情報解禁されてすぐ「プーさんが舞台に！？」「しかも赤井さん！？」と話題になった本作。丸尾丸一郎さん渾身の“親子で楽しめる”新作、まもなく開幕です！

今日もクマのプーがハチミツを舐めながら僕を待っている。タブレットの向こうで。

皆さんはプーさんをご存じでしょうか。そう、世界的に有名なあの可愛らしいクマです。今回ご紹介するのは、なんとそのA・A・ミルンの名作児童文学『Winnie the Pooh』を題材に作られた不思議な作品。内容が気になるところですが、あらすじを見ても謎は深まるばかりです。

＜あらすじ＞
東京都世⽥⾕区給⽥。
世⽥⾕区と調布市の境にあり、京王線「千歳烏⼭駅」と「仙川駅」の間にある「何もない」平野である。
バス通りの脇に広がる住宅街に、⼩さな家「栗栖家」は建つ。
僕、魯瓶（ろびん）と弟、⽇暮（ひぐれ）、⽗の伊予（いよ）と⺟の実瑠（みるん）の４⼈暮らし。
⽗は朝から晩まで働きノイローゼ、⺟はワンオペで⼩学１年⽣の僕と保育園に通う⽇暮を育てている。
学校の先⽣が⾔うには、僕は「もうそうへき」があり、「グレー」らしい。
１番の友達は、家族で北海道へ旅⾏した時に買ってもらった⽊彫りの熊（鮭を咥えてる！）。
タブレットの向こうには、YouTubeなんかよりも⾯⽩い「宮殿の森」が広がっていて、今⽇もクマのプーがハチミツを舐めながら僕を待っている。

タブレット、YouTubeなど“現代”を感じる世界観の中に、原作に登場するクリストファー・ロビンやコブタのピグレット、ロバのイーヨー、作者のミルンを連想させる名前のキャラクターたちが並んでいます。作品の舞台が東京都世田谷区というところも、プーさんの世界にはミスマッチでついついにやけてしまいますね。

しかし、ストーリー自体は単純に面白いだけのものではない様子。あらすじの最後は
僕たちに⼤切なことを教えてくれる「クマのプー」と、僕たちが育ててしまった「アクマのゾゾ」の物語。
と締めくくられています。

親子で楽しめる作品とのことで、お子さんの観劇デビューにもぴったりかも？

幕が上がるまで詳細が分からずドキドキですが、脚本と演出をつとめるのは劇団鹿殺しの代表・丸尾丸一郎さん。最近では脚本を担当した映画『Gメン』が第36回日刊スポーツ映画大賞「ファンが選ぶ最高作品賞」を受賞するなど、大活躍の実力派です。これは面白くならないわけがない！

多彩なキャスト・スタッフで創り上げる新シリーズ「OFFICE SHIKA CHILDHOOD」

本作、オフィス鹿の新企画「OFFICE SHIKA CHILDHOOD」というシリーズを背負って上演されます。丸尾丸一郎さんを筆頭に、キャストもスタッフもスペシャルな方が大集結。

主人公・魯瓶（ろびん） を演じるのは、近年ミュージカル『刀剣乱舞』で役者デビューを果たした長田光平さん。以降 『ブルーロック 2nd STAGE』、悪童会議 ミュージカル『夜曲』など、話題作に続々と出演しています。

そして気になるのは作品の「象徴」、クマのプー役。第35回キネマ旬報賞・新人男優賞、第18回日本アカデミー賞・優秀主演男優賞、第31回ゴールデン・アロー賞・演劇新人賞など数々の受賞歴をもつ名優・赤井英和さんが演じます。発表時は世間をざわつかせましたね。

さらに、舞台『桜文』・テレビドラマ『3年C組は不倫してます。』など様々なジャンルでマルチに活躍しているゆうたろうさんも出演。

ナイロン100℃の看板役者で、連続テレビ小説『ブギウギ』など映像でも活躍中のみのすけさんに加え、昨年末のオーディションで新たな出演者も決定しました。

2.5次元舞台や、ミュージカル『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など様々な舞台作品で活躍する辻 凌志朗さん。

AKB48メンバーとして活躍し、卒業後は舞台・映像に加え、『ハピネスチャージプリキュア!』オープニングテーマを担当するなど活動の幅を広げる仲谷明香さん。

NMB48メンバーとして活躍し、卒業後は30-DELUX、劇団そとばこまち、ミュージカル『悪ノ娘』など舞台作品を中心に活動する加藤夕夏さん。

ミュージカル『テニスの王子様』などで人気急上昇中の梶山武雅さん。

そして、劇団鹿殺しの中心メンバーとして作品を支える橘輝さん・川平花さん。

精鋭メンバーが集まり作品を彩ります。

更にスタッフ陣にも大注目。音楽を手掛けるのは、舞台『刀剣乱舞』などの舞台作品にとどまらず、ミュージカル・映像とマルチに活躍する伊真吾さん。

振付は、NHK Eテレ『いないいないばあっ！』をはじめ、CM・アーティスト楽曲などでも有名なラッキィ池田さんがつとめます。

子供も大人も楽しめること間違いなしです！

『クマのプーとアクマのゾゾ』は東京の座・高円寺1にて、2025年4月10日（木）〜20日（日）まで上演予定です。詳しくは公式サイトをご確認ください！席種はU-25や高校生以下、親子ペアチケット、シニアチケットなど幅広く設けられています。ぜひチェックしてみてくださいね。