いよいよ８月から帝国劇場にてミュージカル『王家の紋章』がスタート。初演から約5年が経過し、今年さらにパワーアップした『王家の紋章』が観られることが今からとても楽しみです！今回はそんな『王家の紋章』開幕に先立ち、ストーリーと見所をご紹介します！

時空を超えたラブロマンス

舞台は古代エジプト。考古学が大好きな現代アメリカ人の少女キャロルはとあるピラミッド発掘に参加し、そこでタイムスリップしてしまいます。タイムスリップした先の古代エジプトで出会ったのは、少年王メンフィス。キャロルは、エジプト人にはありえない金髪碧眼に白い肌。考古学の知識と現代の知恵を持っています。やがて古代エジプト人達から、“ナイルの娘”“黄金の姫”と呼ばれ崇められる様になり、宰相イムホテップからも認められるようになります。

現代を懐かしみ、帰りたいと願っていたキャロルでしたが、メンフィスから求愛を受け、強引で美しい若き王メンフィスに反発しながらも心惹かれてゆきます。しかしキャロルの英知と美しさにほれ込み、彼女を奪おうとするヒッタイト王子・イズミルなど、2人の間には数々の困難が立ちふさがることに。果たしてメンフィスとキャロルの運命は――。

大リニューアル！豪華キャストで再々演

2016年に世界初演、翌年2017年にほぼ同じキャストで再演を行なった『王家の紋章』。今年はキャストが大きく入れ替わることとからも、注目度が高まっています。初演から続いてメンフィス役を演じるのは浦井健治さん。そして今回、Wキャストとして同じくメンフィス役を演じるのが海宝直人さんです。多くのミュージカルに出演されている海宝さんですが、今回帝劇初主演となります。キャロル役は共にディズニー作品での吹き替えでも知られる神田沙也加さんと木下晴香さん。

また、初演、再演とヒロインのキャロル役を演じた原作の大ファンである新妻聖子さんは今回、メンフィスの姉であるアイシス役を演じます。『王家の紋章』の影響でエジプトに出向くほどの新妻さん。天真爛漫な少女キャロルとは違った大人の気品溢れる新たな役柄に期待が高まります。