舞台芸術学院の同期であったる⻄條義将さん(主宰)と蓬莱竜太さん(作・演出)の出会いによって、1999年に旗揚げした劇団モダンスイマーズ。2022年には、『だからビリーは東京で』で5000人以上を動員しました。そんなモダンスイマーズが約2年半ぶりに新作公演を行います。

蓬莱竜太さんが描く新作のテーマは「罪と赦し」

劇団モダンスイマーズの旗揚げから25年目にあたる今作のテーマは「罪と赦し」です。現在公開されている内容は以下の通り。

でも、とにかく元気だして、 とにかく進まなきゃと思うよ。
頑張らなくていいんだよ、 もっと楽でいいんだよって、
そこら中の画面がすごい笑顔で言ってくるよ。
私をどこに連れて行きたいのさ世界。
私の闘いは安いのかい。
いや、そんな全部を打ちのめすんだと歩き出しながら、
「人生が二度あれば」なんて歌詞を口ずさんでる私。
私よ。
頼むよ、私よ。
一度だけでしょ人生は。
この雨も、この道も、一度だけでしょ。

(劇団モダンスイマーズ, NEXT STAGE 雨とベンツと国道と私, http://modernswimmers.com/nextstage/ , 2024年5月28日)

蓬莱竜太さんが書き下ろす世界観は、作品ごとに異なるカラーを提示しながらも観客を巻き込みながら、惹きつけるドラマ性の高さに定評があります。今作もどのような登場人物の人生がみられるのか、非常に楽しみです。

旗揚げ25年目!劇団モダンスイマーズとは

舞台芸術学院での同期だった⻄條義将さん(主宰)と蓬莱竜太さん(作・演出)が出会い、1999年に旗揚げされた、劇団モダンスイマーズ。以降、蓬莱竜太さんが全公演の作・演出を手掛けています。

劇団メンバーは同じく、舞台芸術学院出身の古⼭憲太郎さん、津村知与⽀さん、⼩椋毅さんと⽣越千晴さんの6名で構成、今作は劇団メンバーが総出演します。

人が生きていくなかで避けることのできない機微、宿命、時代性を蓬莱竜太さんが描き、作品ごとに異なるカラーを提示しながら多くの人々を惹き付けるドラマ性の高さに定評があるモダンスイマーズ。

今回は客演として、“劇場での演劇”の経験値を積み、才能を開花させることを目指して、蓬莱竜太さんがプロデュースする演劇ユニット「アンカル」から、山中志歩さん、そして前作『だからビリーは東京で』にて主演を務めた名村辰さんが出演。また、劇団青年座を経てドラマや映画・声優としても活躍されている小林さやかさんを迎えます。

2024年6月8日(土)~30日(日)東京芸術劇場シアターイーストで上演。6月8日(土)~12日(水)までは前半特典として、蓬莱竜太さん書き下ろし本作の脚本データと、『しがらみ紋次郎』人形劇映画本編のダウンロードパスワードがプレゼントされます!チケットは整理番号付・自由席で一般発売中。(チケットは前作と同様、3,000円と破格の値段設定です…!)U25割や高校生以下割もありますので、ぜひ学生の方も検討を。公式HPはこちら

おむ

すでに完売している日程も出ている本公演。近年の周期的に次作も2年ほど空くのでは…と思われますので、25年目という節目となる新作をお見逃しなく。