』の作曲を担当したジャスティン・ハーウィッツ氏が来日。作曲家本人による指揮のもと、東京フィルハーモニー交響楽団にジャズ・アンサンブルを加えたオーケストラの演奏を聴けるなんて、めったにない機会です。ぜひ会場で、驚きと感動のひと時を過ごしてみてくださいね。

『ラ・ラ・ランド シネマ・コンサート2024』は、2月8日から13日の間、名古屋・東京・大阪・福岡の会場で公演を行います。上演時間やチケット料金など、公演に関する詳細は公式HPをご確認ください。

もこ

『ラ・ラ・ランド』は筆者も大好きな映画のひとつ。冒頭、「Another Day of Sun」のパフォーマンスに興奮した感覚は、今も忘れられません。名曲の数々をオーケストラの生演奏で聴けるコンサート、想像するだけでワクワクします!