ロンドン公演開幕！舞台『千と千尋の神隠し』橋本環奈＆上白石萌音のコメント到着

2024年3月に帝国劇場で開幕した舞台『千と千尋の神隠し』。6月まで続く国内ツアーと並行して、カンパニーが渡英し、ロンドン・コロシアムでの上演(135公演予定)が5月7日に初日を迎えました。4月30日からプレビュー公演が行われており、初日カーテンコール写真と千尋役・橋本環奈さん上白石萌音さんのコメント、現地の観客の声が到着しました。

「鑑賞スタイルがすごく気楽な部分が本当に素敵」「浴びたことのない熱気」

2022年に東宝創立90周年記念公演として初の舞台化がなされた『千と千尋の神隠し』。ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』オリジナル版の潤色・演出を担い、『ナイツ・テイル-騎士物語-』『ダディ・ロング・レッグズ』の脚本・演出も手がけたジョン・ケアードさんが翻案・演出を手掛け、第47回菊田一夫演劇賞では上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞を受賞しました。

2023年名古屋・御園座での再演を経て、2024年3月から帝国劇場、名古屋・御園座、福岡・博多座、大阪・梅田芸術劇場メインホール、北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru の全国ツアー公演を実施。並行して4月から8月にかけて、ロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアムでの初の海外公演が行われます。

4月30日からプレビュー公演が行われ、5月7日に初日を迎えました。ロンドンの観客はどのパペットも出てくるだけで歓迎され、カオナシが登場すると、観客から「わあ！」と感嘆の声が上がったそう。神さま達が油屋を訪れる場面では、グランドサークル(客席内)に設置された提灯が点灯し、場内全体が不思議な街となり、ロンドン公演ならではの光景が広がりました。

カーテンコールになるとすぐスタンディングオベーションが起こり、割れんばかりの拍手と歓声、指笛で大盛り上がりだったのだとか。橋本環奈さんは「いろんなところで笑いが起こったり、ロンドンの方たちのジブリ好きな気持ちであったり、お酒を飲みながら観ていたり、ポップコーン食べたり、鑑賞スタイルがすごく気楽な部分が、本当に素敵だなと思います」と観客の鑑賞スタイルについてもコメント。

また「カーテンコールのあの熱狂を感じた時、本当にすごいなと思いました。もちろん日本人の方々の、声には出さないけど、すごく楽しんでくれてる気持ちって、舞台に立っていてすごく伝わるんですね。(ロンドンでも)あれだけあたたかい歓声で迎えられて本当に嬉しいなと思いました」とカーテンコールの熱狂を語りました。

上白石萌音さんも「浴びたことのない熱気を浴びて、しばらくボーっとしてしまうくらいびっくりしました。お客様達がとても喜んでくださったのが伝わって来て嬉しかったです。カーテンコールの最後に千尋がオンマイクで「ありがとうございました」と言うのですが、その瞬間に、私は日本人で、私たちは日本から来て日本語で作品を届けたんだなという実感がせりあがって来てグッときました。毎回そこで感じるものがあります」とロンドン公演ならではの反響を感じられているよう。

上白石さんは1人でロンドンの劇場に観劇に出掛けているそうで、「アプリでパッとチケットを取って、演劇を観に行けるのが最高に幸せです。稽古が早く終わった日は当日券を押さえて一人で劇場に行って楽しみました。演劇でアウトプットをして演劇でインプットするという純度の高い生活を送っています。夢のようです」とロンドン生活を満喫している様子を語られました。

ロンドン公演を観劇された方は、「号泣しました。魔法のようでした。何もかもが素晴らしかったです。また泣きそう。ハクが竜にから元に戻った時、最高でした。千尋が背中に乗って飛んだ時、良く出来ていると思いました」（現地女性）、「人生で初めて見た世界でした。日本語で見れたのが何より良かったです。日本の文化のエッセンスを感じました」（現地女性）などの絶賛の声が。