2月9日(月)から日生劇場で開幕の歴史ロマン大作ミュージカル『レイディ・ベス』。ミヒャエル・クンツェさん&シルヴェスター・リーヴァイさんのゴールデンコンビと、演出・小池修一郎さんがタッグを組み、エリザベス1世の半生を大胆な解釈で描き出します。開幕を前に初日前日囲み取材が行われました。

手染めの新衣裳で登場!

初日前日囲み取材には、レイディ・ベス役の奥田いろはさん(乃木坂46)、小南満佑子さん、ロビン・ブレイク役の有澤樟太郎さん、手島章斗さん、メアリー・チューダー役の丸山礼さん、有沙瞳さんが登壇しました。

「数日前から舞台稽古で日生劇場に来たんですけれども、お衣裳だったり、セットだったり、照明だったり、オーケストラだったり、全てが豪華で、客席で観ていてもずっと楽しくて。お稽古期間はずっと頑張ってきたので、もうあとは自分を信じてベスとして生きるぞっていう気持ちです」とフレッシュに意気込みを語った奥田さん。

小南さんは「ついにお客様をお迎えする準備が整い始めているという状態なので、カンパニーの皆さんと共に一丸となって2026年の『レイディ・ベス』をお届けできるのが楽しみですし、完成度にさらに磨きをかけていきたいなと思っております」と語ります。

有澤樟太郎さんは「気合十分といったところでしょうか!前回、前々回の公演が本当に素晴らしい作品でしたので、待ち望んでいる方がたくさんいらっしゃるということで、何としてもお客様の期待を超えなければいけない、真摯に作品を届けないといけないという思いで稽古を頑張って来ました。前任のキャストの素晴らしい方々を越えるというのは烏滸がましいんですけれど、“これが俺たちのレイディ・ベス 2026だ” というような2026年ならではの色が出来上がったと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください」と力強い意気込みを。

手島章斗さんは「小屋入りしてから、劇場の雰囲気や衣裳を着て、みんなで場当たり、稽古をしている中で気づくこともたくさんありますし、まだまだ本番に向けてできること、細かいことがあるなというのは感じています。ただやっぱり本番が楽しみで、ワクワクしている気持ちが一番なので、ロビンとして、自由気ままに楽しみたいと思います」と本番への期待を語ります。

丸山礼さんは「初めてのミュージカルで、色々なものが新鮮に見えて、こんな自分もいるんだって気付けたり。『レディ・ベス』のDVDをたくさん見てきた自分が『レイディ・ベス』の世界にいるというのが本当に信じられないです。(演出の)小池さんから緻密にご指導いただいたり、先輩方から本当に細かい動作や、こう言ったら良いんだよというのをたくさん教わったりしながら、挑んでまいりました。そして日生劇場なんて、自分がミュージカルを観てきた舞台なのに、ここに立てるなんて本当に日々高揚しています。とにかくお客様にも楽しんでいただけるように、自分の緊張は置いておいて、楽しむぞと、心からそういう気持ちで挑みたいと思っています」と高揚感たっぷりにコメントを。

有沙瞳さんは「お稽古場から今日まであっという間で。長かったようにも感じるんですけれども、1日1日をみんなが一生懸命、良いものにしたいという気持ちで取り組んできたからこそ、濃い毎日を過ごさせてもらったなと思っています。劇場に入ってからも、裏方の皆さんが本当にたくさん愛を持って作品作りに携わってくださっているのをすごく感じるので、そしてこの6人以外のキャストの皆さんにもすごく助けていただいて、無事初日を迎えられると思うので、一丸となって、そして最後の最後の千穐楽までお客様に素敵な舞台をお届けできるように頑張りたいなと思っております」と意気込みます。

2014年に帝国劇場で世界初演を迎え、2017年に再演、2022年にスイスでの上演が行われ、8年ぶりの上演となる本作。タイトルの変更や、ベスの生き方を強く押し出した見せ方への変更などは製作発表会見でも明かされていました。

奥田さんは「脚本や歌詞もガラッと変わっていて、皆さんが観ていただくのに感情移入しやすくなったというか。歴史物なので、難しいんじゃないかとか、お勉強して行った方が良い?と聞かれることもあったんですけれども、良い意味でラフに観ていただけるのかなと思っています。見どころを考えていたんですけれど、全部見どころだなと思って、本当に登場からラストまで目が離せないので、“全部を目に焼き付けていってください”って思っています」とアピール。

小南さんは「今日、(会見で)着させていただいているベスのお衣裳は、今回新たに作られたお衣裳です。実は総シルクを手染めでスタッフの皆さんが染めてくださったんです。登壇している我々の衣裳もそうですけども、アンサンブルの皆さんも本当に衣裳デザイナーの生澤美子さんが細部にわたってすごく繊細に、そして豪華な素敵なお衣裳をたくさん作ってくださっています。我々にとっても時代物だったりとかすると、ドレスやカツラの力ってすごく大きくて、役に息吹を乗せるという上ではものすごく大切なピースです。
音楽も海外チームの皆さんが来日してくださって、オーケストラから歌のことまで本当に細部にわたって、ここはもっとこうした方がいいんじゃないかと。(小池)先生も脚本をもっとこうした方がいいんじゃないかって毎秒、みんながより良い作品作りにするためにという思いで、私達俳優もそうですけれど、スタッフの皆さんが魂を込めて作ってくださっているので、我々タイトルロールを務めさせていただきますけれども、それぞれのお役も本当にきらびやかな熱のこもった人生を生きているので、ぜひそんな細部にわたってお楽しみいただけたら幸いです」と見どころを熱く語ります。

本作が初ミュージカルとなる丸山さんは「ドラマや映画よりも長い時間を皆さんとご一緒して、同じシーンを何回も何回も繰り返して作品を作っていくという、演劇の魂の入り方、精神力を鍛えられる感じがゾクゾクします。メアリーを演じられていた吉沢梨絵さんがもう特別顧問!ずっと横で見ていてくださって、“このシーンはこうかもしれないね”、“メアリーだったらこう手を払うんじゃない?”、“こういう風に強く歌ってごらん”って言ってくださって。ダブルキャストの有沙さんは宝塚でずっとご活躍なさっていたので、“ここはこう動いたらええんやで”って、チャーミングなのは関西弁のところなんです!(笑)皆さんがすごく親身になって教えていただいて、本当にありがたい時間でした。同世代の方も多くて、自分の普段の活動、バラエティーやモノマネから一歩踏み出してみると、こんなに素晴らしい同世代の方達がいるんだと思うと出会えて良かったと思いますし、自分も負けないで頑張ろうという気持ちになっています」と稽古期間を振り返りました。

撮影:蓮見徹

ミュージカル『レイディ・ベス』。2026年2月9日(月)から3月27日(金)まで日生劇場、4月4日(土)から13日(月)まで博多座、5月3日(日)から10日(日)まで御園座で上演されます。公式HPはこちら

Yurika

レイディ・ベスが女王・エリザベス1世になるまでを描いた物語。1人の女性として迷い自由を求めながらも、運命を受け入れていく姿が印象的です。