近年、主催者側から注意事項に観劇マナーに関することを事前に記載している舞台もしばしば。初めて舞台・ミュージカルを観劇する人も、普段から観に行く人も、一緒に観劇の基本マナーを確認していきましょう!
ポイント1:観劇中、「音」は最小限に
・観劇時は、おしゃべり×、物音×、とにかくお静かに
観劇中はみんな舞台上の音を集中して聴き、物語の世界に没入しています。そんななか、観客席で音が鳴ると一瞬で現実に引き戻されてしまいますね……。
座席を座り直す音、カバンの中を探る音など、音を出さないように配慮が◎。特に話題になるのは、ビニール袋のカサカサ音です。小さな音だと思っていても、意外に響いているもの。
どうしても咳や鼻水が出てしまいそうな時は、ハンカチやティッシュを添えて可能な限り音を最小限に抑えましょう。
あと、おしゃべりは絶対NG!感想は観劇後に思いっきり語り合いましょう。もちろんコメディ作品等での笑い声はOKです!
ポイント2:スマートフォンとスマートウォッチは音が鳴らないよう、観劇前に必ずチェックを!
・スマートフォンは必ず電源OFF
・スマートウォッチも電源OFFか、観劇中だけ外して鞄の中へ
これ意外と忘れがちな方も結構います。舞台のみならずライブ等、ナマモノ系を何度も観劇してきた筆者も、着席後、開演前アナウンスがされたら必ずチェックするようにしています。
実は筆者も過去、観劇中に他のお客さんのスマートフォンが鳴ってしまったことがあり。その瞬間、劇場内は凍りつき、舞台上の演者さんは怒っているように見え、思い出すだけでも恐ろしい状況に……。本当に気をつけてください。
ここでなぜ「機内モード」じゃダメなの?と思うかもしれないですが、機内モードは通信が遮断されるため、着信は防げますが、アラームが鳴ってしまう可能性があります。マナーモードもバイブに気をつけないといけないので、電源OFFが一番安全です。
また昨今、スマートウォッチの画面の明かりも問題になっています。スマートフォンもですが、画面の明るさを最小にしていても、真っ暗な劇場内では本当に目立ちます。
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特にスマートウォッチは手首の傾きで画面が自動で光ってしまうため、電源を切るか、観劇中だけ外してカバンの中にしまっておくのも手です。
ポイント3:靴や髪型は周りに配慮を
・靴は過度な高さのある厚底やヒールはNG
・髪型は座ったときに後ろの人が「見えない!」とならないように配慮を
好きな洋服や靴等で観劇するのはもちろんOKなのですが、劇場は色んな方々と観劇体験を共有する場所。周りの人も配慮した服装で行くのがベターです。
特に靴には要注意。昨今、厚底が流行っていますが……。過度な高さのある厚底やヒールのついた靴は、階段も多く、暗い劇場内では危険なので避けるようにしましょう。
また髪型も過度な「アップ」や「まとめ髪」は避け、後ろの人が見えやすいように配慮を。帽子はもちろん外しましょう!
ポイント4:観劇中は、背もたれに背をつけた姿勢で
・前のめりになっての観劇は×!
・観劇中の移動は基本NG
・カーテンコールでの投げ込みは絶対×!
・場合によっては劇場受付等で演者さんへのプレゼントを預けられる場合があるので事前に確認を
物語に没入してしまうと、ついつい前のめりになって観劇してしまいそうになりますが、ぐっとこらえて。前のめりになってしまうと、後ろの人の視界を大きく遮ってしまいます。特に後方の席や2階席のときは要注意。
また、劇場内ではもちろんみなさん座って観劇しています。そんななか立って動いてしまうと、視界の妨げになるなど、非常に目立ちます。どうしてもお手洗いに行きたくなってしまった場合は、周りへの配慮を忘れずに。
加えて、舞台上への投げ込みは、舞台上の演者さんのみならず、周りのお客さんにも危険が及ぶかもしれないので、許可されている時以外は絶対にNGです。プレゼントを渡したい場合は、劇場の受付等で預かってくれるケースもあるので、事前に確認してみましょう。
