今年のトニー賞で韓国発の作品、『メイビー、ハッピーエンディング』が最多6冠を獲得するなど、今勢いがあり世界から注目を集める韓国ミュュージカル。そんな韓国ミュージカルの名作を、日本にいながらスクリーンで堪能することができるこの機会をお見逃しなく!

注目のラインアップ!名作からオリジナル作品まで

今回上映されるのは、『エリザベート』『ファントム』『マリー・アントワネット』『笑う男』『モーツァルト!』の5作品。

まず、7月11日(金)より公開されるのは『エリザベート』。日本でも人気であるこの作品ですが、韓国版も2012年に初演されて以来、爆発的人気を誇り繰り返し上演されています。

タイトルロールであるエリザベートを、『アイーダ』『ウィキッド』といった数々のミュージカル作品で主演を務めているオク・ジュヒョンさん、トートを2013年に『ウェディングシンガー』でデビュー後、多くのミュージカル作品に出演し、昨年には日本での初来日コンサートを成功させたイ・ヘジュンさんが務めた2022年の公演が上映されます。

そして、9月12日(金)からは『ファントム』が上演されます。「オペラ座の怪人」を原作に生まれたこの作品は、日本でも何度も上演されている人気作です。今回は、2021年に公演しそして同年に劇場公開されたものが上映されます。

ファントム役は、アイドルグループSUPER JUNIORのメンバーであり、ソロでは『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『フランケンシュタイン』などのミュージカル作品で主演を務めているキュヒョンさん。クリスティーヌ役はヨーロッパでも活躍する世界的なソプラノ歌手イム・ソンヘさんです。

11月14日(金)から上演されるのは『マリー・アントワネット』。2006年に日本で世界初演を迎え、その後世界各国で現地キャストによる上演が行われ、韓国では2014年に初演以来何度も上演されてきました。今回は2021年公演版が上映されます。

主人公のマリー・アントワネット役は、初演から出演し続けているキム・ソヒャンさん。昨年、シアターオーブで行われた『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』でシスター・メアリー・ロバート役を務めるなど、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。そしてマルグリットー・アルノー役は、昨年韓国で上演され日本でも話題となった『ベルサイユのばら』でオスカルを演じたチョン・ユジさんが務めています。

2026年1月9日(金)からは、韓国にて世界初演となった『笑う男』が上演されます。ヴィクトル・ユゴーが自身の傑作小説と称した小説「笑う男」を原作に、数々のミュージカル作品を手掛けるクリエイターたちが制作に携わったミュージカルです。日本でも、2019年、2022年に上演されました。今回は、2018年に行われた公演を2019年に劇場公開作品として公開された作品を見ることができます。

グウィンプレン役は、韓国ミュージカル界で人気と実力を兼ね備える俳優として活躍するパク・ガンヒョンさん。デア役を、デビューから着実に力をつけ、アンサンブルから大劇場でのプリンシパルまで短期間で駆け上がってきたミン・ギョンアさん。ウルシュス役は、日本の『レ・ミゼラブル』でジャン・バルジャンを2度演じるなど、韓国と日本で活躍しているヤン・ジュンモさんが演じています。

そして2026年3月6日(金)からは、『モーツァルト!』が上演されます。韓国では2010年に初演を迎え、韓国版は公演1ヶ月で約10万人を動員する記録を樹立するなど、韓国でも人気の高い作品です。今回の上映では、本編に加えてキャストやスタッフへのインタビューや舞台裏の様子など特別映像付きで上映されます。

主人公のヴォルフガング・モーツァルトを、ミュージカルはもちろん歌手としても活躍しているキム・ジュンスさん、コンスタンツェ役をキム・ソヒャンさんが演じています。

韓国ミュージカルに興味がある方や、日本版との違いを確認しながら作品を深掘りしたい方など、さまざまな楽しみ方で韓国ミュージカルを気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。公式HPはこちら

nan

最近、トニー賞受賞のニュースもあり韓国ミュージカルがどんなものなのか気になっていたけど、渡韓というところにネックを感じていた私にとってはとても嬉しいニュースでした!この機会に、韓国ミュージカルの良さを味わうことができたらいいなぁと思っています。