9月12日(金)に東急シアターオーブで開幕したジャンポール・ゴルチエ『ファッションフリークショー』。初日のプレミア公演ではオープニングイベントが行われ、日本公演アンバサダーの増田貴久さん、森星さん、萬田久子さんが登場しました。

オープニングイベントに増田貴久・森星・萬田久子が登場

世界的ファッションデザイナーのジャンポール・ゴルチエの半生を描くエンターテイメントショー『ファッションフリークショー』。

ジャンポール・ゴルチエが自ら作・演出・衣裳を務め、自身の激動の半生と創造の軌跡を、パリコレクションを飾った実際のオートクチュール衣裳200着以上や、ナイル・ロジャースやマドンナなどの洗練された音楽、世界各国から集結したトップレベルのアーティストによるダンスパフォーマンスによって描きます。

初日9月12日のプレミア公演ではオープニングイベントが行われ、日本公演アンバサダーを務める増田貴久さん、森星さん、萬田久子さんもランウェイ・ウォーク。

増田さんは「裏に素晴らしい衣裳がいっぱい並んでいて、ワクワクドキドキしながら通って、テンション上がってそのまま出てきました!」と興奮気味にコメント。

森さんも「舞台裏でパフォーマーさんたちが腹筋していたり、自分のルーティンをしているのを見て、これから身体表現を含めてエネルギーあふれる舞台に備えているプロフェッショナルさを目の当たりにして、私自身も刺激になりましたし、いよいよ始まったという感じです」と舞台裏の様子を明かします。

萬田さんも「裏側をお見せしたいくらい。今日は2025年、私のビッグイベントです」と高揚感たっぷりにコメントします。

今の心境を問われると増田さんは「しっかりリハーサルしてきたので本番ミスらないように歌とダンス、パフォーマンスをしっかりお届けしたいと思います!…あれ、私出ないですか?」とおどけ、会場を和ませます。萬田さんからは「今日、桃太郎?」と先日増田さんが出演した『氷艶 hyoen 2025』に掛けたツッコミが。お二人のコンビネーションばっちりの関係性が伺えました。

森さんは前回2023年公演でお姉さんの森泉さんが本作のスペシャルサポーターを務めたことに触れ、「まさか2年後に自分がこういった形で携わらせていただくとは思っていなかったので、今日私も皆さんと一緒に観られるのをすごく楽しみにしています。楽しみましょう」と観客に呼びかけました。

本作の見どころについて増田さんは「ランウェイで見させてもらっていた衣裳が、パフォーマーの方たちが着ることによって衣裳が動き出すというか、命が入る感じっていうのが凄く楽しみです」とコメント。

萬田さんも「なんて言っても200着ですよ。これでもか、これでもかというくらい素晴らしい衣裳が出てきますからね」と衣裳の魅力をアピール。

森さんは「愛情を込めて1つ1つ手作りで作られたオートクチュールもそうですし、音楽や照明、総合芸術として、ゴルチエの人生のリズムや、葛藤しながら彼自身の世界観を表現するまでの道のりを描かれていて。舞台という総合芸術を通して観られるというのが本当に贅沢で楽しみです」と語ります。

最後に「ファッションフリークショーを一言で表すなら?」という質問に増田さんは「愛」、森さんは「フリーダム」、萬田さんは「人生」と答えました。

「EVERYBODY IS BEAUTIFUL」

本作は幼いゴルチエがテディベアを“手術”し最初の作品を完成させたところから、最愛の人フランシスとの出会いと別れ、ランウェイへの挑戦などが描かれていきます。独創的なファッションが故の批判を受けながらも、世界的ファッションデザイナーとしての道を駆け上がっていくゴルチエ。1つ1つは斬新なファッションですが、その裏には彼の生き様や価値観が見えてきます。

ゴルチエの代名詞であるコーンブラやマリンボーダーなどの象徴的な衣裳が惜しみなく次々と登場。

客席通路を歩いて観客を盛り上げたり、リングを使ったサーカス的演出で魅了したり、生歌やダンスシーンで沸かせたりと様々なエンターテイメントを駆使してゴルチエの脳内の世界観を表現していきます。観客をステージに上げ、ランウェイを歩く一幕も!プレミア公演では萬田さんが手を挙げ、観客を沸かせました。

「ファッションは自由」であり、「美しさは全ての人の中にある」。人種・肌の色や年齢、性別、容姿などあらゆる境界線を越え、ファッションで1つになろうとするゴルチエの精神が作品を通して貫かれています。

撮影:蓮見徹

『ファッションフリークショー』は9月12日(金)から9月28日(日)まで東急シアターオーブにて上演。公式HPはこちら

Yurika

ドレスアップ推奨ナイトや、キャストと一緒に撮影会ができるフォトセッション・オン・ステージ、バックステージツアーが行われる回も!プレミア公演でも華やかなファッションに身を包んだお客さんが多くいて、ファッションへの愛を感じる空間でした。