劇場に足を運び、いざ開演!…と思ったら近隣の人が“困ったさん”で、終始台無しな気分に…。特に1人で観劇する場合は、前後左右全てがどんな人になるか分かりません。SNSでは困ったさんが近隣に来てしまった際に「席ガチャ失敗した」と言われることもあります。今回は、筆者が実際に遭遇した困ったさんをご紹介します。
STOPネタバレ!会話の内容にはご注意を
2.5次元作品に多く出演されている方やグランドミュージカルに多数出演されている方など、様々なジャンルの方が出演している作品を見たときのこと。開演前に数列前の女性が「これ、〇〇くんが犯人なのよね」と割と大きめな声で一言。この事態が発生した日は、千秋楽に近く、初見の方も少ないであろうという日ではありました。
しかし、どんな日であれ初見の方はいるかもしれないということを忘れてはいけません。隣にいた同行者の方は女性をやんわりとなだめていましたが、ネタバレトークは止まりません。加えて話の内容から察するに、その方がどなたのファンなのかも分かってしまいました。
ファンの言動・行動=役者のイメージともいえる昨今。周囲の観客だけでなく、推しにも迷惑をかける可能性がある行為でした。
上演中に鳴りだす着信音…鳴りやまないのは拍手だけでお願いします
あるミュージカルを観劇中、どこからともなく舞台の状況に似つかわしくない電子音が聞こえてきました。最初は気のせいかと思っていたのですが、数分後、またその音が聞こえてきました。そう。聞こえていたのは着信音です。
着信音が聞こえてきたのは演目全体の中盤でしたが、その後も不定期に鳴り続ける着信音。そしてついに、大ナンバーの前奏で着信音が鳴りだすという最悪の事態が発生。結局、終幕まで不定期に着信音が鳴り続けていました。
筆者的には音の主はこの人だろうなという目星はついていたのですが、終演後に誰も謝る人はいませんでした。
2幕ものの演目だったので、恐らく休憩時間に電源を入れたスマホを切り忘れたのでしょう。しかしまず、周囲に迷惑をかけたのであれば何はなくとも謝るということが大切です。また、連続して鳴り続けているのであれば、一旦離席するなどの対処を取ってもらえれば良かったなと思うところです。
視界を遮る困ったさん。実はなんと…
友人と舞台を見に行ったときのこと。目の前に座った男性が帽子をかぶっていたのですが、客席が暗くなっても脱帽する気配なし。何だか嫌な予感がしつつもそのまま見ていると、男性がついに脱帽…かと思いきやかぶり直し。それからしばらくすると、今度は激しい座り直しの連続…とマナー違反てんこ盛り。
終演後、友人の口から思わぬ言葉が飛び出しました。なんと帽子をかぶった男性は「舞台俳優」だったのです。
関係者のマナーの悪さは度々話題に上がりますが、男性が俳優だったことに私は開いた口が塞がりませんでした。このような非常識な行動を取っている姿を見てしまうのは残念でなりません。
他にもパンチの効いた困ったさんに遭遇しているのですが、何でも印象に残っている困ったさんをご紹介しました。いずれも犯罪行為ではないので、拘束することはできませんが、共に作品を楽しむためにマナーには気をつけたいものですね。