劇場でスタッフが注意喚起することも多い前のめりになっての観劇。出演者をじっくり見たいあまりに前のめりになってしまった人、また前の席の人が前のめりになったことで消化不良のまま観劇を終えた人もいるのではないでしょうか。今回は博多座の検証動画を元に、前のめりでの観劇がどれほど後ろの席に影響を及ぼすのかを解説します!

視界から推しが消える!?前のめりを経験して初めて気付く衝撃

前のめりになっての観劇は想像以上に後ろの席の視界を妨げます。それをわかりやすく伝えているのが、博多座の検証動画。身長181cmのスタッフがキャスト役としてステージ上に立っていますが、前列の人の前のめりによって一瞬にして視界から消えてしまいます。

この状態が公演中続くことを想像してみてください。悲しくモヤモヤした気持ちになりますよね。開演前や休憩時間に劇場スタッフからの注意喚起はありますが、それでも前のめりになっている人を見かけることも。経験したことのない人は、ここまで視界が遮られることに気付かないのではないでしょうか。この検証動画をきっかけに、自分も前のめりになっていないか意識して観劇するよう心がけてみてください。

前のめりになりやすいのは2階席・3階席

博多座の検証動画でも2階席で再現されていますが、劇場の座席の中で特に前のめりになりやすいのが2階席や3階席。各階の最前列には転落防止のために手すりがあり、それが視界に入って見えにくいことがあるからです。またステージから距離があるため、もっとよく表情を見たいという思いから気付かないうちに前のめりになっていることもあります。

後方席はリラックスして見やすい席ではありますが、自分の後ろにも観客がいることを頭に置き、周りへの配慮を忘れないようにしましょう。見づらさから前のめりになるのであればメガネやコンタクトレンズの使用、双眼鏡を持参することで解決できますよ。

観劇時の鉄則!座席の背もたれに背中をつける

観劇中は座席の背もたれに背中をつけるのが鉄則!検証動画を見てもわかるように、背もたれに背中をつけるだけで後ろの座席からの視界が広がります。劇場の座席は角度や素材など心地良い造りになっていることが多いので、リラックスして観劇できるのではないでしょうか。

また背もたれに背中をつける意識をすることで、前のめりになるのを防ぐことにも繋がります。普段は姿勢を良く保っている人も、観劇中は背中を背もたれに預けてミュージカルや演劇の世界にどっぷり浸りましょう。

かずちぃ

前の席の人が前のめりになってなかなか体勢を戻さない場合、一番の対処法は近くの劇場スタッフに声をかけて注意してもらうこと。 自分で注意して相手が素直に受け取ってくれれば良いのですが、後々トラブルになることもあるからです。観劇は劇場内の観客全員で楽しむということを忘れず、一人ひとりが気遣いを忘れないことが大切です!