1948にブロードウェイで初演され、長年にわたり愛されてきた王道コメディミュージカルが日本で上演決定!主演は林翔太さん。そして、主人公のルームメイトとして重要な役を担うのは室龍太さん。劇中に林さんが女装をすることでも話題となっている本作についてご紹介します。
ミュージカル黄金期の名作!自由に恋愛ができない時代で恋に葛藤する大学生の物語
本作は、ミュージカル『Guys and Dolls』や『How to succeed』の音楽を手掛けたフランク・レッサーが音楽と歌詞を担当。イギリスの劇作家ブランドン・トーマスにより執筆され1892年に初演を飾った演劇「チャーリーの叔母」を原作をとし、アメリカ政府から芸術家などに授与される最高の栄誉「国家芸術勲章」も授与された名劇作家、ジョージ・アボットが脚本を書き上げた作品。
ブロードウェイの他に、イギリス・ウエストエンドでの上演や、1952年には映画化もされ、世界中のミュージカルファンに長年愛され続けてきたミュージカル黄金期の名作です。
舞台はビクトリア朝末期。イギリスの名門校・オックスフォード大学の学生で卒業を間近に控えたチャーリーとジャックは、仲良しのルームメイトであり、愛するエイミーとキティを迎えてランチを計画していました。しかし、当時は独身の男女が立会人なしに、会席を同じくすることは許されない時代。何とかして婚約同意書を得たいチャーリーは、折良くやってくるチャーリーの叔母ドナに期待をかけていました。しかし、彼女は現れません。仕方なく、チャーリーが女装してドナに扮する企てをします。
そこへジャックの父フランシスや、エイミーの叔父でキティの後見人のスペッティギューが登場。金に困ったフランシスと、女性より金を愛するスペッティギューの2人から、チャーリー扮するドナは告白を受けてしまいます。何とかこの状況を打破しようと、返答をはぐらかしたり、逃げ出そうとしますが、ジャックに女装を脱ぐことを反対され、エイミー・キティとの婚約同意書を得るために、チャーリーはドナを演じ続けます。
さらに、フランシスの旧友だというスミスが現れて…チャーリーの恋の行方はどうなってしまうのでしょうか。
女装シーンも見どころ?多才なキャストたちが王道コメディミュージカルに登場
好奇心旺盛で元気なオックスフォード大学生、主人公のチャーリー・ウィカムを演じるのは、近年舞台で目覚ましい活躍をされている林翔太さん。チャーリーのルームメイト、ジャック・チェスニー役を室龍太さんが演じます。
林さんは「今回女装します。いや、今回”も”です。昨年も一昨年も、別のコメディミュージカルで女装しております。今のところ、年1ペースで女装してます。最近では磨きがかかってきました。今回のミュージカルもドタバタコメディで面白くなる事間違いなしです」と意気込みます。
一方室さんは「人生2回目のミュージカル」ということで緊張を明かしつつも、「僕は裕福で頑固な役なのですが、自分とは全然違った人物を演じないといけないので役作りは大変だと思いますが、あまり形に囚われないように自分らしく演じられたら」と抱負を語りました。
2人の周りを彩る出演陣も華やか。チャーリーのガールフレンド、エイミー・スペッティギュー役を、『エリザベート』にも出演した経歴を持つ元宝塚歌劇団花組娘役トップ、蘭乃はなさん。ジャックのガールフレンド、キティ・ヴァーダン役は敷村珠夕さん。その他出演には、彩乃かなみさん、福田転球さん、鈴木壮麻さんなどが登場されます!
演出は、劇団「柿喰う客」代表で、外部プロデュースでの活躍も目立つ中屋敷法仁さんが担当。
4月22日(月)から4月29日(月・祝)まで東京・日本青年館ホールにて上演。その後、5月18日(土)、19日(日)大阪・森ノ宮ピロティホールにて大千秋楽を迎えます。東京、大阪ともに初日と楽日はスペシャルカーテンコールとして、キャストのみなさんがご挨拶されるとのことですので、ここも要チェックです!公式HPはこちら
別のコメディミュージカルでも女装をされていたという林さん。女装に磨きがかかってきたとのことですので、ぜひ生でそのお姿を観てみてはいかがでしょうか?そして、感想をポストする際は「#チャリどこ?」を忘れずに!