寒い季節、ついお部屋にこもりがちになっていませんか?そんなときは楽しみな外出の予定をつくるのがおすすめですよ。2026年2月、演劇界は熱い視線を集める話題作であふれています。今回は名作の再演や日本初上陸の注目作など、今月ぜひ足を運びたい舞台をまとめてご紹介します。
ミュージカル『レイディ・ベス』エリザベス1世の青春と運命が立ち上がる

『エリザベート』や『モーツァルト!』で知られるミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイの手がけた大作ミュージカルが、ファン待望の再演を迎えます。
主人公「レイディ・ベス」は、ヘンリー8世の娘でありながら、母アン・ブーリンが反逆罪の汚名を着せられ、処刑されてしまったために、片田舎で暮らしていました。しかしある日、母親違いの姉である現国王・メアリーへの反逆罪の疑いをかけられ、ロンドン塔に収監されます。
本作では、異母姉の激しい憎しみや陰謀にさらされながらも、自分自身の生き方を見出し、女王エリザベス1世へと成長していく姿が描かれます。1人の女性としての運命と恋が、舞台上でどのように立ち上がるのでしょうか?
ミュージカル『レイディ・ベス』は、2026年2月9日(月)から3月27日(金)まで日生劇場で実施されます。
舞台『大地の子』戦後80年を経て、戦争孤児の半生を舞台で描く

山崎豊子さんの小説『大地の子』は、激動の中国大陸を生き抜いた戦争孤児の半生を描いた大作です。脚本・マキノノゾミさん、演出・栗山民也さんで舞台化されます。
第二次世界大戦後、中国に取り残された日本人少年・勝男が、陸一心(ルー・イーシン)として中国人養父母の愛情に育まれながらも、時代という荒波に翻弄されます。実父である松本耕次との再会や、過酷な服役生活、そして看護師・江月梅との出会いを経て、その人生が向かう先とは……。
不条理や残酷な運命に翻弄されながらも強く生き抜いてゆく一心は、現代のわたしたちに何を問いかけるのでしょうか?舞台『大地の子』は、2026年2月26日(木)から3月17日(火)まで明治座にて上演です。
舞台『プレゼント・ラフター』英国発の傑作ラブコメディに稲垣吾郎が挑む

本作は英国のマルチアーティスト、ノエル・カワードが1939年に執筆し、1942年に初演された珠玉のラブコメディです。
舞台は高級アパートメントの一室。稲垣吾郎さん演じるスター俳優・ギャリーは、誰からも愛されるカリスマでありながら、人気ゆえの孤独と老いへの不安を抱え、私生活でも「演技」をしてしまう癖があります。そして海外ツアー出発を控えた彼のもとへ、個性豊かな面々が次々と訪れ、騒動を巻き起こします。
演出の小山ゆうなさんと稲垣さんが初タッグを組む本作。ウィットに富んだ会話の中に大人の葛藤を描き出します。タイトルの「プレゼント・ラフター(今この瞬間の笑い)」に込められた、シェイクスピア由来の「刹那的な喜び」という意味も噛み締めながら楽しみたい作品です。
舞台『プレゼント・ラフター』は、2026年2月7日(土)から28日(土)までPARCO劇場で上演です。
舞台『ピーターとアリス』世界中で愛された子どもたちは、大人になって人生を赤裸々に語る

世界中で愛される児童文学『ピーター・パン』と『不思議の国のアリス』。そのモデルとなった実在の人物、ピーター・ルウェリン・デイヴィスとアリス・リデル・ハーグリーヴスが、数十年後に出会う……。
本作は、1932年のロンドンを舞台に、老境に入ったアリスと青年ピーターが、現実と幻想が交錯する中でそれぞれの辿った人生を赤裸々に語り合う物語です。
若きアリスを古川琴音さん、ピーターを青木柚さんが演じ、80歳のアリス役には麻実れい、ピーター役には佐藤寛太という豪華な顔ぶれが揃います。ジョン・ローガンさんの脚本、熊林弘高さんの演出により、かつて世界中に愛された子どもたちの数奇な運命が描き出されます。
舞台『ピーターとアリス』は、2026年2月9日(月)から2月23日(月・祝)まで、東京芸術劇場 プレイハウスで上演されます。
舞台『黒百合』幻の花を巡って狂う人々を描く、泉鏡花の傑作小説が舞台に

泉鏡花の幻想的な長編小説『黒百合』が、藤本有紀さんの脚本、杉原邦生さんの演出によって、令和の舞台芸術として新たに立ち上がります。人跡未踏の「石滝の奥」に咲くといわれる幻の花、黒百合を手に入れようとするうち、人々の運命は静かに狂い始めるのでした……。
主演の木村達成さんをはじめ、土居志央梨さん、白石加代子さんら実力派キャストが集結。欲望と清浄、美と死が表裏一体となり、観客を妖しくも美しい泉鏡花ワールドへと誘います。古典情緒と現代的な感性が融合した極上のエンターテインメントになることでしょう。
舞台『黒百合』は世田谷パブリックシアターにて、2026年2月4日(水)から2月22日(日)に上演されます。
舞台『VOICARION 10周年記念公演』東京建物 Brillia HALLで人気作品を連続上演!

