チェーホフ戯曲を、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さんが演出するシリーズ【KERA meets CHEKHOV】。シリーズ最後の作品となる『桜の園』に、天海祐希さん、井上芳雄さん、大原櫻子さん、荒川良々さんらが出演します。
シス・カンパニー×KERA×チェーホフ四大戯曲上演シリーズ最終章
アントン・チェーホフの戯曲を、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さんが上演台本と演出を手がけるシス・カンパニー×KERA×チェーホフ四大戯曲上演シリーズ【KERA meets CHEKHOV】。生田斗真さん・蒼井優さん・野村萬斎さん・大竹しのぶさんらが出演したVol.1の『かもめ』が2013年に上演されて以降、『三人姉妹』『ワーニャ伯父さん』と上演を重ねてきました。
そしてシリーズ集大成公演となる『桜の園』は、世界中で何度も上演が行われてきた名作であり、チェーホフの生涯最後の戯曲でもあります。
本作に出演するのは、天海祐希さん、井上芳雄さん、大原櫻子さん、荒川良々さん、池谷のぶえさん、峯村リエさん、藤田秀世さん、山中崇さん、鈴木浩介さん、緒川たまきさん、山崎一さん、浅野和之さん。多彩な豪華キャストが集結し、KERAさん独自の視点から観たチェーホフ作品を描き出します。
<STORY>
19世紀末のロシア。桜の木々に囲まれた、もはや没落している貴族の屋敷に、長く外国に滞在していた女主人ラネーフスカヤ夫人(天海祐希)が、迎えに行った娘のアーニャ(大原櫻子)と家庭教師シャルロッタ(緒川たまき)と共に数年ぶりに戻ってきた。兄のガーエフ(山崎一)、留守中の屋敷を切り盛りしていた養女のワーリャ(峯村リエ)や老僕フィールス(浅野和之)は再会を喜ぶが、実は屋敷の財政は火の車・・・。この家の元農奴の息子で、今は商人として頭角を現しているロパーヒン(荒川良々)は、かつての主家を救おうと救済策を提案するが、ラネーフスカヤ夫人やガーエフは現実に向き合えず、浪費を繰り返す。そんなことを知ってか知らずか、隣の地主ピーシチク(藤田秀世)は借金を申し込む。
屋敷の事務員エピホードフ(山中崇)は、小間使いのドゥニャーシャ(池谷のぶえ)に求婚しているが、当人は外国帰りの夫人の従僕ヤーシャ(鈴木浩介)に夢中だ。そして、夫人の亡き息子の家庭教師だった大学生トロフィーモフ(井上芳雄)は、来るべき時代の理想像を、アーニャに熱く語っている。
様々な人間ドラマが繰り広げられる中、ついに抵当に入れられていた領地が、競売にかけられる日がやってきた。
果たして、「桜の園」と呼ばれる屋敷の運命は…?
シス・カンパニー公演『桜の園』は2024年12月8日(日)から 27日(金)まで世田谷パブリックシアターにて上演。その後、2025年1月6日(月)から13日(月・までSky シアターMBS、1月18日(土)から26日(日)までキャナルシティ劇場にて上演されます。公式HPはこちら