2022年に世界初演を迎え、2024年にはロンドン公演も行われた舞台『千と千尋の神隠し』。2025年7月14日から中国公演が決定しました。上演されるのは席数1949席の上海文化広場で、日本人キャストによる日本語での中国上演としては演劇史上最大規模となります。
演劇史上最大規模の日本人キャスト・日本語の中国上演に挑む
2022年3月に世界初演として帝国劇場にて開幕した舞台『千と千尋の神隠し』。第47回菊田一夫演劇賞で上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞を受賞する快挙を成し遂げるなど、高い評価を得ました。2024年公演は、3月の帝劇公演を皮切りに、4月から6月にかけ国内ツアーを上演、並行してカンパニーが渡英し、4月~8月にロンドン・コロシアムで上演(135公演)されました。
ロンドン公演は、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝主催公演としても史上初の試みとなり、ウェストエンド最大級となる客席数約2300 席を連日満席にし、約30万人を動員しました。
そして2025年に本作が上陸するのは中国・上海文化広場。上海文化広場(上海文化广场)は主要施設がすべて地下にあるのが特徴で、地下型の劇場としては世界最大の規模を誇る劇場です。席数は 1949 席で、主に国内外の演劇やミュージカル、バレエなどが上演されています。日本人キャストによる日本語での中国上演としては演劇史上最大規模です。
上海文化広場は、上海市中心部に位置し、1952年に設立。これまでに3,000 回以上の公演が行われ、延べ約400万人の観客を魅了してきました。『オペラ座の怪人』『エリザベート』『ウエスト・サイド・ストーリー』『ロックオペラ モーツァルト』『ノートルダムの鐘』などの名作を成功裏に誘致し、さらに『マイ・バケットリスト』『ラフマニノフ』『ロミオとジュリエット』『ファンレター』『シェイクスピア・ワンダーランド』『モンテ・クリスト伯』などの中国語版ミュージカルを制作・上演してきました。また、全国で初めてのオリジナルミュージカル育成プログラムを立ち上げ、『南唐後主』『生死签(生死の契り)』『对不起我忘了(ごめん、忘れた)』『无法访问(アクセス不可)』など、数々のオリジナルミュージカルを発表し、その巡演は全国各地に広がっています。
舞台『千と千尋の神隠し』の中国公演は2025年7月14日(月)から8月3日(日)まで中国・上海文化広場にて上演。キャストは追って発表となります。