日本で愛され続けるミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が6度目の上演決定!2011年以降、数々の名俳優が務めてきたロミオを務めるのは、小関裕太さんと岡宮来夢さん。そしてこの作品での抜擢をきっかけにミュージカルスターになる方も多いジュリエット役に、吉柳咲良さんと奥田いろはさん(乃木坂46)が決定しました!2024年5月、新国立劇場 中劇場にて幕を開けます。

潤色・演出 小池修一郎。ミュージカルファンに愛され続ける名作ミュージカル

2001年にフランスで誕生後、世界20カ国以上で600万人以上を動員したメガヒットミュージカル『ロミオ&ジュリエット』。日本では小池修一郎さん演出により2010年に宝塚歌劇団によって初演されたのち、2011年にミュージカル『ロミオ&ジュリエット』<日本オリジナルバージョン>が上演されました。2017年には“近未来を思わせる、破壊された世界で起こる物語”という設定を据えて演出を一新。2024年の公演は、2021年以来3年ぶり6度目の上演となります。

シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』をベースにしながら、ティボルトの従妹ジュリエットへの密かな恋情、ロミオに恋人の死をベンヴォーリオが伝えるといったオリジナルのストーリーと、全編を通じて登場する死のダンサー、そして「エメ」を始めとする名曲の数々が特徴となっています。アクロバティックなダンスやロックな音楽、衣装も魅力的で、古典『ロミオとジュリエット』に現代的な要素が多数加えられています。

また、本作はロミオ役に城田優さん、山崎育三郎さん、柿澤勇人さん、古川雄大さん、大野拓朗さん、黒羽麻璃央さん、甲斐翔真さんと、今日本で活躍するミュージカル俳優たちを迎えてきています。そしてジュリエット役を務めてきたのは、昆夏美さん、フランク莉奈さん、清水くるみさん、生田絵梨花さん、木下晴香さん、葵わかなさん、伊原六花さん、天翔愛さんと、この作品でミュージカル女優としてデビューしたり、大きな飛躍のきっかけを掴んだりする方が多い作品でもあります。

小池さんは2024年の公演にあたり、「世界はコロナを経て平和になるどころか、次々紛争は勃発し、戦争は続き、新たに武装を重ねる国は多い。分断された国家で引き裂かれる恋人たちは、後を断たない。そんな中で、もう一度この作品と向かい合い、混迷の時代へのメッセージを探り出したいと思う」とコメント。今の時代だからこそ描かれる物語がありそうです。

2024年版キャストはロミオ小関裕太&岡宮来夢、ジュリエット吉柳咲良&奥田いろは

2024年公演のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』でロミオ役を務めるのは、小関裕太さんと岡宮来夢さん。そしてジュリエット役を務めるのは、吉柳咲良さんと奥田いろはさん(乃木坂46)です。

小関裕太さんは、ドラマ・映画・バラエティでの活躍はもちろん、ミュージカル『モンティー・パイソンのSPAMALOT』『四月は君の嘘』や『キングダム』『ジャンヌ・ダルク』など舞台でも精力的に活動されています。映像作品の現場でも『ロミオとジュリエット』の戯曲の重要さ・影響を感じることが多いことに触れながら、「クラシカルな音楽とポップスが混ざり合った美しい楽曲たちを歌い上げることが、僕にとって挑戦だと感じています。従来から伝わるこの「愛」と「悲劇」を全身で受け止め、作品と向かい合うこの期間を大切に育んでいきたいです」と意気込みました。

岡宮来夢さんは、ミュージカル『刀剣乱舞』など2.5次元作品を中心に活躍。本作の出演にあたって厳しいスケジュールが控える中で、「いつか小池先生演出の作品に出演する」という願いを叶えるべく、ご本人の強い希望でオーディションに参加。「とにかくロミオを演じたい一心で、一度歌を聴いていただきたいと無理を承知でお願い」されたのだそう。「選んでいただいた責任をしっかりと感じ、そして先輩方から繋がったバトンの重みを励みに変えてこの大役に臨んでいきたいと思います。そして、僕自身楽しみながら、皆さまに認めてもらえるロミオを作っていきたいと思っています」と強い覚悟を語りました。

吉柳咲良さんは12歳にしてホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞、2017年から2022年までミュージカル『ピーターパン』の10代目ピーターパンを務めました。吉柳さんは「ジュリエット役に決まって、正直にいうと不安が大きかったです。自分との共通点も薄くて、私自身は”ジュリエットっぽさ”みたいなものからは程遠いところにいる人間だと思っているので、どんな風に作り上げていこうかな。と、日々考えながら過ごしています。ピーターパンを卒業してから初のミュージカル出演となるので、またあの時とは違った、ジュリエット役として皆様に納得いただけるような姿をお届けできるよう誠心誠意挑みます」とフレッシュさ溢れるコメントに。

そして奥田いろはさんは乃木坂46の5期生で、本作で初舞台かつ初ミュージカル。乃木坂46の先輩で今やミュージカル女優として大きな存在感を放つ生田絵梨花さんの背中を追いかけ、大きな一歩を踏み出します。「小さい頃から歌ったり踊ったり演じることが大好きでミュージカルにも憧れがあったので、今回このような貴重な機会を頂けたことに感謝しています!歴代公演ではグループの先輩である生田絵梨花さんがこのジュリエット役を演じていて、まさか私がバトンを受け取れるなんて思ってもいなかったので今でも夢みたいです」と喜びを語りました。

さらに、ベンヴォーリオ役に内海啓貴さんと石川凌雅さん、マーキューシオ役に笹森裕貴さんと伊藤あさひさん、ティボルト役に太田基裕さんと水田航生さんとミュージカル界の未来を担うメンバーが集結。

死のダンサー役を栗山廉さん(K-BALLET TOKYO)とキム・セジョンさん(東京シティ・バレエ団)、キャピュレット夫人役を彩吹真央さん、乳母役を吉沢梨絵さん、ロレンス神父役を津田英佑さん、モンタギュー卿役を田村雄一さん、モンタギュー夫人役をユン・フィスさん、パリス役を雷太さん、ヴェローナ大公役を渡辺大輔さん、キャピュレット卿役を岡田浩暉さんが務めます。

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は2024年5月16日(木)から6月10日(月)まで東京・新国立劇場 中劇場、6月22日(土)・6月23日(日)に愛知・刈谷市総合文化センター、7月3日(水)から7月15日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演が行われます。公式HPはこちら

Yurika

新キャストでのロミジュリは、ミュージカルファンにとって嬉しいニュースではないでしょうか!前回の公演とはまた時代が変わり、新たに受け取るメッセージもありそうです。