山口祐一郎さんが2006年以来主演をし続けてきた『ダンス オブ ヴァンパイア』。日本初演から 20年目を迎える2025年5月に、東京建物 Brillia HALLで6年ぶりの再演を果たします。そして主演のクロロック伯爵を、山口さんと、新キャスト城田優さんのWキャストで演じられることが決定しました。

終わりなき欲望こそが神! VS 理性こそがこの世の希望!

ロマン・ポランスキー監督のカルト・ムービー『吸血鬼』を下敷きに、『エリザベート』『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』『ベートーヴェン』で知られるミヒャエル・クンツェさんが脚本・歌詞を手がけ、ロック界のワーグナーと称されるジム・スタインマンさんが音楽を手がけた、ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』。1997年にオーストリア・ウィーンで世界初演を迎え、2006年に主演・山口祐一郎さん、演出・山田和也さんのタッグで日本初演を迎えました。

初演の千穐楽には1200名もの観客が当日券を求めて帝国劇場を取り囲んだという人気作品。2009年、2011年、2015年、2019年と再演を重ね、日本初演から 20年目を迎える2025年5月に、東京建物 Brillia HALLで6年ぶりの再演を果たします。

そしてクロロック伯爵を演じるのは、山口祐一郎さん、そして山口さんが親しみをもって「息子!」と接する城田優さん。Wキャストで新たな歴史を刻みます。

サラはフランク莉奈さん・中村麗乃さん、アルフレートは太田基裕さん・寺西拓人さん、マグダは青野紗穂さん、シャガールは芋洗坂係長さん、レベッカは明星真由美さん、ヘルベルトはジュリアンさんと魅惑の新キャストが大集結。

クコール役は初演以来、幕間のクコール劇場が好評を博す駒田一さんと、新キャスト伊藤今人さん(梅棒)の W キャスト。ヴァンパイア・ダンサー=伯爵の化身は、佐藤陽介さん・加賀谷一肇さん。アブロンシウス教授は山口さんと共に長く公演を支えてきた石川禅さんが、新キャスト・武田真治さんと共に演じます。

城田優さんが「元々やはり僕も『ダンス オブ ヴァンパイア』は何度も帝国劇場で拝見させていただいていますけども、いつか自分もヴァンパイア役を演じたいなと思っておりましたゆえ」と出演の理由を語ると、山口さんは「待ってました! 本当にパパとしては幸せです」と愛あるコメントを。

本作の魅力について城田さんが「何と言ってもヴァンパイアの最後の曲じゃないですか?お客様も一体化して」と言い、山口さんも「本当に、客席と舞台がひとつになる、そんな『ダンス オブ ヴァンパイア』2025年は日本全国にお伺いさせて頂きます」とコメントしました。

<あらすじ>
ヴァンパイア研究に生涯を捧げるアブロンシウス教授と若き助手アルフレートは、雪深いトランシルヴァニアの山に迷いこむ。身も凍る吹雪に見舞われながら何とか宿屋にたどり着くが、そこは「ガーリック、ガーリック」と歌う怪しい村人たちのたまり場であった。不審な村人たちの様子を見て、教授はヴァンパイアの存在を確信する。そんな教授をよそにアルフレートはお風呂が大好きな宿屋の娘サラに恋をする。しかしサラはお城に住むクロロック伯爵からの舞踏会の招待を夢みていた。夜も更ける中、入浴中のサラの元に忽然と現われるクロロック伯爵。サラは伯爵の誘惑に抗えずアルフレートの前から姿を消してしまう・・・。

不器用にサラを想うアルフレート。研究一筋、理性を信奉する教授。身を焦がす激しい恋を求めるサラ。この世のすべてを見通しサラの血を求めるクロロック伯爵。それぞれが自らの欲望に突き動かされる時、ヴァンパイアと人間の存亡をかけた運命の戦いがはじまる・・・。

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』は2025年5月に東京建物 Brillia HALL、6月に愛知・御園座、7月に大阪・梅田芸術劇場メインホール、福岡・博多座にて上演されます。