ロンドンのトラファルガー広場で開催され、5万人以上の観客を動員する野外ミュージカルフェスティバル「ウエスト・エンド・ライブ」。ウエストエンドで上演中・上演予定の作品から出演者たちがオリジナルパフォーマンスを繰り広げ、それを無料で観られるという夢のような祭典です。2024年は6月22日と23日に開催され、60以上の作品が参加したステージの様子は、YouTubeで配信されています。中でも特におすすめの動画を紹介するので、圧巻のパフォーマンスをぜひご堪能ください!

①『レ・ミゼラブル』

世界的な人気を誇る『レ・ミゼラブル』のステージは動画が16万回以上再生されていて、2024年のウエスト・エンド・ライブでも大きく盛り上がったことがうかがえます。

「オン・マイ・オウン(On My Own)」、「彼を帰して(Bring Him Home)」、「ワン・デイ・モア(One Day More)」の熱いパフォーマンスが披露されました。

②『SIX』

日本でも2025年に来日公演が決定しているミュージカル『SIX』。今年はヘンリー8世の元に嫁いだ6人の王妃たちがステージ衣装で登場し、トニー賞でミュージカル衣装デザイン賞を授賞した個性豊かなドレスにも注目です。ラストに歌われた「The MegaSIX」では、観客も一緒になって大合唱しています!

③『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も、日本上演が待ち遠しい作品の1つですよね。劇中ナンバーから、活気あふれる「It’s Only a Matter of Time」、マーティとドクが歌う「It Works」、原作映画でもお馴染みの「The Power of Love」が歌われました。

お揃いのロゴTシャツを着た出演者たちの姿も、ウエスト・エンド・ライブではお馴染みです。

④『四月は君の嘘』

日本発ミュージカル『四月は君の嘘』は、ウエスト・エンドのハロルド・ピンター劇場で6月28日に開幕したばかり。英語版初演を記念し、一足早くウエスト・エンド・ライブのステージに登場しました。

主人公の有馬公生と宮園かをりをはじめ、制服姿の学生たちがラストに歌い踊る「Speed Of Sound」は爽快感があり、英語の歌詞が新鮮です。

⑤『マリー・キュリー』

6月にチャリングクロス劇場でウエスト・エンド初進出を果たした韓国創作ミュージカル『マリー・キュリー』は、2023年に日本でも上演されたのが記憶に新しいですね。

マリー・キュリーのソロナンバー「Another Name」と、マリーとアンヌがデュエットする「You’re the Reason」を熱唱し、ドラマチックな歌声で観客を引き付けました。

⑥『マンマ・ミーア!』

『マンマ・ミーア!』は、ウエスト・エンドで開幕してから今年で25周年。

1曲目に歌われた「愛のすべてを(Lay All Your Love on Me)」、2曲目の「きらめきの序曲(The Name of the Game)から客席からの歌唱と歓声が聞こえてきて、ステージの熱狂ぶりと作品の人気ぶりが動画からも十分に伝わります。

ラストは、舞台でもお約束のカーテンコールで大盛り上がり!出演者と観客が歌って踊るダイナモスのパフォーマンスは、一緒に口や身体が動いてしまうこと間違いなしです。

さきこ

ステージもさることながら、一緒に歌ったりミュージカルグッズを身に着けて参加したり、思い思いにライブを楽しむ観客の姿が見られるのも動画配信の注目どころです。 「ウエスト・エンド・ライブ」は2005年に開催され、来年で20年目を迎えます。 毎年なぜかこの時期は晴天になるので、記念すべき20周年も青空の下で開催されると良いですね!