1987年の日本初演から30年以上(通算上演回数3,459回)、世界ではもちろん、日本でも愛され続けるミュージカル『レ・ミゼラブル』。現・帝国劇場のクロージング公演および全国ツアー公演のキャストが決定しました。初出演のキャストや、役替わりで本作に戻ってきたキャストも多く、名作に新たな風が吹きそうです。

初出演8名、役替わり出演6名の新カンパニー

ジャン・バルジャン:吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔
ジャベール:伊礼彼方、小野田龍之介、石井一彰
ファンテーヌ:昆夏美、生田絵梨花、木下晴香
エポニーヌ:屋比久知奈、清水美依紗、ルミーナ
マリウス:三浦宏規、山田健登、中桐聖弥
コゼット:加藤梨里香、敷村珠夕、水江萌々子
テナルディエ:駒田一、斎藤司、六角精児、染谷洸太
マダム・テナルディエ:森公美子、樹里咲穂、谷口ゆうな
アンジョルラス:木内健人、小林唯、岩橋大

まず、ジャン・バルジャンはお馴染みの吉原光夫さん、佐藤隆紀さんに加え、飯田洋輔さんが出演決定。飯田さんは2004 年、東京藝術大学音楽学部声楽科在学中に劇団四季へ入団、『キャッツ』『オペラ座の怪人』『美女と野獣』『壁抜け男』等、数々の作品で主演を務め、2023年末に退団。劇団四季の大スターが『レ・ミゼラブル』初出演となります!

ジャベール役は2019年、2021年に引き続き伊礼彼方さんが出演。そして、2019年~2021年公演でアンジョルラス役を演じた小野田龍之介さんと、2007年~2009年公演ではアンサンブルで出演した石井一彰さんが『レ・ミゼラブル』の世界にカムバックとなります。

ファンテーヌ役は3名とも本役は初めてのキャスト。2013年~2019年公演でエポニーヌ役を務めた昆夏美さん、2017年~2019年公演でコゼット役と2021年公演ではエポニーヌ役を務めた生田絵梨花さん、そして意外にも『レ・ミゼラブル』は初出演となる木下晴香さん。ミュージカル界を牽引する実力派3名がファンテーヌ役に挑みます。

エポニーヌ役は、2019年〜2021年に引き続き屋比久知奈さんと、『レ・ミゼラブル』初出演となる清水美依紗さん、ルミーナさん。清水さんはディズニーのグローバルな祭典「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」の日本版テーマソング「Starting Now~新しい私へ」の歌唱アーティストを務め、『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』ではエリナ役を務めました。ルミーナさんは東京都出身で、2023年に韓国版ミュージカル『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役でデビューしています。

マリウス役は、第49回菊田一夫演劇賞を受賞、『のだめカンタービレ』『赤と黒』『千と千尋の神隠し』『ナビレラーそれでも蝶は舞うー』と活躍の続く三浦宏規さん。そしてミュージカル『新テニスの王子様』で活躍する山田健登さん、『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』『シュレック・ザ・ミュージカル』『ニュージーズ』などに出演する中桐聖弥さんの2人が『レ・ミゼラブル』初出演となります。

コゼット役は、2021年に引き続き加藤梨里香さんと敷村珠夕さんが出演。そして現在、東京音楽大学声楽科特別演奏家コース4年次在学中の水江萌々子さんがミュージカルデビューを果たします。

テナルディエ役はお馴染みの駒田一さん、斎藤司さん、六角精児さんに加え、染谷洸太さんが出演。染谷さんは2017年~2019年公演にてアンサンブルで出演、近年では『太平洋序曲』『ダーウィン・ヤング 悪の起源』などで活躍しています。

マダム・テナルディエ役は森公美子さん、樹里咲穂さん、谷口ゆうなさんと経験豊かなキャストで本作を支えます。

アンジョルラス役は2021年に引き続きの出演となる木内健人さんと、2023年に劇団四季を退団し『この世界の片隅に』に水原哲役で出演中の小林唯さん、2021年公演にアンサンブルで出演し、今回もアンサンブルの兼任となる岩橋大さんです。

長く愛され続ける作品だからこそ、役が引き継がれていくことを実感させる“アツい”配役となったミュージカル『レ・ミゼラブル』。帝劇公演は2024年12月16日(月)から19日(木)までプレビュー公演が行われたのち、12月20日(金)から2025年2月7日(金)まで上演。その後、大阪・福岡・長野・北海道・群馬での全国ツアーが行われます。公式HPはこちら