土田世紀さんによる伝説的漫画『俺節』が、初演から9年ぶりに甦ることになりました!脚本・演出の福原充則さんが再び舵を取り、演歌歌手を目指す青年の泥臭くも純粋な奮闘を、熱量と躍動感たっぷりに描き出します。
演歌を通じて人間の泥臭い懸命さを描く
『俺節』は土田世紀さんの伝説的漫画です。2012年に早世した土田さんの代表作と称されています。演歌を愛する主人公の泥臭くも純粋な奮闘を描き、熱い人間ドラマが人気を集めました。
2017年の初演舞台では、脚本・演出を福原充則さん、主演を安田章大さんが務め、演歌に詳しくない観客をも熱狂させました。その初演から9年。新たなキャストを迎え、舞台『俺節』が再び鼓動を打ち始めます!
初演に引き続き、脚本・演出を福原充則さんが手掛けます。小劇場から大劇場、そして野外劇に至るまで、大胆なのに人間味にあふれた舞台を展開してきました。
荒々しさと繊細さのマリアージュ、どんどん湧き上がる情熱が、土田作品の大きな特徴です。初演を成功に導いた福原さんが、2026年版『俺節』も熱さと躍動感に満ちた作品へと進化させることでしょう。
【ストーリー】
歌手を目指して青森から単身上京したコージは、抜群の歌唱力を持ちながら、極度のあがり症のせいで、実力を発揮できずにいる。お調子者のギタ一弾き・オキナワは、コージが抱く演歌へのたぎるような情熱にほだされ、自分が根城とするドヤ街「みれん横丁」に連れていく。と、偶然そこにヤクザから逃れようとする外国人女性、テレサが駆け込んでくる。持ち前の正義感から彼女を助けようとしたコージは、ボロボロに殴られた末、無我夢中で歌い出し、周囲を圧倒する。
テレサは不法滞在中のストリッパー。彼女への想いが募れば募るほど、コージの演歌は強く、深くなる。やがてオキナワとのコンビで、流しの歌手としての修行を始め、コンテストへの出場を繰り返す中、デビューの話が持ち上がる。だがそれは「コージ一人で、ソロ歌手として」という条件付きだったーーー。
松田元太が「出会うべくして出会った当たり役」に挑む!
主人公・コージは内気で繊細な青年ですが、情熱的で圧倒的な歌唱力もあるキャラクターです。その心が大きく揺れ動くほど、物語にエモーショナルなうねりが生まれます。
コージ役を演じるのは松田元太さん(Travis Japan)。本作が待望の舞台単独初主演となります。キレのあるダンス、溌剌としているのに色気を感じさせる歌声など、卓越したパフォーマンス力がわたしたちを魅了してやみません。
主演ドラマ『人事の人見』(2025年)では自然体で感情豊かな演技が話題に。さらにバラエティ番組では、天真爛漫で飾らない明るさが人気を集めるなど、多面的な魅力を発揮し続けてきました。コージ役に向けて「全てをぶつける」と宣言しており、「出会うべくして出会った当たり役」になるのではと期待が高まります!
また、相棒のギター弾き、オキナワ役を稲葉友さんが演じます。鄭義信や鴻上尚史作品をはじめ、数々の舞台・ミュージカルで経験を積み重ねてきました。オキナワは、コージを見守り、時に傷つきながらも一緒に成長していく存在。音楽劇『浅草キッド』(2023年)でも経験した、福原作品の温もりや情熱を体現してくれることでしょう。
コージと恋に落ちる外国人ストリッパー、テレサ役には、キム・チャンミさんが選ばれました。世界7ヵ国から候補者が集まったオーディションを勝ち抜いた、実力ある俳優です。韓国の映像作品や舞台で鍛えられた演技力と、可憐なのに凛とした佇まいは、異国で懸命に生きるテレサにぴったりだと感じます。
「日本の作品は職業や性格などテーマが多様だと思います。そしてそれを大切に描いているところが好きです」。公式インタビュー動画を拝見してから、「彼女にとって『俺節』がターニングポイントになるかもしれない」とドキドキしています!
さらにコージに影響を与える大物歌手の北野波平役は益岡徹さん。流しの大野役として、六角精児さんが初演から引き続き出演します。ベテランならではの説得力が、舞台『俺節』に奥行きをもたらすことでしょう。
舞台『俺節』は、2026年6月10日(水)〜30日(火)まで東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、7月8日(水)〜12日(日)まで福岡公演(キャナルシティ劇場)、7月19日(日)〜8月2日(日)まで大阪公演(SkyシアターMBS)で上演されます。詳しい情報は公式サイトからご確認ください。
コージが辿り着く自分だけの歌「俺節」。その歌声に込められた夢と愛、生きることの切なさと喜びは、観客の心に直接語りかけ、魂を震わせるはずです。不器用でも自分の道を生きる人々へ贈る、渾身の応援歌にご期待ください!



















