KAAT神奈川芸術劇場で12月に上演される『ジャズ大名』。筒井康隆さん原作小説を舞台化し、千葉雄大さん、藤井隆さんら個性的なキャストが集結します。キャラクターたちの躍動感と溢れ出るエネルギー感じるビジュアルから、すでに本作の明るさが伝わってきます。

大名がジャズの虜に!“音楽とダンスの狂乱”コメディ

江戸末期、アメリカの南北戦争後に解放された黒人奴隷たちが日本に流れつき、好奇心旺盛な藩主が彼らの奏でる音楽の虜になってしまう奇想天外なコメディ『ジャズ大名』。今回はKAAT版オリジナル作品として、物語の舞台を原作の九州の小藩から、実在した神奈川・小田原藩の支藩、荻野山中藩に置き換えて描かれます。

音楽好きの荻野山中藩の藩主・大久保教義役を演じるのは、映画・ドラマでの活躍はもちろん、『ポーの一族』『世界は笑う』など舞台への出演も続いている千葉雄大さん。

家老・石出九郎左衛門役を演じるのは藤井隆さん。芸人・歌手・俳優としてマルチに活躍、近年ではミュージカル『おとこたち』などに出演し、9月からは世田谷パブリックシアター『ガラパコスパコス ~進化してんのかしてないのか~』への出演が決定しています。

お二人は舞台では初共演。変幻自在でキュートさも併せ持つ二人が繰り広げるコメディの上演台本と演出を手がけるのは、ドラマ『あなたの番です』で全20話の脚本を執筆した福原充則さんです。

さらに、大鶴佐助さん、山根和馬さん、富田望生さん、大堀こういちさん、板橋駿谷さん、北尾亘さん、永島敬三さん、福原冠さん、今國雅彦さん、佐久間麻由さんといった個性的なキャストに加え、日本に流れ着く黒人役としてダンテ・カーヴァーさん、イサナさん、モーゼス夢さんと、人気・実力を兼ね備えた俳優陣が集結。

今回解禁されたビジュアルでは、楽器を持った侍や町人・村人たちが音楽に熱中し、ひしめき合いながら往来を練り歩くイメージで作られたとのこと。城中で繰り広げられる熱狂的なジャム・セッションの様子が描かれています。

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』は12月9日(土)から開幕。兵庫・愛知・大阪公演も行われます。チケットの一般発売は10月7日(土)から。公式HPはこちら

Yurika

年末、音楽と笑い溢れる作品に心が温まりそうですね!