多くの人々を勇気づけてきた『アニー』。2022年に生誕100周年を迎えました。2024年の公演では、岡田悠李さんと絢田祐生さんの新たな2人のアニーが誕生します。(関連記事:「激動の時代を生き抜くヒントが隠されている?ミュージカル『アニー』から紐解く時代背景」

逆境に負けず希望を持って生きる『アニー』

『アニー』の舞台となっているのは、世界恐慌直後の、1933年のニューヨーク。街は仕事も住む家もない人で溢れていました。11年前、孤児院の前に置き去りにされていた少女・アニーはそんな時でも元気いっぱい。いつか両親が迎えに来ると信じ、逆境にひるむことなく前向きに生きています。

ある日、大富豪オリバー・ウォーバックスの秘書グレースに気に入られたアニーは、クリスマスの2週間をウォーバックスのもとで過ごすことに。ウォーバックスは、アニーを養女にしたいと思うようになります。

しかしアニーは、本当の両親と暮らすという夢をあきらめきれません。その強い気持ちに打たれたウォーバックスは、懸賞金をかけて彼女の両親を捜すことに。ところが、それを知った孤児院の院長ハニガンと弟ルースター、その恋人のリリーは、懸賞金目当てに悪だくみを始め…。

『アニー』が誕生したのは1924年。新聞連載の『ザ・リトル・オーファン・アニー(小さな孤児アニー)』という漫画が始まりでした。逆境にあっても前向きで、明るいアニーは、不況にあえぐ多くの人々の心を掴み、連載は50年以上も続きました。

ミュージカル『アニー』がアメリカで誕生したのは1976年。翌年の1977年には、ブロードウェイにて上演され、開幕直後から話題に。劇中歌『トゥモロー』が大ヒットするなど、空前の人気を博し、トニー賞でも作品賞をはじめとする7部門を受賞しました。

以降、1983年までの6年間で2,377回に及ぶロングラン公演を記録。そして、世界各地で繰り返し上演され、ラジオドラマ化や、映画化などもされています。

新たなアニーの誕生!

日本での初演は、1978年で、総上演回数は1,994回。2021年、2022年公演はコロナの影響で1幕での上演でしたが、2023年には4年ぶりに念願のフルバージョンにて上演をすることができました。今回も2幕のフルバージョンでの上演です。

アニーを演じるのは、岡田悠李さん(チーム・バケツ)と、絢田祐生さん(チーム・モップ)。
岡田さんは、昨年のミュージカル『ジェーン・エア』でヤング・ジェーンとアデールを演じました。絢田さんは、2021年上演のミュージカル『レ・ミゼラブル』リトル・コゼットとリトル・エポニーヌを演じており、2人とも既に実力派俳優への道を着々と歩み進めています。

「どんなアニーになりたい?」という質問に、岡田さんは「元気ですごく明るくて、いくら寂しくても泣き顔を見せない。何事もポジティブに捉える子」、絢田さんは「何でも良いことに変えちゃうポジティブさ、その気持ちで周りの人も笑顔にさせちゃうようなアニーになりたいです」とそれぞれ抱負を語りました。

丸美屋食品ミュージカル『アニー』は東京・新国立劇場 中劇場にて、4月20日(土)〜5月7日(火)で上演です。上演時間は途中休憩20分を含め、約2時間40分を予定しています。公式HPはこちら

ミワ

未来のミュージカルスターの誕生を劇場で見届けてみてはいかがでしょうか。