日本で一番チケットが取れない、とも言われるミュージカル『Endless SHOCK』。Kinki Kids堂本光一さんが主演を務める本作は、フライングや階段落ちなど名物シーンもたくさん!コロナ禍で一部公演中止に追い込まれましたが、『Endless SHOCK -Eternal-』として2021年2月3月に帝国劇場公演も決定しました。作品の歴史と魅力を簡単に解説致します!

Show Must Go On !

ミュージカル『SHOCK』シリーズの歴史は長く、初演は2000年。帝国劇場にて、『MILLENNIUM SHOCK』というタイトルで上演されました。以降毎年公演が実施されており、2005年から『Endless SHOCK』というタイトルに。ブロードウェイでの成功を目指して奮闘する俳優たちを中心に、彼らのショーと裏側を描いた作品です。ショーのシーンでは、カンパニー一体となった歌やダンスも堪能できます。

作品のキーワードとなる「Show Must Go On」は、作・構成・演出を手掛けるジャニー喜多川さんの信念でもある言葉。どんなアクシデントがあってもショーを続けなければならないという役者の強い想いを表しています。(2005年から脚本・演出・音楽は堂本光一さんが担当)

命綱なしのフライング&名物・階段落ち

作品の目玉といえば、命綱なし、手の力だけで体を支えるフライング。まさに命がけでショーに挑む俳優の魂がこもった瞬間には、客席も息を飲んで見守ります。また、22段もの階段を転げ落ちる「階段落ち」も名物!長期のミュージカル公演は代役がいることも多いですが、『Endless SHOCK』では堂本光一さんが毎日主役を演じ続けます。激しいダンス、殺陣、フライング、そして階段落ち。これらを1人で何日も、そして何年も演じ続けるのは並大抵のことではないでしょう。

Yurika

コロナ禍を考慮して2020年に上演された『Endless SHOCK -Eternal-』では通常の『Endless SHOCK』の3年後を描いたスピンオフ版。殺陣や階段落ちなどは封印し、上演時間も短くなっています。時代に合わせて変化させつつも、上演を続ける『Endless SHOCK』。「Show Must Go On」の精神は、作品に宿り続けています。