2025年8月7日から東急シアターオーブにて上演されている『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュクラー』。プレスコールにて「夢やぶれて」「ワン・デイ・モア」など4曲が披露されました。

総勢65名以上のキャストとオーケストラによる特別ヴァージョン

ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』のロンドン初演40周年を記念して製作された特別ヴァージョン『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュクラー』。ロンドンで上演された『レ・ミゼラブル ステージドコンサート』をスケールアップさせて製作されたもので、2024年9月にイギリス・ヨーロッパで開幕しました。

そして遂に日本に初上陸!世界的に高い評価を受けるカンパニーが来るのを楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。

プレスコールでは劇中から「夢やぶれて(I Dreamed A Dream)」「スターズ(Stars)」「彼を帰して(Bring Him Home)」「ワン・デイ・モア(One Day More)」が披露されました。

「夢やぶれて(I Dreamed A Dream)」ではファンテーヌ役のチャナ・ヒューイットさんが、ペンダントをグッと握り、彼女の人生の壮絶さと儚さを感じさせます。1曲の中にも本作の壮大な物語を感じさせる歌唱です。

続いてジャン・バルジャン役のキリアン・ドネリーさんが「彼を帰して(Bring Him Home)」を披露。祈るような優しい歌声から始まり、楽曲の盛り上がりと共に神に訴えかけるような力強い歌唱へ。マリウスを生きてコゼットの元へ帰したいという強い願いが劇場を震わせているようでした。

ジャベール役をブラッドリー・ジェイデンさんが務めた「スターズ(Stars)」では、星々の1つ1つに語りかけるように、ジャベールの信念が歌われます。照明が印象的に使用される本作だからこそ、より美しく感じられる楽曲かもしれません。

最後に、オールキャストによる「ワン・デイ・モア(One Day More)」。ステージの上を所狭しと各キャラクターが広がっていき、一気に本作の躍動感が伝わります。舞台セットや照明は近代的ですが、本作が持つ独特のエネルギーは変わらないのだと実感させられました。

撮影:山本春花

『レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュクラー』は8月7日(木)から8月30日(土)まで東急シアターオーブにて上演中。9月には大阪公演・福岡公演・愛知公演が行われます。公式HPはこちら

Yurika

4曲ながら、圧巻の歌唱力・表現力で魅了したカンパニー。その迫力に、終わった後もしばらく放心状態でした。世界で活躍するカンパニーを日本で観られる貴重な機会をお見逃しなく!