『VOICARION(ヴォイサリオン)』とは、劇作家・演出家の藤沢文翁さんと東宝株式会社がタッグを組んだ、台本を持った役者がマイク前で演じる、朗読スタイルの舞台シリーズです。2026年、誕生10周年を記念してツアーをスタートさせます。
豪華声優陣による圧倒的な表現力と、生演奏の音楽、そして最新の演出効果が融合した「唯一無二の観劇体験」が魅力な本シリーズ。ファンはもちろん、初めて朗読劇に触れる方にとっても見逃せない記念すべき公演となるはずです。
2026年2月に東京で上演されるのは『信長の犬』と『孔明最後の一夜』の2演目です。『信長の犬』は日本初の軍用犬の実話に基づく作品で、『孔明最後の一夜』は五丈原の戦いで諸葛亮孔明が亡くなる一夜の物語となっています。
ミュージカル『VOICARION ~信長の犬~』は2026年2月14日(土)から17日(火)まで、『VOICARION ~孔明最後の一夜~』は2月19日(木)・20日(金)に、東京建物 Brillia HALLで上演です。
ミュージカル『最後の事件』話題の韓国ミュージカルが日本初上陸!

韓国で話題を呼んだミュージカル『最後の事件』が、ついに日本初上陸を果たします。
本作は、作家のアーサー・コナン・ドイルと、その最高傑作である探偵シャーロック・ホームズによる二人芝居です。歴史長編小説を書きたいドイルと、ホームズの続編を求める世間、そして小説の中からドイルに語りかけるホームズ。現実と虚構が入り混じり、本来交わるはずのない2人が繰り広げる濃密な心理戦は、観る者を深い没入感へと誘うことでしょう。
大きな特徴といえるのが、アーサー・コナン・ドイルとシャーロック・ホームズそれぞれがトリプルキャストであること。アーサー・コナン・ドイル役を加藤和樹さん、矢崎 広さん、髙橋 颯さん。シャーロック・ホームズ役を渡辺大輔さん、太田基裕さん、糸川耀士郎さんが演じます。ペアごとに異なった印象を味わうのも楽しそうですね。
ミュージカル『最後の事件』は、2026年2月7日(土)から3月8日(日)まで博品館劇場にて上演されます。アフタートークや開幕記念カーテンコールも実施予定です。
舞台『2時22分 ゴーストストーリー』伏線だらけの24時間と、スリリングなホラーサスペンス

ロンドンで社会現象を巻き起こした衝撃作が、シアタークリエに登場します。
新居に引っ越してきたばかりの夫婦、ジェニーとサム。ジェニーは毎晩2時22分に聞こえてくる不審な音を幽霊だと信じ、懐疑的なサムや友人たちと一緒に、その時間まで起きて真実を見届けようとします。緻密に張り巡らされた伏線と、息つく暇もない心理描写、そして待ち受ける「決して誰にも喋ってはいけない」意外な結末。極上のサスペンス体験を求める方は必見の一作です!
舞台『2時22分 ゴーストストーリー』は、2026年2月6日(金)から3月1日(日)までシアタークリエで上演されます。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』ラストイヤーに10人のハリー・ポッターが集結

2022年の開幕以来、ロングランを続けてきた舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が、ついに日本公演のラストイヤーを迎えます。集大成となる1年に向けて、歴代のハリー・ポッター役キャストが集結することも発表されました。
藤原竜也さんや稲垣吾郎さんを含む計10名の英雄たちが、バトンをつなぎながら魔法の世界を駆け抜けます。『ハリー・ポッター』シリーズの魔法を体感できる最後の機会、物語は最高潮の盛り上がりを見せることでしょう。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、TBS赤坂ACTシアターにてロングラン上演中です。
笑い、涙、戦慄のサスペンスまで、2月の東京は多種多様な物語で彩られています。人気公演はチケットの完売が予想されますので、各作品の公式サイトを早めにチェックしてみてくださいね。


















