佐々⽊蔵之介さんと演出家のシルヴィヴ・プルカレーテさんが2017年に初タッグを組んだ『リチャード三世』は、これまでにないシェイクスピア劇として話題に。そんな⼆⼈のタッグが5年ぶりに復活!フランスを代表する劇作家モリエールの傑作中の傑作『守銭奴』に挑みます。
“ドケチなダメおやじ”に佐々木蔵之介
『守銭奴』は、フランス三⼤劇作家のひとり、モリエールが手掛けた戯曲。『人間嫌い』や『ドン・ジュアン』など、数あるモリエールの作品の中でも人気が高く、傑作喜劇として知られています。
そんな『守銭奴』が今回、舞台『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』として上演されます。
舞台『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』で描かれるのは、ドケチで欲深い、誰も幸せにしない、“とにかくダメなおやじ”アルパゴンの物語。端正なルックスとエネルギー溢れる演技が魅力の実力派俳優・佐々木蔵之介さんが主演を務め、過剰なまでにお金を出し渋る強欲なアルパゴンをコメディタッチの滑稽さで描きます。
ルーマニアの巨匠シルヴィウ・ブルカレーテが作り出す、美しく儚い世界に期待
そして、本作の演出を担当するのは、ルーマニアの巨匠シルヴィウ・ブルカレーテさんです。プルカレーテさんは「人間の良いも悪いも、残酷で悲惨なものも、美しく儚く魅せる名手」。どのように『守銭奴』の物語が変化するか期待が高まります。佐々木蔵之介さんとは2017年の舞台『リチャード三世』以来、5年ぶり2度目のタッグとなります。
佐々木さんは特設HPにて、プルカレーテさんの稽古場について、「想像をやすやすと超えてくるので、楽しくてとても刺激的です。翌日には、ゴロっと(演出が)変わってまたビックリする(笑)、そんな稽古場は、演劇人として刺激的で至福の時間でした。今回も経験したことのない感覚、何が飛び出るかわからない演出が楽しみで、待ち遠しいです」とコメントしています。
また、東京芸術劇場 プレイハウスでは、10月8日(土)から10月11日(火)までシルヴィウ・プルカレーテさん演出の舞台『スカーレット・プリンセス The Scarlet Princess』が上演されます。こちらは、歌舞伎『桜姫東文章』を再構築した話題作。こちらも要チェックです!
舞台『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』は、2022年11月23日 (水・祝) 〜12月11日 (日)東京芸術劇場 プレイハウスで上演。その後、宮城・大阪・高知で公演予定です。特設サイトはこちら。
公開されたビジュアルの、白塗りでファンキーな格好の佐々木さんからして、今までの『守銭奴』とは違うことが伺えます。一体どのような公演になるのか、とても楽しみです。