パルコ・プロデュース2025の最後を飾るのは、数々の話題作を手掛ける劇作家・蓬莱竜太さんの最新作!そして主演を務めるのは、初の蓬莱作品出演となる吉高由里子さん。一体どんな作品なのでしょうか。
今を生きる女性たちによる群像劇
日常の中の人間模様を丁寧に描き出す作風で、多くの観客の共感を呼んできた蓬莱竜太さん。そんな蓬莱さんの描く今回の作品は、現在と過去を行き来しながら人間関係のもつれやSNS時代に生きる人々の光と闇を浮き彫りにする、女性たちの群像劇です。
今回の作品について、「現代の女性たちの物語です。女性ばかりの演劇作品というのは中々少なく、こういう機会は貴重だと思っています。僕は男だらけの劇団の作家にも関わらず、時々女性の物語を描いてきました。女性は否応なく闘わなければならないものが多いと常々感じているからです」とコメント。女性ばかりの作品は珍しいということで、蓬莱さんならではの視点で、“今を生きる女性たち”の姿をどのように描くのか期待が高まります。
また、今回初めてタッグを組む吉高さんについては、「吉高由里子さんには闘いから逃げない強さとしなやかな明るさを勝手に感じていますが、今回は少々闘いに疲れ気味な社会人を演じてもらおうかと考えています。吉高さんを筆頭としたチームの挑戦を見届けてもらえたら嬉しいです」とコメントしており、舞台を通じて今までとはまた違った吉高さんの新たな一面を見られるのではないかと期待が膨らみます。
吉高由里子、念願の蓬莱作品初出演!豪華キャストが集結!

今回主演を務めるのは、かねてより蓬莱作品への出演を熱望していた吉高由里子さん。約3年ぶりの舞台への出演となります。昨年は、大河ドラマ『光る君へ』で主演を務め高い評価を得た吉高さん、本作では現代を生きる等身大の女性・金田海を演じます。今回の出演について、吉高さんは次のようにコメントしています。「蓬莱さんと初めてご一緒できる喜びと、これから何が待ち構えているんだろうという不安で心が騒がしいですが、この期間は心も体もたくさん動かすことになりそうです。生身のままの姿を見守って頂けたら嬉しいです」。
そして主人公の大学時代のフットサル部の仲間で親友を演じるのは、音楽活動のみならず俳優としてもキャリアを積み重ねているさとうほなみさん。主人公の後輩役には、像・舞台問わず自然体な演技で知られる桜井日奈子さん。女子フットサル部の顧問を演じるのは、幅広い役柄を演じ分ける確かな演技力を持つ山口紗弥加さん。さらに小野寺ずるさん、羽瀬川なぎさん、李そじんさん、名村辰さんと実力のあるキャスト陣がそろいました。
パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』は、2025年12月7日(日)~28日(日)まで東京・PARCO劇場、2026年1月9日(金)~13日(火)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、1月16日(金)~18日(日)まで福岡・福岡市民ホール中ホール、1月24日(土)、25日(日)は長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大ホール、1月29日(木)、30日(金)は愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館ビレッジホールにて上演されます。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

個人的に蓬莱さんの女性の描き方が好きで、作品に出てくる女性を見るたびに共感したり見透かされたような気持ちになったりします。今回の新作もほとんどが女性の出演者ということなので、どんな作品を見ることができるのか今からワクワクしています。