『オペラ座の怪人』の続編である人気ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』。2014年の日本初演から3度目の上演が決まりました。2025年1・2月に、日生劇場にて上演が行われます。ファントムは市村正親さん、石丸幹二さん、橋本さとしさん。クリスティーヌは平原綾香さん、笹本玲奈さん、真彩希帆さんです。
『オペラ座の怪人』の後日譚
ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』とは、半世紀に渡り数々の名作を世に送り出してきたミュージカル界の “生ける伝説” アンドリュー・ロイド＝ウェバー氏が、自身最大のヒット作『オペラ座の怪人』の後日譚として生み出した作品。
2010年ロンドンにて幕を開けたのち、数回に渡る手直しを経て、オーストラリアで上演されました。日本では2014年に初演を迎え、1988年に日本で初めてファントムが現れた日生劇場で上演が行われました。
初演時にファントムを務めたのは、市村正親さんと鹿賀丈史さん。クリスティーヌは濱田めぐみさんと平原綾香さんでした。ミュージカル史上稀に見る豪華な舞台セットは瞬く間に反響を呼び、チケットは全日程完売を記録。2019年に再演が行われ、ファントムを市村正親さんと石丸幹二さん、クリスティーヌは初演と同じく、濱田めぐみさんと平原綾香さんが務めました。
そして2025年、日本で３回目の『ラブ・ネバー・ダイ』上演となります。
新キャストを迎えた新たな『ラブ・ネバー・ダイ』へ
2025年版でファントムを演じるのは、市村正親さん、石丸幹二さん、橋本さとしさん。『カム フロム アウェイ』『ムーラン・ルージュ！ザ・ミュージカル』など2024年も活躍の続く橋本さとしさんが新たなファントムを創り上げます。
橋本さとしさんは「本作の幕が上がり客席でファントムの背中を観た瞬間、直感的に「この役をやりたい」と思い、以来目標とする役柄の１つとなっていました。この度、やっと巡り会えた役を全身全霊で演じたいと思います。傷つき苦悩する中、愛と信念を執拗なまで貫く男の姿をお見せできるよう立ち向かっていく覚悟です。私というフィルターから生まれるPhantomをぜひ待っていてください」と作品にかける熱い意気込みをコメントしました。
そしてクリスティーヌを演じるのは、平原綾香さん、笹本玲奈さん、真彩希帆さん。『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『ジキル＆ハイド』『マリー・アントワネット』『メリー・ポピンズ』など数々のミュージカル作品で活躍、舞台『ハリーポッターと呪いの子』ロングラン公演では6月までハーマイオニー役を務める笹本玲奈さんが、待望のクリスティーヌ役となります。
笹本さんは「『ラブ・ネバー・ダイ』への出演は2回目となりますが、今回役が変わってクリスティーヌでの出演となります。初めてこの作品に出会った時、現実とは思えないようなあの美しい世界観に毎回ワクワクし、袖から各シーンを見るほどこの作品の虜になりました。またコニーアイランドに戻れる事、そして新たな発見に出会える事を今からとても楽しみにしています」とコメント。
真彩希帆さんは宝塚歌劇団を2021年に退団後、『天使にラブ・ソングを～シスター・アクト～』『ジキル＆ハイド』『LUPIN～カリオストロ伯爵夫人の秘密～』などに出演。8月から開幕する『モーツァルト！』ではコンスタンツェ役を務めます。
真彩さんは「何度も何度も楽曲を聴いていた作品。クリスティーヌ・ダーエの1人としてアンドリュー・ロイド＝ウェバーさんの美しい音楽と触れ合い、どんな発見があるのか今からとても楽しみです。共演者の皆様と歌で心を通わせる時間。大切に過ごしたいと思います。劇場でお待ちしております」とコメントしています。
＜あらすじ＞
オペラ座からファントムが謎の失踪を遂げて10年。
ファントムは、マダム・ジリー＆メグ・ジリー親子の助けを得てニューヨークに移り、コニーアイランドの遊園地に身を隠していた。ファンタズマ（見世物小屋）を経営し財をなしていたが、クリスティーヌを想い続けるファントムの気持ちが満たされることはない。クリスティーヌの幸せを願い、一度は彼女への愛を押し殺したファントムだったが、その灯は消えるどころか10年という月日とともに狂おしい程に膨らんでいくのだった。
一方、ラウルと結婚したクリスティーヌは一児の母となり、“伝説のソプラニスト”としてオペラ座で活躍していた。しかし、一家の幸せに水を差したのは、ラウルがギャンブルでつくった多額の借金だった。この事実を知ったファントムは、謎の興行主を装い、クリスティーヌがファンタズマに出演すれば多額の報酬を払うと、話をラウルに持ちかける。
借金返済のために、ラウルと息子・グスタフを連れてアメリカへ渡ったクリスティーヌは、この計画の背後にファントムの影を感じ始めて―。
ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』は2025年1月・2月に日生劇場にて上演が行われます。公式HPはこちら
