演劇やミュージカルを観劇したい!でもチケットってどうやって取ればいいの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。せっかく観たいという気持ちがあるのに、チケットの取り方を知らずに諦めてしまうのはもったいないですよね。そこで今回は演劇やミュージカルのチケットの取り方についてまとめてみました。先行販売や一般販売についても紹介します。
情報を逃さずチケットを押さえる!まずは先行販売
先行販売とは、一般販売に先駆けてチケットが販売されるシステムのこと。一般販売よりもチケットが取りやすく、ここでチケットを押さえておけば安心できるため、情報収集が大切です。
先行販売には抽選先行と先着先行があります。主な販売元は、出演者のファンクラブ先行、主催者や上演される劇場の先行、各プレイガイドの先行、クレジットカード会社の先行など。作品の公式ホームページには主催者や劇場の先行販売情報が掲載されていることが多いですが、他にも隠れた先行が多く存在します。情報を逃さないために、SNSで観たい作品や出演者の公式アカウントをフォローする、チケットぴあ・ローソンチケット・イープラスなど各プレイガイドに会員登録し、作品名や出演者のお知らせ通知の設定をオンにすることをおすすめします。
さらに劇団四季の作品は四季の会、東宝が主催する作品は東宝ナビザーブ会員、ホリプロステージが主催する作品はホリプロステージ会員、梅田芸術劇場にて上演される作品は梅田芸術劇場ネット会員と、それぞれ先行販売に申し込める会員制度があります。観たい作品に合わせて各主催者の会員に登録し、先行販売に備えましょう!
またせっかく先行販売情報を見つけても、販売開始日を忘れてしまっては意味がありません。筆者は、先行販売日がわかった時点でGoogleカレンダーの予定に販売日と開始時間を登録しています。人気作品の場合は何度も抽選に落ちたり、回線が繋がらずに完売したりすることもありますが、まずはチケット確保のため、準備万端にしておきましょう!
先行販売で敗れたら、次は一般販売
先行販売でチケットが確保できなくても、そこで諦めてはいけません。次に有効な方法が一般販売です。一般販売は先着順で行われることが多く、先行販売に比べてチケットの確保が難しくなります。特に人気作品になると電話もネット回線もなかなか繋がらず、ようやく繋がった時には完売だったということも珍しくありません。一方アクセスが殺到するほどではない作品の場合は、一般販売で座席選択ができるという特権があることも。販売されている残りの座席から選択できるため、前方の見やすい席や、好きな出演者の立ち位置側の席などを確保することも可能です。
人気作品の一般販売は必ずしもチケットが確保できるとは限らず、精神力が奪われます。取れたらいいなという心持ちで挑むことも大切です。
貸切公演とは?通常公演にはないメリット
演劇やミュージカルの公演には、通常公演の他に貸切公演というものがあります。貸切公演とはプレイガイド、ファンクラブ、カード会社、企業などが全座席を買い取り、会員限定で販売するもの。全館貸切公演だけでなく、半分の座席を買い取って販売する半館貸切公演も存在します。観劇スタイルは通常販売の公演と変わりませんが、前方の良い席が入手できたり特別カーテンコールが開催されたりと、貸切公演ならではの特権もあります。また出演者のファンクラブ会員限定で行われる貸切公演の場合、同じ思いを持ったファンの方々が集まるので、会場の熱気を感じられるのも魅力のひとつです。観劇できる日程で貸切公演のチケット販売予定を見つけたら、是非申し込んでみましょう!
当日券が販売されることも!?
先行販売や一般販売でチケットの予定販売枚数が終了してしまった場合、最後の手段となるのが当日券です。全ての作品で販売されるわけではありませんが、関係者席や機材開放席などが当日券として販売されることがあります。該当日の公演前日に電話予約し当日にチケットを受け取れる場合もあれば、そこからさらに抽選となる場合もあり、販売方法はさまざま。作品の公式ホームページで突然お知らせが更新されることが多いので、SNSも含めて定期的に情報をチェックすることが大切です。
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狙っている作品が人気作品の場合、何度も落選して心が折れそうになるかもしれません。しかし情報収集と事前の準備、日にちを間違えないことで、少しでもチケットの確保に近づくのではないでしょうか。まずは気になる作品のホームページを確認し、調べることから始めてみましょう。