トニー賞では最優秀作品賞をはじめとする10冠を勝ち取った『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』。様々な観点で“規格外”のミュージカルとして注目を集める本作が、ついに日本に上陸。望海風斗さん、平原綾香さん、井上芳雄さん、甲斐翔真さんら出演者と、サプライズゲストとしてバズ・ラーマン監督が囲み取材に登場しました。

「決死の覚悟」で規格外ミュージカルに挑む

バズ・ラーマン監督の名作『ムーラン・ルージュ!』を、アレックス・ティンバースさん演出によってパワーアップさせた『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』。風車と象の巨大オブジェ、真っ赤な世界観に彩られたセット、光り輝く華やかな衣装、そして最新ヒット曲を含めた約70曲もの楽曲を入れ込んだマッシュ・アップ・ミュージカルは、世界に驚きと感動をもたらしました。2018年のボストン公演を皮切りに、2019年にはブロードウェイ公演がオープン。トニー賞では、最優秀作品賞(ミュージカル部門)をはじめとする10部門を受賞しています。

撮影:山本春花

昨年12月から今年3月まで上演されていた韓国・ソウル公演につづき、世界で7か国目の上演となる日本初演。プレビュー公演を控えた24日、美しく豪華絢爛なセットを前に登場したのは、サティーン役の望海風斗さん・平原綾香さん、クリスチャン役の井上芳雄さん・甲斐翔真さん、ハロルド・ジドラー役の橋本さとしさん・松村雄基さん、デューク役の伊礼彼方さん・Kさんです。

撮影:山本春花

平原綾香さんが「何度見ても毎回感動する」、望海風斗さんは「早く素晴らしい世界にお客様をお連れしたい」と言うほど、まず印象に残るセットの豪華さと美しさ。井上芳雄さんも「20年以上舞台に出演してきて、今まで見たことのない気合の入りよう。決死の覚悟を感じます。お弁当もいっぱい出るし(笑)」と述べると、Kさんが「お弁当の種類を選べるのが良いですよね!(笑)」とキャストへの配慮も多い作品であることを明かしました。

撮影:山本春花

井上さんは「スケールの大きい作品なので、安全性もしっかり確認しながら進めています。オーストラリアや韓国のスタッフも集まっていて、本当に規格外の作品。チケット代が高いことも話題になっていましたが、やってみるとそれでも安いんじゃないかと思うくらい。実際他の国の公演よりもチケット代は安いですから、世界のどこで見ようか迷っている人は日本がおすすめです」と世界に向けてもアピールしました。

撮影:山本春花

甲斐翔真さんは「ゲネプロを客席から見ていて、クリスチャンの登場に泣けてしまったんです。この世界がついに日本にやってきたんだと思って」と感動を語ると、井上さんは「僕のクリスチャンの演技に泣いてくれたんじゃないのか(笑)」と残念そう。井上さんは「Wキャストとはバチバチする芸風でやっているんですけど(笑)、今回は僕のWキャストの歴史の中では1番仲が良いです。歳も離れているので、刺激を受けながら一緒に作っています」と甲斐さんとの関係性を語りました。

撮影:山本春花

また、キャストのサイズにぴったり合わせた、オーダーメイドで作られた華やかな衣裳も本作の見どころの1つ。なんと「Only Girl In A Material World」という楽曲でサティーンがわずか90秒しか着ないドレスが、衣裳の中でも1番高価なのだそう。一瞬一瞬のシーンまで細やかに作られた本作は、瞬きする間もないほど見どころばかり。

衣裳はもちろん、圧巻のダンスパフォーマンスや、マッシュアップで次々に登場するヒットソングは歓声を上げずにはいられません。「ぜひ声を出して、盛り上げてほしい」(伊礼彼方さん)、「ジドラーの登場シーンは特に拍手と歓声が欲しいですよね?」(井上さん)、「お願いします!」(橋本さとしさん)とキャストも口々に、観客も共に本作を盛り上げて欲しいことを語りました。

橋本さとしさんとWキャストでジドラーを演じる松村雄基さんは、「華やかでおおらかでユーモアがあって、チャーミングなジドラーは橋本さんそのもの。憧れと尊敬を持っています」と語ると、橋本さんは「本当に?僕は細かい立ち位置を本当に覚えられなくて、数字で言われても分からなくなっちゃう(笑)。松村さんはもうしっかりやっているので、憧れなんてとんでもない」と対照的なお二人の様子を話しました。

デューク(モンロス公爵)を演じる伊礼彼方さんは、「日本に新たなヒールがやってきました!貴族からクズまで、ヒールと言ったら伊礼彼方でしょう!」と適役であることをアピール。WキャストのKさんに対して「とにかく耳が良いし、感性が良い。稽古では僕を先にやらせておいて、すぐに吸収して盗んで、さらに新たな色まで付け加えてくるんですよ。ずるいです(笑)」と言うと、Kさんは「今日のプレビューでもしっかり盗みます!」と宣言。

撮影:山本春花

そして囲み取材の後半では、なんとバズ・ラーマン監督が登場!すでにゲネプロを観られたとのことで、「とても興奮しました。日本語が分からなくても、悲劇的なラストに感動しました。今日のプレビュー公演では特別なスーツを着て観たいと思います」と日本公演への期待を語ります。日本公演では世界で初めて様々なアーティストが訳詞を手がけることにも触れ、「日本のアイコン的存在であるユーミン(松任谷由実)さんが訳詞を手がけられたことも、日本の文化を象徴する作品になったと思う。お会いするのが楽しみです。それにどんな言語になっても作品の中にある“真実”は変わりません」と語りました。

撮影:山本春花

『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は6月24日から28日までのプレビュー公演を経て、本公演は29日から8月31日まで帝国劇場で上演されます。人生の記憶に残るであろう、圧巻の世界をどうぞお見逃しなく。スケジュールの詳細は公式HPでご確認ください。

Yurika

本作では、開幕前・休憩中・終演後に客席内での写真・動画撮影が可能です。思わず口が開いてしまうほど圧倒的な異世界空間にたっぷりと浸るため、早めの入場をおすすめします!また、アンサンブルキャストたちの一糸乱れぬダンスシーンは大迫力!!ぜひ拍手と歓声で感動を伝えてください。