司会者としても活躍中のコメディ俳優、ジェームズ・コーデン。大のミュージカルファンでもある彼が、冠番組「レイト×2ショーwithジェームズ・コーデン」で人気ミュージカルのフラッシュモブに挑む「クロスウォーク・ザ・ミュージカル」シリーズをご紹介します!

豪華ゲストとミュージカルで夢の共演。その会場は…横断歩道?!

「レイト×2ショー」はアメリカCBSで放送される深夜帯バラエティ。有名アーティストやセレブリティをゲストに迎える人気トーク番組ですが、この「クロスウォーク・ザ・ミュージカル」ではジェームズ・コーデンが主役!毎回、出演者に演目を発表するところから始まり、キャスト発表ではゲストを差し置いて自分を主役に指名。ゲストを困惑させる独特の演技指導も本番も、破天荒なキャラクターを発揮します。愛すべき完成度のパフォーマンスと清々しいほどのジェームズの自画自賛、そしてゲストの雑な扱われぶりは英語が聞き取れなくてもクスッと笑ってしまいます。

クロスウォーク(=横断歩道)という名のとおり、この企画は横断歩道を舞台に、歩行者信号が青に変わる数十秒間を見計らってミュージカルの名シーンをパフォーマンスするもの。その観客は信号待ちをする通りすがりのドライバーたちです。歩行者信号が赤になれば強制終了。クラクションが鳴り響くなか、出演者は命懸けで歩道へと急ぎます。

信号が変わるごとにシーンが変わっていくため、ドライバーはフラッシュモブのように突然始まるパフォーマンスに戸惑うばかり。最後にはカーテンコールもありますが、出演者の熱量と観客の冷めた表情のギャップに抱腹絶倒です。

ミュージカルファンにおすすめしたい!名作名シーンの脱力系×大爆笑パロディ

これまでに10回を数える「クロスウォーク・ザ・ミュージカル」シリーズにはディズニー作品も。特に『美女と野獣』編では、車に轢かれるかもしれないというドキドキ感からか思いがけずロマンチックな展開になるシーンもあり、爆笑間違いなし!ジーニー役を映画で演じたウィル・スミスと奪い合う『アラジン』編、そしてロンドンで撮影され、空から降り立つ冒頭シーンの再現が秀逸な『メリー・ポピンズ』編もおすすめです。

ミュージカルファンの方にぜひ見ていただきたいおすすめ回は2つ。1つ目はもはやミュージカル系フラッシュモブの定番となった『レ・ミゼラブル』編です。パリの凱旋門を背景に、小芝居を挟みながらの名曲メドレー。横断歩道にバリケードを組み、旗を振って、信号待ちの車両をも巻き込んだ「ONE DAY MORE」は見応えアリです。

2つ目はあの巨匠をゲストに迎えたアンドリュー・ロイド=ウェバー・クラシック編。数々の名作の生みの親が、横断歩道で披露される『エビータ』『キャッツ』『オペラ座の怪人』を “特設のボックス席” で鑑賞します。ジェームズ・コーデンのコスプレショーに付き合わされるミュージカルの巨匠の表情に注目です!

Sasha

「クロスウォーク・ザ・ミュージカル」シリーズの最新作は Amazon Prime『シンデレラ』のパフォーマンス。主演のカミラ・カベロやイディナ・メンゼルをゲストに迎えたノリノリのパフォーマンスは映画本編と合わせて楽しめますよ。