『美女と野獣』、『アラジン』、『ライオン・キング』に引き続き、ディズニー映画の象徴ともいえるアニメーション映画『リトル・マーメイド』の実写映画化が決定。海の世界に住む人魚姫アリエルのファンタジックなラブストーリーが実写映画でどのように表現されるのか、制作発表の段階からネットでは話題騒然でした。
コロナ禍に製作が始まったということもあり、撮影が遅れるなどのスケジュール変更を余儀なくされましたが、やっと公開日が決定!話題の実写版『リトル・マーメイド』の最新情報と注目ポイントをご紹介します。
全米公開は2023年5月26日を予定!
実写版『リトル・マーメイド』が全米公開されるのは、2023年5月26日を予定しています。2020年3月から予定していた撮影は新型コロナウイルスの影響で先延ばしになり、2021年7月にようやく撮影が終了しました。主役のアリエル役を務めたハリー・ベイリーは、自身のInstagramに撮影が無事に終了したことを報告。サンセットを背景に浜辺に横たわる人魚さながらの美しい写真を添えて、クランクアップできた達成感と共演者たちへの感謝を綴っています。
撮影でメガホンを取ったのは、『メリー・ポピンズ リターンズ』の監督としても成功を収めたロブ・マーシャル。彼の手にかかれば、オリジナルアニメ映画のスピリットと新しい要素を取り入れたカラフルなミュージカル映画が期待できますね。
ハリー・ベイリーをはじめとする注目のキャスティング
実写版『リトル・マーメイド』の制作が決まり、多くの人が注目したのは個性豊かなキャラクターたちのキャスティング。とりわけ、人魚姫・アリエル役のハリー・ベイリーの起用は話題を呼んでいます。
ハリー・ベイリーはアトランタ出身で21歳の黒人歌手。11歳の頃から姉のクロイと一緒にR&Bデュオ「クロイ&ハリー」として活動していて、デビューアルバムの「The Kids Are Alright」はグラミー賞にノミネートされています。姉のクロイはパワフルな歌声が特徴的で、ハリーは姉の声に合わせて奏でる美しいソプラノの歌声が持ち味です。
ハリーは先日の9月29日にアメリカで開催されたウォルト・ディズニーワールド50周年のセレモニーイベントで、シンデレラ城をバックに『ライオン・キング』の「Can You Feel The Love Tonight」を熱唱しました。
アリエルが恋する人間の王子・エリック役にはイギリスのドラマ界でメジャーな俳優であるジョナ・ハウアー・キング、海の魔女アースラ役には2016年版「ゴースト・バスターズ」で知られるアメリカの女優兼コメディエンヌのメリッサ・マッカーシーなど、主要キャラクターには個性豊かな俳優が勢ぞろいしています。
ディズニーの2大作曲家がタッグを組んだ音楽に期待
ミュージカル好きとしては、音楽にも注目したいところ。オリジナル映画の作曲を手掛けたアラン・メンケンが、実写版『リトル・マーメイド』では従来の楽曲に4曲のオリジナル曲を追加することを明らかにしました。気になるオリジナル曲を制作するのは、なんとアラン・メンケンとリン=マニュエル・ミランダのディズニー・ミュージカル界をけん引する2人の作曲家です!
『モアナと伝説の海』や『ハミルトン』の楽曲制作で知られるリンは、自身の息子にカニのセバスチャンと同じ名前を付けるほどオリジナル映画の大ファン。アランとの共同作業は光栄であると同時に、オリジナル版の楽曲でアランのパートナーを務めた作詞家の故・ハワード・アシュマンに変わる大役を担うことへのプレッシャーも吐露しています。
ちなみに、実写版のキャスティングにはセバスチャン役のダビード・ディクスやスカットル役のオークワフィナなど俳優兼ラッパーの出演者もいます。もしかすると、実写版『リトル・マーメイド』のオリジナル曲ではリンが得意とするラップの楽曲が追加されるかもしれませんね。
公開前から話題沸騰のディズニー実写映画『リトル・マーメイド』についてご紹介しました。 日本公開がいつになるのか、吹き替えキャストが誰になるのかなどは、現時点では決まっていません。今後の続報にもぜひ注目したいですね!