国王ヘンリー8世の6人の元妻たちが、各々の劇的な人生をポップ&ロック調のキャッチーな楽曲で歌い上げる、80分間のノンストップライブパフォーマンス仕立てのミュージカル『SIX』。2022年トニー賞でオリジナル楽曲賞・ミュージカル衣裳デザイン賞などを受賞した最新ヒットミュージカルが、来日版に続き、日本キャスト版で上演決定しました!
6名の元王妃が日本を虜にする!
ミュージカル『SIX』は、壮絶な運命を遂げたヘンリー8世の6人の元王妃たちが現代に蘇ってガールズバンドを組み、「誰がいちばん悲惨な目にあったのか」でリードボーカルを決めることになり、競い歌います。劇中では「Divorced(離婚)、Beheaded(打首)、Died(死亡)、Divorced(離婚)、Beheaded(打首)、Survived(死別)」と6名が辿った人生のキーフレーズが飛び交う斬新なストーリーが展開します。
2017年になんとケンブリッジ大学の学生によって制作された本作。世界最大の芸術祭エジンバラ・フェスティバル・フリンジで発表されるとたちまち話題となり、UKツアーが決定、2019年にはウエストエンドで公演。更にはUKツアーと北米ツアーを経て、2020年にはブロードウェイで上演。2019年にはオリヴィエ賞で作品・助演・音楽・振付・衣裳デザインの5部門でノミネート、2022年トニー賞では、8部門にノミネートされ、ミュージカル衣裳デザイン賞、オリジナル楽曲賞受賞の快挙を遂げました。
キャスティングには、6名の王妃役それぞれに、現代ポップスターのイメージが当てはめられており、一人目の妃キャサリン・オブ・アラゴン役はビヨンセ、ジェニファー・ロペスなど、二人目のアン・ブーリン役は、リリー・アレン、マイリー・サイラスなど、三人目のジェーン・シーモア役は、アデルやシーア、四人目のアナ・オブ・クレーヴス役はニッキー・ミナージュやリアーナ、五人目のキャサリン・ハワード役は、アリアナ・グランデやブリトニー・スピアーズ、六人目の妃キャサリン・パー役は、アリシア・キーズやエミリー・サンデーが挙げられています。
多くのミュージカルファンが日本にもやってくることを待ち望んでいた人気作は、2025年1月、来日公演が決定。続いて、日本キャスト版が東京・愛知・大阪で上演されることが決定しました。
注目のキャストは、キャサリン・オブ・アラゴン役に鈴木瑛美子さん・ソニンさん(東京のみ)、アン・ブーリン役に田村芽実さん(東京・愛知のみ)・皆本麻帆さん、ジェーン・シーモア役に原田真絢さん・遥海さん、アナ・オブ・クレーヴス役にエリアンナさん・菅谷真理恵さん、キャサリン・ハワード役に鈴木愛理さん・豊原江理佳さん、キャサリン・パー役に和希そらさん・斎藤瑠希さんが決定しました。
ヘンリー8世の1人目の妃で、長年連れ添ったにも関わらず王が愛人と結婚するために離婚することとなったキャサリン・オブ・アラゴンを演じるのは、アーティストとして活動し、ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』『RENT』などにも出演している鈴木瑛美子さんと、ミュージカル『キンキーブーツ』『マリー・アントワネット』『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』などで数々の名演技が光るソニンさん。
略奪婚に成功し王妃の座を得るも斬首に処せられた2人目の妻アン・ブーリンを演じるのは、スマイレージ(後にアンジュルム)として活躍後、ミュージカル『MEAN GIRLS』『ヘアスプレー』などに出演、2024年9月からはNHK連続テレビ小説『おむすび』に、2025年にミュージカル『キンキーブーツ』に出演が決定している田村芽実さんと、舞台、映画、ドラマと幅広いジャンルで活躍を続け、9月からはミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』に出演予定の皆本麻帆さん。
王待望の息子を産むが産褥死した3人目の妃ジェーン・シーモアは、新国立劇場フルキャストオーディション企画で選ばれミュージカル『東京ローズ』に出演、9月には『リア王の悲劇』に出演する原田真絢さんと、アーティストとして活動しながら2020年にミュージカル『RENT』ミミ役、2023年9月に『ラグタイム』サラ役での圧倒的な歌唱力で話題となった遥海さんが演じます。
結婚前に見た肖像画と似ていないという理由で即離婚した4人目の妃アナ・オブ・クレーヴス役は、歌手としてアニメ『進撃の巨人』の挿入歌などを担当、ミュージカル『RENT』『メリー・ポピンズ』『ファントム』『ヘアスプレー』『イン・ザ・ハイツ』などに出演したエリアンナさん、『ミス・サイゴン』ジジ役で初舞台を踏み、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』『ジャック・ザ・リッパー』『イン・ザ・ハイツ』などに出演した菅谷真理恵さんが演じます。
前恋人との密会が疑われ斬首となった5人目の妃キャサリン・ハワードを演じるのは、アイドルグループ「℃-ute(キュート)」で活躍し、現在は歌手活動、モデル業、俳優業、MC業と多岐にわたって活躍する鈴木愛理さんと、ディズニー映画実写版『リトル・マーメイド』で主人公アリエルの日本版声優を務め、9月には『イン・ザ・ハイツ』に出演予定の豊原江理佳さん。
そして王に先立たれ生き残った6人目の妃キャサリン・パーを演じるのは、元宝塚歌劇団雪組・宙組の男役スターで、2024年2月に宝塚歌劇団を退団、10月からミュージカル『9 to 5』に出演予定の和希そらさんと、ディズニーアニメーション『ミラベルと魔法だらけの家』でヒロイン・ミラベル役の日本語声優を務め、9月よりミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』に出演予定の斎藤瑠希さんです。
ミュージカル『SIX』日本キャスト版は、東京・EXシアター六本木にて2025年1月31日(金)~2月21日(金)、愛知・御園座にて2月28日(金)~3月2日(日)、大阪・梅田芸術劇場シアターにて3月7日(金)~3月16日(日)に上演されます。公式HPはこちら