観劇マナーQ&A
Q. 観劇中に飲み物は飲んでもいい?
A. 基本的に、蓋付きの飲み物であれば問題ない場合が多いです。ただし、劇場や公演によってルールが異なるため、事前に公式サイトで確認するのが安心です。
飲む際は、上演中に音が出ないように注意しましょう。ペットボトルの開閉音や、紙コップのカサカサ音も意外と響きます。開演前や休憩時間に済ませておくのがベターです。
Q. 拍手のタイミングがわかりません
A. 基本的には、周りの観客に合わせれば問題ありません。
一般的には、シーンの終わりや印象的な演技・歌の後、カーテンコールなどで自然に拍手が起こります。無理にタイミングを探す必要はなく、「良いと思ったときに素直に拍手する」ことが大切です。
不安な場合は、最初は周囲に合わせる意識でOKです。
Q. 観劇中にトイレに行ってもいい?
A. やむを得ない場合は可能ですが、周囲への配慮がとても重要です。
移動する際はできるだけ静かに、かつ他の方の視界を遮らないよう注意しましょう。また、演出の重要な場面を避けるためにも、できれば休憩時間を利用するのが基本です。
不安な方は、事前に通路側の席を選ぶのも一つの方法です。
Q. 双眼鏡(オペラグラス)は使ってもいい?
A. 基本的に使用して問題ありません。
ただし、周囲の方の視界を遮らないように、肘を大きく広げない・前のめりにならないなどの配慮が必要です。また、頻繁に出し入れすると音が出るため、あらかじめ膝の上に置いておくなど工夫すると安心です。
Q. 服装はどこまでカジュアルでも大丈夫?
A. 明確なドレスコードはないため、基本的には自由です。
ただし、劇場は多くの人が同じ空間で観劇する場所のため、清潔感があり、周囲に配慮した服装を心がけましょう。
特に注意したいのは以下の点です:
- 後ろの人の視界を遮る髪型や帽子
- 音が出やすいアクセサリーや衣類
- 極端に高いヒールや厚底靴
「自分が楽しむ」と同時に「周りの人も楽しめるか」を基準に考えるのがおすすめです。
Q. 上演中にスマホを少し見るのはOK?
A. NGです。
劇場内は暗いため、スマートフォンの画面は想像以上に目立ち、周囲の観劇体験を大きく妨げてしまいます。通知やアラームも含め、トラブルを防ぐためにも電源OFFが推奨されます。
Q. 前の席が見えづらいとき、姿勢を変えてもいい?
A. 周囲への影響が出ない範囲であれば問題ありませんが、前のめりになるのはNGです。
前のめりになると、後ろの人の視界を大きく遮ってしまいます。どうしても見づらい場合は、背もたれに背をつけたまま調整するなど、周囲への配慮を優先しましょう。
荷物預かりや託児サービス等、各劇場が提供するサービスを使って良き観劇体験を
・手荷物やコートはコインロッカー等を利用して、客席に持ち込む荷物は最小限に
・お子さんがいらっしゃる場合は親子観劇室や、託児サービスの活用検討も◎
荷物やコートはコインロッカー等に預け、客席に持ち込む荷物は最小限にするのがマナー。もしキャリーケースやベビーカー等、客席に持ち込めないほど大きな荷物は劇場の受付等で預かってくれる場合もあるので、事前に劇場のHPで確認を。
また昨今、劇場側で、託児サービスや親子で観劇するための観劇室を提供しているところも増えてきています。
例えば、劇団四季では、もし観劇中にお子さんが声を立ててしまったり、話し出してしまった時に使用できるよう、「親子観劇室」が専用劇場後方に設置されています。その他、観劇日当日に劇場が提携している託児所に預けられるサービス(事前予約)もあります。
KAAT神奈川芸術劇場や世田谷パブリックシアターでも託児サービスを実施している公演が数多くあります。観劇を諦める前に、活用を検討してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したのは基本マナーですので、公演ごとに注意事項も異なります。この記事内のマナーを参考にしつつ、観劇前に必ず観に行く舞台・ミュージカルの注意事項を確認することを忘れずに。
今年も良い観劇ライフをお過ごしください!




















