1990年に日本で公開され、大ヒットした恋愛映画『プリティ・ウーマン』。そのブロードウェイ・ミュージカル版が、2024年9月に日本での初演を迎えます。ミュージカルならではの演出や振付、そして劇中の楽曲にも注目です。

大ヒット映画『プリティ・ウーマン』がミュージカルに！

映画『プリティ・ウーマン』は、ビジネスマンと娼婦という立場の異なる男女が恋に落ちる様子をロマンティックに描いた作品。リチャード・ギアとジュリア・ロバーツが主演し、世界中で大ヒットしました。特に、ジュリア・ロバーツはこの作品でゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞していて、彼女にとっては出世作といえます。

1990年の映画公開から20年以上経った2018年にミュージカル版が製作され、シカゴで初演。その後、ニューヨークのブロードウェイとロンドンのウエストエンドで上演されました。イギリスとアイルランドでは2024年9月までツアー公演が行われる予定で、現在はアメリカの各都市でもツアー中です。

現代的なシンデレラストーリー『プリティ・ウーマン』

物語の舞台は、1990年代のロサンゼルス。実業家のエドワードは、ニューヨークから出張中に娼婦のヴィヴィアンと偶然出会い、一夜を共にします。

仕事一筋のエドワードには離婚歴があり、恋人とも別れたばかりでした。しかし、企業買収を前にして相手との会食に同伴者が必要となったことで、エドワードはヴィヴィアンと1週間の契約を結びます。

娼婦として暮らす日々に自尊心をすり減らしながらも、生来の無邪気さを失わないヴィヴィアン。そんな彼女と過ごすうちに、エドワードの心に変化が現れます。

一方で、ヴィヴィアンも今まで知らなかった世界を見せてくれるエドワードに心惹かれるように。契約の期限が迫るなか、2人の関係はかりそめのまま終わってしまうのでしょうか。

ミュージカル版の音楽や演出・振付にも注目！

ミュージカル『プリティ・ウーマン』では、原作映画の脚本家であったJ.F.ロートンと、監督のゲイリー・マーシャルが脚本を手がけています。映画版を生み出したコンビだからこそ、ミュージカル版でも愛を信じたくなるストーリーを描いてくれるでしょう。

また、グラミー賞の受賞歴を持つシンガーソングライター、ブライアン・アダムスが楽曲の作詞・作曲を担当。アダムスと数々の曲でコラボしてきたジム・ヴァランスとともに、新たな音楽で舞台を盛り上げます。

さらに、演出・振付はブロードウェイで活躍するジェリー・ミッチェルによるもの。ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』ではトニー賞の演出賞にノミネート、振付賞を受賞しています。

この秋、豪華なスタッフが作り上げたミュージカル版を日本で観られる絶好のチャンスがやってきますよ。

ブロードウェイ・ミュージカル『プリティ・ウーマン』は、2024年9月11日（水）から9月16日（月・祝）まで新国立劇場 オペラパレスにて、9月18日（水）から9月23日（月）までTACHIKAWA STAGE GARDEN （立川ステージガーデン）にて、東京公演を実施。その後、10月4日（金）から10月6日（日）まで大阪の東大阪市文化創造館 DreamHouse大ホールで上演されます。

チケットの一般発売は、東京公演が2024年5月18日（土）から、大阪公演が5月26日（日）からの予定です。この他、公演に関する詳細は公式HPよりご確認ください。