名作映画には音楽が印象的なものも多いですよね。最近では、映画音楽をフルオーケストラが演奏しながら巨大スクリーンで映画そのものを楽しむ、という新しい上演形態も増えてきました。アメリカでは80年代からじわじわと続いてきたこの「フィルム・コンサート」という上演形式。この8月、東京国際フォーラムで開催される注目のコンサートには、世界的ヒットを記録したミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』が登場します。
ハリウッド仕込みの豪華なフィルム・コンサートが初来日!
ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』といえば、大人向けのミュージカル映画として公開直後から話題を呼んだ大ヒット映画。ロサンゼルスを舞台に、売れないピアニストのセブと女優志望のミアの甘くほろ苦い恋模様を描き、第89回アカデミー賞で6部門を受賞しました。そのうち2部門は歌曲賞(「City of Stars」)と作曲賞であり、楽曲が高い評価を得た映画作品でもあります。
そんな『ラ・ラ・ランド』の楽曲を生オーケストラの演奏で楽しめるフィルム・コンサートが8月18日(木)から東京国際フォーラムで上演されます。その名も、『ハリウッド版ラ・ラ・ランド ザ・ステージ』。このコンサートは映画が公開された当時、ハリウッドの野外ステージで開催されたイベントを劇場サイズにアップデートしたもの。もともとが映画公開記念の特別なイベントだったということもあり、たくさんの仕掛けで臨場感を味わえる豪華なフィルム・コンサートです。ハリウッド以外で上演されるのは、日本が初めて。世界に先駆けて豪華なコンサートが来日します。
総出演者170名がおくる、この上なく豪華な『ラ・ラ・ランド』
とにかくスケールが大きい今回のコンサート。映画の本編映像に合わせて、60人の合唱団、88名編成のフルオーケストラ、ジャズ・バンドが映画音楽を生演奏。さらに、ダンサーたちが出演し、ミュージカルシーンを飾ります。出演者はなんと総勢170名超え。他のフィルム・コンサートではなかなか実現できない豪華絢爛さです。映像とライブ・パフォーマンス、華やかな花火と特殊効果で迫力あるステージが展開します。
コンサートを指揮するのは、『ラ・ラ・ランド』の映画音楽の作曲を手掛けたジャスティン・ハーウィッツ。作曲家自らが先頭に立って、アカデミー賞受賞の音楽を届けます。さらに、劇中楽曲のピアノ演奏を手掛けたランディ・カーバーがピアノ演奏を担当。映画の中で切なく甘く響いたセブのピアノの音色を生演奏で聴けるとは、映画ファンにはたまりません。
映画『ラ・ラ・ランド』の音楽を様々な角度から楽しめる『ハリウッド版ラ・ラ・ランド ザ・ステージ』は、2022年8月18日(木)から8月21日(日)まで、東京国際フォーラム ホールAにて。全編英語上映で日本語字幕が付きます。詳しくはこちら。
ハリウッドの華やかな雰囲気を味わえる豪華な演出で、熱く爽やかな時間を過ごせそうなステージは夏にぴったり。各回、まだチケットがあるようです。夏の思い出に足を運んでみてはいかがでしょうか。