2月6日よりシアタークリエにて開幕の舞台『2時22分 ゴーストストーリー』。ロンドンで2021年に初演以降、世界各地で上演されているホラーサスペンス作品がいよいよ日本初演を迎えます。本作に出演する加藤シゲアキさん、葵わかなさん、南沢奈央さん、松尾諭さんがフォトコールと囲み取材に臨みました。
劇中から一部シーンを披露
BBCでホラーのポッドキャストのヒット作を持つ若手作家ダニー・ロビンズが脚本を手がけ、斬新なストーリーが話題を呼んだ『2時22分 ゴーストストーリー』。日本初演では演出に森新太郎さん、主人公サム役に加藤シゲアキさんを迎えて上演されます。

フォトコールでは1幕第2場から、約20分間のシーンが披露されました。物理学教授で文筆家のサム(加藤シゲアキさん)と、妻のジェニー(葵わかなさん)の自宅に、サムの旧友で心理セラピストのローレン(南沢奈央さん)と、ローレンのボーイフレンドで建築業者のベン(松尾諭さん)が訪ね、夕食を共にしています。

彼らが席を外した隙にベンを皮肉交じりに評するサムと、生まれたばかりの娘フィービーの様子を気にしながらサムの数日間の不在を責めるジェニー。そしてジェニーは3人を前に、「毎晩2時22分になると、子供部屋から歩き回る音がする」と不可解な現象を告白します。

信じようとしないサムをよそに、ジェニーはローレンとベンに2時22分まで家に留まって一緒に見届けて欲しいと依頼し出し…。

ブルーを基調とした家具が並べられたリビングルームには、サムお気に入りの天窓が。ぬいぐるみや冷蔵庫に貼られた写真から、フィービーの存在も感じられます。そして印象的なのは、赤色のデジタル時計。タイトルにもなっている「2時22分」が近づくとどんなことが起こるのか、期待と不安が高まります。

知らなければ知らないほど面白い舞台に
囲み取材でもネタバレにならないよう配慮しながら、「ゴーストストーリーなので、ホラーで、幽霊にまつわる話なんですけれど…知らなければ知らないほど面白い舞台になっているので、こちらからはあえて何も言わずに、“2時22分”ということだけ感じて来てもらえれば」と語った加藤さん。

「ホラーあるあるだと思うんですけれど、現場は逆に明るかった」と稽古場の様子を振り返り、南沢さんも「緊張感のあるシーンもあるけれど、明るかったですね」と頷きます。

葵さんは「人数が少ない分、凄く助け合っている、支えていただいている感じがありました。繋がっている感じが強かったので、楽しかった」とコメント。

食の話題や本の話題で盛り上がったそうで、松尾さんは稽古場で金平糖をキャストに配ったそう。「台詞量も多いし、ホラーとは言え人間関係を濃密に描いている会話劇で緊張感が必要なので、頭を使うから糖分を。あともっと飲みに行きたかったんですけれど、みんな余裕がない感じだったので、稽古場の最終くらいに1回だけ飲みに行きました」と明かしました。

稽古場での加藤さんの様子について問われると、南沢さんは「休憩時間にパソコンを開いて、別の作品の脚本を書いていらっしゃった」とコメント。松尾さんは「魚の写真もよく見ていたけどね」と突っ込み、「バレましたか」と笑う加藤さんでした。

本作の戯曲の印象について加藤さんは「元々イギリスで最初に上演されて、凄く人気で今世界で上演されているということで、最初に読んだ時はなかなかどういう話なのか分からず、どこに向かっているのか分からなかったんですけれど、読み終わった時に鳥肌が止まらなかったです。特に舞台ではあまり観たことのない話ですし、実際にどう演じるんだろうとやる前は不安もあったんですけど、みんながそれぞれ面白く演じて、有機的に豊かな感じになりました。演出の森さんのおかげもあって本当に面白い形になり今日を迎えられたので、できる限り多くの方に見ていただきたいなと思っています」と手応えを語ります。

最後に加藤さんから「一度観たら忘れられない、そして二度も三度も観たくなる、思い返すだけでも楽しい舞台なので、ぜひ観ていただきたいです。ただ誰にも言っちゃいけないので、もし誰かと話したい場合は、その友達を誘って来てほしいなと思います」とメッセージがおくられ、会見が締めくくられました。

『2時22分 ゴーストストーリー』は2026年2月6日(金)から3月1日(日)までシアタークリエにて上演。3月6日(金)から8日(日)に東海市芸術劇場、3月12日(木)から16日(月)にSkyシアターMBSにて上演が行われます。公式HPはこちら
加藤さんがネタバレにならないように言葉を巡らせていると、「あー!大丈夫?!」と過敏に突っ込んで場を和ませてくださった松尾さん。お話にあった通り、明るくチームワークの良いカンパニーであることが伺えました。


















