『オペラ座の怪人』『キャッツ』『エビータ』など、劇団四季ミュージカルのさまざまなシーンを名曲とともに彩ってきた、アンドリュー・ロイド=ウェバー。その作品を余すことなく堪能できるコンサート公演『劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバー コンサート~アンマスクド~』が12月から上演開始します!

『アンマスクド』という副題に込められた思い

ロンドンで2018年に上演されたワークショップ公演『Unmasked』。その日本公演にあたるこちらは、彼が作曲した数々の名曲を贅沢にも生歌と生バンドでお届けするショーコンサートです。「ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト」「メモリー」「スーパースター」など全20曲以上にも及ぶ曲目は、劇団四季おなじみの楽曲から日本未上陸の楽曲までさまざまですが、聞けばシーンが浮かぶような美しい旋律はどれも間違いありません。

しかもこのコンサートではロイド=ウェバー本人が映像で登場し、各ナンバーをナビゲート!『アンマスクド(=仮面を剥ぐ)』という副題に相応しく、創作秘話や裏話を聞けます。ファンにはたまらないコンサートとなりそうです!公演は2021年12月から2022年2月まで全国12都市を巡演予定。劇団四季のホームページにて予約受付中!

コロナ禍でも音楽の届け方を模索

ロイド=ウェバーは今年6月に劇場は感染拡大に影響しないとして、感染症対策の規制下でも新作を開演すると宣言。また『Symphonic Suites』という代表作をシンフォニックアレンジした録音をリリースすることを発表した際には、「81人編成のオーケストラを連れてレコーディングできたことは今後に向けての大きな一歩」「今回のアルバムが、ミュージシャンや劇場の日常を取り戻すため、世界中のライヴ・ミュージックやエンターテインメントが戻ってくるために意味をもつものであることを願う」と語っています。

コロナ禍で音楽業界は大きな打撃を受けています。彼にとっても、今回日本の劇団四季で、生歌と生演奏でお客さんに音楽を届けられることは、ひとしおの感動があるかもしれません。

Asa

『アンマスクド』という副題は、劇団四季ファンからすると、やはりオペラ座の怪人のあの名シーンと掛けられているのかな、とも感じてしまいます。ホームページで公開されているミュージックナンバーを見るだけで、劇団四季の舞台が蘇ってくるようで、今から楽しみです。