青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』が7月24日より東京国際フォーラムホールCにて開幕します。日本初演から世代を超えて多くの方々を魅了してきたファンタジーミュージカル。家族で夏休みの思い出に、そして子供の観劇デビュー作品としてもおすすめです!

初演から44年!夏の風物詩とも言える歴史的ファンタジーミュージカル

ホリプロが制作を手がけ、初演の1981年から今年で44年目となるブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』。今作の上演時期になると、風物詩のように夏の訪れを感じます。いつまでも子供でいたいピーター・パン、妖精のティンカー・ベル、片腕を失くした海賊のフック船長、チクタク音を鳴らして近付く時計ワニ。物語を深く知らなくても、この登場人物たちの存在は誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。

歴代のピーター・パン役のキャストには初代の榊原郁恵さんを始め、笹本玲奈さん、高畑充希さん、唯月ふうかさん、吉柳咲良さんなどミュージカル界で活躍する俳優が名を連ねています。また日本で初めてフライングを取り入れたミュージカルとしても話題になりました。

失くした自分の影を探すため、妖精のティンカー・ベルと共に子供たちが寝静まったダーリング家に忍び込んだピーター・パン。発見した影が体につかずに困っていたところ、長女のウェンディがピーター・パンの影を足に縫い付けることを提案し、無事に影を取り戻します。

ピーター・パンから、いつまでも子供のままでいられるネバーランドの話を聞いたウェンディは、ティンカー・ベルの魔法の粉を振りかけてもらい弟のジョンとマイケルも連れて4人でネバーランドへ出発。楽しさとスリルの溢れる冒険が始まります。

2023年からの続投キャスト!ピーター・パン役の山﨑玲奈×フック船長役の小野田龍之介

ピーター・パンを演じるのは2023年に引き続き山﨑玲奈さん。山﨑さんの歌声はのびやかで安定感があり、聴いていてとても心地良い気分になります。何も知らずに突然歌声を聴くと予想以上の歌唱力に驚きますが、2019年にミュージカル『アニー』で主役のアニーを演じていたと聞くと納得です。

同じく2023年からの続投キャストとしてフック船長を演じるのは、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『メリー・ポピンズ』『マリー・アントワネット』などに出演した小野田龍之介さん。

ウェンディ役には、子役時代からドラマや映画で活躍、2019年に『奇跡の人』で舞台デビューした鈴木梨央さん。ダーリング夫人役を2年ぶりに演じるのは元宝塚歌劇団雪組男役トップスターで、退団後もミュージカルやストレートプレイなど多くの作品に出演する壮一帆さん。タイガー・リリー役には、ダンサーでミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』にも出演した住玲衣奈さん。

山﨑さんと小野田さんは2年連続の共演ということもあり、昨年以上に息の合ったお芝居が期待できるのではないでしょうか。

演出は2023年に続き長谷川寧!パルクールを取り入れ話題に

2024年のミュージカル『ピーター・パン』の演出を手がけるのは、2023年に引き続き長谷川寧さん。長谷川さんは2003年に劇団ユニット「富士山アネット」を立ち上げ、作家・演出家・振付師でありながらパフォーマーとしても活動しています。

ミュージカル作品の演出は中国で上演された『白夜行』『人間失格』に引き続き、日本での2023年上演の『ピーター・パン』が3作目。パルクールコーディネーターのHAYATEさんを指導者としてパルクールを取り入れた新演出は、観客からの評価も高く注目を集めました。2024年2月から上演された『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラック』の演出も長谷川さんが手がけており、今年の『ピーター・パン』にも期待が高まります。

ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』は2024年7月24日から8月2日まで東京国際フォーラムホールCにて上演。その後、8月11日~12日まで愛知・御園座、8月17日~18日まで広島・広島文化学園HBGホール、8月24日~25日まで富山・新川文化ホール、8月31日に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演されます。公演の詳細については公式サイトをご確認ください。

かずちぃ

東京公演では、ネバーランドの住人たちが近くにやって来る妖精の粉付きのネバーランドシートや、フック船長率いるパイレーツの仲間になってパイレーツを応援するパイレーツシートのチケットが販売されています。またスペシャルカーテンコールとして、キャストと雄叫びダンスを楽しめる公演も。大人の方も日常を忘れて、ピーター・パンたちと夢のひとときを過ごしてみませんか?