2026年に没後100年を迎える天才建築家ガウディ。その晩年と若き日の姿に、沢田研二さん×マキノノゾミさんのタッグが挑みます。マキノさんが書き下ろしたロック音楽劇『ガウディ×ガウディ』が、2026年3月14日(土)から東京・大阪の二都市で上演され、ロックの生演奏とともにガウディの人生が蘇ります。
アントニ・ガウディとは?サグラダ・ファミリアなどで知られる建築の巨匠
アントニ・ガウディ(1852–1926)は、スペイン・カタルーニャ地方出身の建築家です。
バルセロナ建築学校で学び、1878年に独立したあとはカタルーニャのブルジョワ層や貴族たちに最も愛された建築家となりました。
・サグラダ・ファミリア
・グエル公園
・カサ・ミラ
など、歴史に残る数々の名建築を生み出し、現在もなお近代美術や都市建築に深い影響を与え続けています。
ガウディのすぐれた作品のなかでも、サグラダ・ファミリアは生涯最大の作品として知られています。
建築家フランシスコ・デ・パウラ・デル・ビジャールの指揮のもとに始まったこのプロジェクトは、1883年にガウディがそのあとを引き継ぎ、型破りなデザインへと変更されました。
1926年にガウディが没した後も建設工事が続けられ、長きにわたりスペインの観光名所となっています。
2026年2月20日には、サグラダ・ファミリアのメインタワーである「イエス・キリストの塔」の頂上に最後の部品が取り付けられました。これによって、塔の高さが教会全体で最も高い172.5メートルに達しました。
2026年はガウディの没後100年にあたることから、東京・大阪の二都市で「NAKED meetsガウディ展」が開催されるなど、国内でもガウディへの関心が高まっています。
そして、没後100年を迎えたガウディは、日本の音楽劇でも蘇ります。
沢田研二×マキノノゾミ、9年ぶりの新作
1967年にデビューしたグループサウンズ「ザ・タイガーズ」のボーカルとして知られ、ソロの歌手活動や俳優としても幅広く活躍した沢田研二さん。
そして、1984年、劇団「M.O.P.」を旗揚げし、俳優、劇作家、脚本家、演出家として多くの作品を発表し続けてきたマキノノゾミさん。
おふたりは、2006年の『モダン出世双六天国を見た男』以降、タッグを組んで音楽劇シリーズを上演してきました。
好評を博した2017年の『大悪名~The Badboys Last Stand!』から約9年の時を経て、マキノさんが書き下ろしたのが、ロック音楽劇『ガウディ×ガウディ』です。
【あらすじ】
1924年の秋、バルセロナ。72歳になったガウディ (沢田研二)は、持病のリウマチに苦しみながらも、未完の大聖堂「サグラダ・ファミリア」の建設に日々を費やしていた。
(中略)
ガウディは日課である告解のためにサン・フェリペ・ネリ教会へ向かう道中で、世にも不思議な体験をする。
何と、若き日の自分 (渡辺大知)と遭遇したのだ。どうやら時代が四十年以上逆戻りしたらしい。老ガウディはこれを夢だと思いながらも、人生をやり直せるチャンスかもしれないと思いたつ。未熟で軽薄な若い自分に生活態度を改めさせ、信仰心を持たせることができればと、老ガウディは青年ガウディにつきまとう。
しかし反発する青年ガウディは老ガウディが止めるのも聞かず、ペピータ (中村中)という美しい女性に恋をしてしまう。その恋は、老ガウディの心に今も残る、悲しい結末をむかえた生涯ただ一度の恋であった……………
渡辺大知、中村中、串田和美。沢田ガウディを取り巻く豪華キャスト
72歳のガウディを演じる沢田さんはもちろんのこと、キャスト陣には豪華な精鋭メンバーが揃っています。
まずは、老ガウディ(沢田さん)が教会で出会い、あれこれ世話を焼くことになる若き日のガウディ。
演じるのは、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞後、NHK朝の連続テレビ小説やNHK大河ドラマ、そして映画など幅広く活躍する渡辺大知さんです。渡辺さんは、村上春樹さんの小説が原作の舞台『ねじまき鳥クロニクル』などにも出演歴があり、圧倒的な存在感が光っています。
今回、沢田研二さんとのW主演によって、強烈な個性と個性がどうぶつかるのかが注目ポイントです。
そして、ガウディの生涯一度の恋の相手・ぺピータを演じるのは、中村中(あたる)さん。2006年2ndシングル「友達の詩」が大ヒット。ご自身がトランスジェンダーであることを公表しました。その後、第58回 NHK紅白歌合戦出場や第52回 「輝く!日本レコード大賞優秀アルバム賞」受賞など、華々しい経歴を持つシンガーソングライターです。どこか影のあるミステリアスな雰囲気が魅力的な中村さんは、ぺピータという重要な役をどのように表現されるのでしょうか。
さらに、ガウディの五十年来の親友である鋳型職人・ロレンソを演じるのは、1966年に劇団自由劇場を結成以降、数多くの代表作を手掛ける串田和美さんです。
1985年から1996年までBunkamuraシアターコクーン、2003年から2023年までまつもと市民芸術館の初代芸術監督を歴任した串田さんは、本公演では俳優として独自の魅力を放ってくださるに違いありません。
『ガウディ×ガウディ』のために結成されたスペシャルバンドも
本作『ガウディ×ガウディ』には、バンドメンバーにも豪華出演者が集結しています。
楽曲制作を手掛けるのは、白井良明さんです。過去には沢田さんのサウンドプロデュースをしていたこともあり、その経験が今回の楽曲制作にどのような影響を与えるのか気になるポイントです。
ギターを担当するのは、King & Princeなど多くのミュージシャンのレコーディングやライブで活躍する松江潤さん。
ベーシストには、多種多様なアーティストから熱烈な支持を受ける玉木正三郎さんと、インストゥルメンタルバンド「Sawagi」の雲丹亀卓人さんが参加しています。
キーボードは、ゴールデンボンバーなど多数のライブ・イベントに参加されている丸山隼矢さん。そして、ナオト・インティライミさんやSMAPなどの楽曲制作に携わる小林俊太郎さんです。
ドラムは白井良明さんのバンド「for instance」のメンバーで、沢田研二さんのシングル「ISONOMIA」に収録されている「揺るぎない優しさ」のレコーディングに参加したオータ コージさん。ツインギター、バス、ドラム、キーボードの5人編成となります。
『ガウディ×ガウディ』のために結成されたスペシャルバンドによる生演奏が、作品の世界をますます濃厚なものにしてくれるでしょう。
ロック音楽劇『ガウディ×ガウディ』は、2026年3月14日(土)〜3月29日(日)、東京・EX THEATER ROPPONGI、2026年4月3日(金)〜4月7日(火)に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演されます。公式HPはこちら
ガウディという人物を主人公にしただけでも面白そうなのに、あまりにも豪華なキャスト&スタッフ陣に驚きました。 没後100年という節目に、ぜひ劇場でガウディの人生を体感してほしい一作です。



















