ブロードウェイの歴史を変えた『RENT』を生み出しながら、開幕日寸前に急逝した伝説的ミュージカル作家、ジョナサン・ラーソン。彼の下積み時代の経験を元に創られ、2021年には映画化もされたミュージカル『tick, tick…BOOM!』が、シアタークリエにて初上演されます。

『RENT』ジョナサン・ラーソンの自伝ミュージカル

2001年にオフ・ブロードウェイにて上演されたことを皮切りに、日本をはじめ、イギリス、カナダなど各国にて上演、2021年には映画化もされアカデミー賞2部門でノミネートされた話題作『tick, tick…BOOM!』。映画ではリン=マニュエル・ミランダさんが監督を務め、Netflixで配信が行われています。

誰もが知る名作『RENT』を生み出しながら、開幕日寸前に急逝した伝説的ミュージカル作家ジョナサン・ラーソンの下積み時代の経験をベースに、ジョナサン自身の葛藤と成長を素晴らしい楽曲の数々で綴った作品です。

シアタークリエにて初上演される本作では、『RENT』でエンジェル役を務め、日本版リステージを手がけたアンディ・セニョール Jr.さんが演出を務めます。翻訳・訳詞は高橋亜子さんです。

ジョナサン・ラーソン役を務めるのは『SHE LOVES ME』『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』『BE MORE CHILL』などで主演を務めている薮宏太さん。ジョナサンの恋人スーザン役は梅田彩佳さん、親友のマイケル役は草間リチャード敬太さん(Aぇ! group)です。

<ストーリー>
1990 年のニューヨーク。
ミュージカル作家として成功を夢見るジョナサン(薮 宏太)はダイナーで働きながら創作活動に励む。創作への熱い情熱はあるものの、うまくいかず、アルバイトで生計を立てる日々。有名ミュージカル作家が軒並み30歳を前に成功していることに焦り、自身の30歳の誕生日までのカウントダウンとともに、将来への不安がだんだんと大きくなっていく。
ダンサーを目指していた恋人のスーザン (梅田彩佳)は、別の仕事に就くことを考え、ジョナサンにも一緒にニューヨークを離れることを提案する。俳優を目指していた親友のマイケル(草間リチャード敬太)も、早々にその夢に見切りをつけビジネスマンに。成功した彼はジョナサンに就職をすすめてくる。
30歳まであと一週間。チック、チック…まるで時限爆弾のように、頭の中に時を刻む音が響き渡る。このまま、夢を追うことを諦めるべきなのか。ジョナサンは葛藤しつつも、業界人を招いた試演会に望みをかけ、ミュージカルの創作を続ける。

ミュージカル『tick, tick…BOOM!』は2024年10月6日(日)から10月31日(木)まで東京・シアタークリエにて上演。11月3日(日)から11月4日(月・祝)まで愛知・東海市芸術劇場、11月7日(木)から11月11日(月)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにて上演が行われます。公式HPはこちら