2026年1月8日(木)から開幕したミュージカル『白爪草』。世界初の“全キャストVTuber”が全ての役を演じ、話題を呼んだサスペンス映画を原作に、シンガーソングライター・ヒグチアイさんが音楽、元吉庸泰さんが演出を手がけます。出演は屋比久知奈さん、唯月ふうかさん。開幕を前にゲネプロが行われ、開幕コメントも到着しました。

「その人生をちょうだい。私のものよ」

座席数200席、4面を客席に囲まれた密度の高い舞台空間が広がるSUPERNOVA KAWASAKI。舞台中央だけでなく、客席の先にある空間にもお花屋のバックヤードのセットが広がり、開幕前から書類をチェックしたりお花をまとめたりと仕事に勤しむ蒼(屋比久知奈さん)の姿が。

世界で400店舗を展開するパリのお花屋さんをテーマとしたフラワーショップ「MONCEAU FLEURS」とのコラボレーションで、リアリティある舞台美術が劇場中に広がります。

花屋で働く蒼のもとにやってきたのは、6年前に母親を殺した罪で服役していた双子の姉・紅(唯月ふうかさん)。蒼は紅の出所後、会うべきか悩みながら過ごしていましたが、カウンセラーの桔梗先生(声:安蘭けいさん)の後押しもあり久々の再会を果たします。

どこか紅に対して怯えた表情を見せる蒼と、一見和やかに会話しながらも時折ヒリついた様子を見せる紅。2人の思惑が絡み合い、事態は思わぬ方向に向かっていきます。

印象的なのは、蒼と紅が常に対照的であること。人の善意に救われて生きてきた蒼と、殺人の罪で服役したことで人の悪意、差別に苦しんできた紅。それぞれの視点からこれまでの人生が圧巻の表現力で語られ、どちらの視点にも共感し、惹きつけられていきます。

花をモチーフにした楽曲の数々も本作ならでは。次々と屋比久さん、唯月さんの歌声を堪能できる楽曲が歌われます。リアルタイムでのカメラ映像を活かした演出も。

物語の展開は想像を超えたどんでん返しが続き、まさに息もつかせぬサスペンス。背筋がゾッとしながらも、結末を知るともう一度観て確かめたくなる作品です。

白椿蒼(あお)役の屋比久知奈さんは
「劇場入りして、セット、照明、音響、映像、衣裳、ヘアメイク、、、と作品を作るピースたちが一気に埋まっていくのを体感して、これまで感じていた以上のわくわくとどきどきを感じています。ふうかとの繊細な 2 人ミュージカルですが、観に来てくださるお客さまとの濃密な時間にもなりそうです。心理サスペンスと謳われてはおりますが、ぜひぜひ気軽に、新感覚ミュージカルを体験しに来ていただけたら嬉しいです!!お待ちしております!」とコメント。

白椿紅(べに)役の唯月ふうかさんは
「カンパニーの皆さんと試行錯誤しながら、毎日魂込めてここまで頑張ってきました!!ついに、ついに開幕します。新感覚のミュージカル、お客様がどんな感情になって頂けるのか、どんな風に届くのか、とても気になりますし正直怖さもあります。自分を信じて、未知の世界へ思いっきり飛び込みますので、どうかこの想いを受け取っていただけたら嬉しいです!大きな愛で包んでくれる屋比久知奈ちゃんとの時間を楽しみながら、エネルギー全開で頑張ります!!」

演出の元吉庸泰さんは
「花を贈るという起源は古代の儀式からだそうです。日本の演劇の起源も、神様に捧げることからスタートしたと言われています。素晴らしい原作から生まれた、新作のミュージカル『白爪草』。日本語でのミュージカルをお客様に贈ることができること、心から嬉しく思います。素晴らしい二人の俳優と、音楽家たちの創造が、生き生きと物語を物語ることを是非是非楽しんでくださればと思います。一生懸命に生きる双子の、選択の物語です」とコメントしました。

撮影:板場 俊、提供:ホリプロ

ミュージカル『白爪草』は2026年1月8日(木)から1月22日(木)までSUPERNOVA KAWASAKIにて上演。公式HPはこちら

Yurika

こういう展開かな?と想像した先からさらに裏切りがあり、ゾクっとさせられました。そしてここまでの近距離でお二人の歌声を堪能できるのは、かなり贅沢な時間ではないでしょうか。セットの隅々にも隠された意味があるので、ぜひ開演前余裕を持って会場に入り、じっくりと舞台美術を堪能してください!