年に一回の長期休暇を取って海外旅行をするのが趣味、という人も多いのでは?コロナ禍でなかなか海外の空気を味わえない今、ニューヨークの空気に浸りたいなら断然この作品!あなたも素敵な音楽とともにニューヨークを旅してみませんか?

ニューヨークの路地裏がスタジオに!

恋人とともに夢を追ってニューヨークへやってきたシンガーソングライターのグレタ。しかし恋人デイヴの浮気で別れることに。失意の中、嫌々上げられたライブハウスのステージで自作の歌を歌っていると、落ちぶれた音楽プロデューサー、ダンの目にとまる。ダンの粘り強い説得により、二人はアルバムを制作することに。少し変わった収録方法をしながら、二人は仲間たちとともにニューヨークの街を闊歩する。

物語のキーとなるアルバムの収録方法はなんと、街のあちこちでゲリラライブを行いそれを録音する野外収録!街の喧騒や話し声、ときには警官に追われた声をそのまま収録しながら、彼らは音楽を求めて歩き続けます。セントラルパーク、路地裏、ビルの屋上、地下鉄のホーム……。ガイドブックに載っている名所ばかりではないけれど、まるで彼らと一緒にニューヨークを歩いているような気分に浸れます。

映画にはあのロックバンドのボーカリストも

こちらの作品、ニューヨークの街並みはもちろん、キャストも魅力的!主人公のグレタ役には『パイレーツ・オブ・カリビアン』にも出演したキーラ・ナイトレイ。プロデューサーのダンには『アベンジャーズ』でハルクを演じたマーク・ラファロ。そしてグレタの恋人デイヴ役にはなんと、「Maroon 5」のボーカル、アダム・レヴィーン!もちろん彼は劇中で歌を披露してくれます!

グレタとデイヴの大切な曲であり、主題歌でもある「Lost Stars」を見事に歌い上げるその姿は圧巻。染み入るような旋律が、ニューヨークの街並みを彩り、大人のドラマに少しのほろ苦さを添えてくれます。

Asa

映画『はじまりのうた』は全米公開時たった5館のみでの上映だったものが話題となり、なんと最終的には1,300館で上映されたのだそう! サウンドトラックを聞きながらニューヨークを歩きたくなる一作です。