脚本・歌詞・音楽プロデュースを森雪之丞さん、演出岸谷五朗さんが手がけた本格派オリジナル・ミュージカル『SONG WRITERS』。2013年初演、2015年再演で人気を博した本作が、約10年ぶりに再演決定。屋良朝幸さん、中川晃教さん、武田真治さん、コング桑田さんら初演オリジナメンバーに加え、実咲凜音さん、相葉裕樹さん、青野紗穂さん、蒼木陣さん、東島京さんを新キャストに迎え、シアタークリエでの11月公演が行われます。

この世に100の悲しみがあっても101個めの幸せを書き足せばいい

日本を代表する作詞家・森 雪之丞さんと、俳優・演出家として活躍する岸谷五朗さん2人の手によって2013年秋に上演されたオリジナル・ミュージカル『SONG WRITERS』。森雪之丞さんの軽快にしてハートフル、そして謎が謎を呼ぶ脚本・作詞、更には音楽プロデュース。岸谷五朗さんのスタイリッシュでスピーディな、そして抒情溢れる演出。キャストたちの歌・ダンス・芝居とコメディセンスが相まって、観客を大いに沸かせた本作は2015年夏に早くも再演されました。

そして約10年の時を経て、待望の復活公演が実現。シアタークリエでの11月公演が行われたのち、12月には大阪・愛知でのツアー公演が予定されています。

自信過剰な作詞家エディ・レイク役の屋良朝幸さんと、気弱な作曲家ピーター・フォックス役の中川晃教さん、お調子者の音楽ディレクターのニック・クロフォード役の武田真治さん、マフィアのボスのカルロ・ガンビーノ役を愛嬌たっぷりに演じるコング桑田さんら、初演オリジナメンバーが再集結。さらに、実咲凜音さん、相葉裕樹さん、青野紗穂さん、蒼木陣さん、東島京さんを新キャストに迎えます。

屋良さんは「約10年の時を経て再び『SONG WRITERS』の世界に飛び込む事ができるとは。当時30代前半だった自分が今ではね..。だからこそ、今の自分がどんな風にこの作品の世界とエディという人物を想像し、創り上げていくのか。再再演という気持ちより新しい冒険の始まりとして走り出していこうと考えています」と再演の驚きと意気込みをコメント。

中川さんは「今回の再演が決まったタイミングで、ちょうど森雪之丞さんの古希のお祝いがあり、再び上演できる喜びや興奮を分かち合いました!この日は岸谷五朗さんの計らいのもと、僕と、武田真治さんが参加させていただきました。屋良朝幸さんは絶賛公演中とLIVEの真っ只中でしたが、でも私たちの『SONG WRITERS』への真心と共に、プレゼントを雪之丞さんにお渡しすることができました。思えば、これまで私たちが育んでくることができた友情は、この作品から始まりました。11月シアタークリエで私たちエディ・ピーター&フレンズにゼッタイに会いにいらしてください♪お待ちしています!」と再演が決まった際のエピソードを明かしました。

<あらすじ>
1976 年、アメリカ。自信過剰な作詞家のエディ・レイク(屋良朝幸)と、気弱な作曲家のピーター・フォックス(中川晃教)の幼馴染の二人は、いつか自分たちの作ったミュージカルがブロードウェイで上演され、成功することを夢見て、作詞作曲に励んでいる。そんなある日、音楽出版社のディレクター、ニック・クロフォード(武田真治)がやって来る。二人の曲をボスが気に入ったというのだ。ただし契約には、今書きかけのミュージカルを一年以内に完成させること、そしてそのミュージカルに相応しいディーバを見つけることが条件だと言う。

そこへまた来客が。エディが偶然知り合い、その歌声に惚れ込んでしまったというミュージカル女優の卵、マリー・ローレンス(実咲凜音)だ。謎めいたマリーだったが、ひとたび歌い出すと素晴らしい歌声を披露してみせる。彼女こそディーバだ!

一方、ここはエディが書き始めた物語の世界。マフィアのボス、カルロ・ガンビーノ(コング桑田)は、内通者の刑事、ジミー・グラハム(相葉裕樹)のおかげでニューヨーク市警の手から逃れ、手下のベンジャミン・デナーロ(蒼木陣)やアントニオ・バルボア(東島京)らと共に、裏社会のビジネスに広く手を染めている。クラブ歌手でカルロの情婦でもあるパティ・グレイ(青野紗穂)は、ジミーの元恋人。二年前に突然別れを切り出されたことが腑に落ちず、未だにジミーに心を寄せているのだった…。

エディの描く物語に、ピーターとマリーは手応えを感じていた。そこへ、ニックが朗報を持ってやって来る。二人のミュージカルに、有名プロデューサーからの投資話が持ち上がり、しかもマリーをこの作品でデビューさせたいというのだ。それを聞いた三人は大喜びする。

けれどエディは物語の執筆に支障をきたし始めていた。物語と現実が入り交り、ストーリーが勝手に悲劇へと進んでいく。エディは自身のミュージカルの世界の中に取り残される…

武田真治さんは「破茶滅茶に楽しくパワフルなミュージカル」「思いっきり歌って踊って笑って泣くヤツです!」とアピール。『SONG WRITERS』は11月6日(水)から11月28日(木)までシアタークリエにて上演後、12月7日(土)~12月8日(日)には大阪・森ノ宮ピロティホール、12月11日(水)には愛知・Niterra 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて上演が行われます。公式HPはこちら