キャッチーな楽曲で、底抜けにハッピーなコメディ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』。現在公開中の映画『エルヴィス』で話題のキング・オブ・ロックことエルヴィス・プレスリーの徴兵エピソードからヒントを得て作られたミュージカルが、ついに日本初上陸です。

仕事に恋に大忙し!コメディ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』


キャッチーな楽曲が魅力のコメディ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』。本作が誕生した当時、アメリカ中を熱狂させていたキング・オブ・ロックことエルヴィス・プレスリーの徴兵エピソードからヒントを得て作られました。ブロードウェイでロングランヒットの大好評を博し、1961年にミュージカル作品賞をはじめとするトニー賞を受賞。1963年に映画化、2009年にはブロードウェイ再上陸を果たすなど、長い間愛されている作品です。

『バイ・バイ・バーディー』の舞台は 1960 年代のアメリカ。若くして音楽会社を立ち上げたアルバート・ピーターソンは窮地に立たされています。クライアントであり、世界中の女性の心を鷲掴みにして虜にしているスーパーロックスターのバーディーが兵隊の召集令状を受けてしまったのです。
「スーパースターが徴兵されてしまっては、会社が立ち行かなくなってしまう」と危惧した、アルバートの恋人で秘書のローズ。ローズは、バーディーの入隊前最後の曲「ワンラストキス」 を作って、発売企画としてラッキーな女の子一人にバーディーの「ラストキス」をプレゼントする、という破天荒なアイデアを思いつきます。

そして、オハイオののどかな町に暮らす少女、キムがラッキーな少女として選ばれました。キスの企画に反対するキムのボーイフレンド・ヒューゴをはじめ、父ハリー、母ドリス、弟ランドルフ、友人アーシュラと、小さな町に大スターがやってくることで大騒ぎ。
一方、アルバートとローズは、そろそろ結婚を、と考えてはいるものの、母親をなかなか説得できないアルバートに、ローズはやきもきしていました。果たして、「ワンラストキス」企画は成功するのでしょうか!そして、アルバートとローズの恋の行方は…!?

主演に長野博、翻訳・訳詞に高橋亜子、演出・振付にTETSUHARU。実力派スタッフと俳優が集結

日本版の上演の翻訳・訳詞を手がけるのは、高橋亜子さんです。ミュージカル『ビリー・エリオット』『デスノート THE MUSICAL』『パレード』など、さまざまな作品の訳詞や翻訳を手掛けている高橋さん。素敵なワードセンスで、今回も作品世界を鮮やかに彩ってくれると期待が高まります。
そして、演出・振付は、ダンサー、振付家として活躍されているTETSUHARUさんが務めます。最近では、ミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』の振付・ステージング や『イン・ザ・ハイツ』の演出などで、その才能を遺憾無く発揮しました。

本作の主人公、音楽会社でマネジメントをしているアルバートを演じるのは、舞台・映画・TV とジャンルを問わず活躍している長野博さん。長野さんは以前、ミュージカル『MASK』に出演した際に劇中で使用されていた「Put on a Happy Face」という歌が「一回 聞いたら耳に残るとてもいい曲だなと、記憶に残ってた」そう。『バイ・バイ・バーディー』に使用されていた曲だと知って、「あ!あの曲だ!と、とても嬉しくなりました。その曲をこうして歌えることになり、とても楽しみ」と作品への期待を語りました。

アルバートの恋人兼秘書のローズに、元宝塚歌劇団トップスターでミュージカルを中心に活躍している霧矢大夢さん。 そして、世界中の女性を虜にしているスーパーロックスター・バーディーを、ミュージカル界で活躍されるとともに、アーティストとしても活動されている松下優也さんが務めます。

また、高いダンススキルで『マイ・フェア・レディ』や『四月は君の嘘』等舞台を中心に活躍している寺西拓人さん、元さくら学院のメンバーで伸びやかな歌声が魅力の日髙麻鈴さん、舞台を中心に高い演技力で活動の幅を広げている内海啓貴さん、卓越した歌唱力が魅力の敷村珠夕さん。

さらに、アルバートの愛情深い母親・メイに、迫力ある歌声の田中利花さん、元宝塚歌劇団で抜群の歌唱力の樹里咲穂さん、魅力のバリトンボイスを持つ今井清隆さんといった、個性豊かな実力派俳優が勢揃いしています。

ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』は、2022年10月18日(火)~30日(日)に、KAAT神奈川芸術劇場で上演。その後、11月5日(土)~7日(月)に大阪・森ノ宮ピロティホール、東京ファイナルとして11月10日(木)にパルテノン多摩・大ホールで上演予定です。公演HPはこちらからご覧ください。

ミワ

『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』を観劇した際にTETSUHARUさんの振り付けがとても好きだったので、本作の振り付け、そして演出をされることが、個人的にとても楽しみです!