2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎『バサラオ』が、7月7日(日)から8月2日(金)まで福岡・博多座、8月12日(月祝)から9月26日(木)まで東京・明治座、10月5日(土)から10月17日(木)まで大阪・フェスティバルホールで上演決定しました。生田斗真さんを主演に迎え、生田さん生誕39年を記念した“サンキュー公演”。盟友・中村倫也さんも駆けつけ、豪華キャストでダークスペクタクルに挑みます。

新作で博多座にCOME BACK！そして初の明治座へ

劇団☆新感線の最新作いのうえ歌舞伎『バサラオ』は、劇団☆新感線の44周年興行であり、今作で5作目の新感線作品出演となる生田斗真さん生誕39年を記念してのサンキュー公演。さらに、新感線40周年であった2020年4月、新型コロナウイルスの影響で生田さん主演『偽義経冥界歌』の全公演を断念し、「必ず帰ってこよう！」と誓った博多座へのCOME BACK公演でもあり、東京・明治座への初進出公演ともなります。

『バサラオ』は、ヒノモトと呼ばれる国で南北朝を彷彿とさせる時代を舞台に、自分自身の美しさを武器に天下取りを目指す男、そんな男の参謀としてバディとなる謎多き男、そしてイキすぎた自分の信念のために裏切り裏切られる人々の物語。

コロナ禍以降、意識的に明るい作品を上演してきた新感線が、久しぶりに楽しいばかりではない、今までとはひと味違ったダークなトーンの作品を上演します。とはいえど、そこは新感線。物語はキッチリ展開しつつ、ショーの要素もふんだんに、歌って・踊ってガッツリショーアップしたエンターテインメントとなるようです。

生田さんが演じるのは、おのれの美貌を武器に天下取りという野望を持つ男・ヒュウガ。脚本を手がける中島かずきさんが「斗真君に一番書きたい役はなんだろうと考え直した」時に浮かんだのが、「顔がいいだけで日本を支配しようとする冷酷な男」だったそう。生田さんは「今回はとんでもない悪役です。極悪非道です。皆様に嫌われるかもしれません。こんなにいい人の私に、こんなに爽やかな私に、果たしてそんな役が務まるのでしょうか…心配でございます。新感線が描く悪には色気と妖しさが求められるので、新しい挑戦を目撃していただきたいです」と意気込みを語っています。

歌って・踊らないわけにはいかない！親交の深い“ＴＴコンビ”が実現

生田斗真さんのサンキュー公演に「僕を呼ばないわけないでしょう！」と熱い想いを持って名乗りを上げたのは、2016年の『Vamp Bamboo Burn～ヴァン！バン！バーン！～』以来、生田さんと親交の深い中村倫也さん。幕府の密偵だったが、ヒュウガの参謀としてバディを組み共に天下取りを目論むも、なにやら一筋縄ではいかない謎の男・カイリを演じます。

中村さんは「今回は少数精鋭の客演のひとりとして、クレバーに暴れ回りたいと思います！そして百戦錬磨の、水にも火にもなれる劇団員の皆様の個性が乱れ咲く作品になることでしょう。今年の夏秋は楽しみしかない！」と熱い思いをコメント。

生田さんは中村さんとの共演に、「かつて中村倫也さんと共演した際、彼が音頭をとって、完璧なサプライズ、手の込んだ演出、愛のこもったプレゼントで私のお誕生日をお祝いしていただきました。「中村倫也恐るべし、、コイツぁとんでもない男や、、」と思いました。一生忘れられない素敵な日でした。あれ？ちょうど今回も公演中に私の誕生日がやってきますね…倫也きゅん何かしてくれるのかな、、ドキドキ…」とコメントしており、お誕生日エピソードにも期待が高まります。

そしてゴノミカドの守護役を務めるのは、アクション満載の演技で新たな一面を披露する西野七瀬さん。新感線には3度目の出演となるりょうさんは、男丈夫な姉御キャラ、アクションにも果敢に挑む女大名を演じます。劇団☆新感線の看板俳優・古田新太さんは生田さん・中村さんと対峙するゴノミカド役を務め、粟根まことさんら劇団員も大躍動の作品となりそうです。

＜ストーリー＞
南北朝を思わせる混乱の時代。「ヒノモト」に生まれ、裏切り御免の世を征(ゆ)く男が二人。「俺が好きに生きるのを、誰にも邪魔はさせない」と、“バサラ”を嘯く眉目麗しい男・ヒュウガ。
幕府の密偵を務め、聡明で弁の立つ謎多き男・カイリ。
“狂い桜”の華の下、二人は出会い手を結び、流刑の身だった天子・ゴノミカドを担ぎ、幕府転覆を企てる。
その陰で蠢く思惑、謀りの連鎖――。
善人の皮を被った悪党どもが、道なき道を赤く染め、バサラの宴が今始まる。
時代の変わり目に現れた輩が導く先は、地獄か、それとも極楽か？

劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎『バサラオ』は、7月7日(日)から8月2日(金)まで福岡・博多座、8月12日(月祝)から9月26日(木)まで東京・明治座、10月5日(土)から10月17日(木)まで大阪・フェスティバルホールにて上演が行われます。公式HPはこちら