2021年3月5日(金)に公開し、全国各地の映画館で満員御礼の大ヒットとなった映画『キンキーブーツ』。公開から1年以上経過した今でもアンコール上映の要望が殺到。そして今回、7月26日(火)に全国13劇場にてアンコール上映が決定しました!

日本中を熱狂させた名作!アンコール上映が決定

トニー賞受賞作品『キンキーブーツ』。実話を元にした同名映画を、ハーヴェイ・ファイアスタインの脚本とシンディ・ローパー作詞・作曲によりブロードウェイにて上演、大ヒットしたミュージカルです。日本では、2016年と2019年に上演され、多くの観客を魅了。今秋には新ローラ役城田優さんで3度目の上演が決定しています。

再々演を前に、松竹ブロードウェイシネマにてミュージカル『キンキーブーツ』のアンコール上映が決定。上映される映像は、ブロードウェイ上映版“本家本元”の『キンキーブーツ』となります。アンコール上映の7月26日(火)は、ブロードウェイで本作が再上演される記念すべき日です。松竹ブロードウェイシネマについてはこちら

イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の次期社長として産まれたチャーリー。フィアンセのニコラとともにロンドンでの生活を決めた矢先、父親が急死。工場を継ぐことになってしまいます。また、工場は、実は経営難に陥っており、倒産寸前。

幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れるチャーリーロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラにヒントを得て、ドラァグクイーンのためのブーツをつくる決意をします。チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、試作を重ねていきます。型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意します…!

現在・過去・未来を描き出す「靴」

ここからは、『キンキーブーツ』の楽曲「The most beautiful thing in the world」を紐解いていきましょう。この楽曲は、「靴」が過去と現在と未来の象徴として扱われているのが印象的な歌です。

靴工場を経営するチャーリーの父にとっては、家族の伝統の象徴としての靴。ニコラにとっては、「自分の行きたいところに連れて行ってくれる」所属意識や自己認識を示すものとしての靴。幼いサイモン(ローラ)にとっては、「この靴を履いているとずっと魔法にかかっている気分になる」という未来への憧れが詰まった靴。大人になったチャーリーにとっては、自分を縛るもの、と様々な描かれ方をしています。

靴をキーワードに各キャラクターの想いが描かれるこの楽曲。ぜひ劇中でゆっくり聞いてみてください!

映画『キンキーブーツ』は、東京では、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー、東劇、他5館、埼玉、大阪、愛知など全国8の映画館で上映されます。7月26日上映限定で、入場者プレゼントも。詳細については、松竹ブロードウェイシネマ公式HPからご覧ください。

ミワ

人気作品『キンキーブーツ』、今まで松竹ブロードウェイシネマで上映された時に見逃してしまった方、必見です!