2012年に亡くなった歌手で女優のホイットニー・ヒューストン。映画『ボヘミアン・ラプソディ』の脚本家により、彼女の半生が待望の映画化。映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』として、12月23日より全国の映画館にて公開予定です。

スーパーボウルでの国歌斉唱シーンなど名シーン、そしてヒットソングで語られる栄光の半生

今もなお世界中の音楽シーンに影響を与え続けている歌姫・ホイットニー・ヒューストン。そして、そんな彼女がまだ19歳だった時に才能を見抜き、デビューまでを支えた名音楽プロデューサーのクライヴ・デイヴィス。ジャンルに縛られない「グレイテスト・ソング」を作った二人の天才の姿が描かれています。

現在公開されている予告編では、当時アリスタ・レコードの社長だったプロデューサー、クライヴ・デイヴィスが、母親のステージで歌うホイットニー・ヒューストンの圧倒的才能に魅せられスカウトする伝説的シーンから始まります。

唯一無二の歌声は“THE VOICE”と称され、CDの累計セールス2億枚以上、6部門のグラミー賞受賞を誇ります。本作では、そんな彼女の栄光の半生を、数々のヒットソングとともに臨場感たっぷりに描きます。

ホイットニー・ヒューストンの母・シシーは、エルヴィス・プレスリーらのツアーにバック・コーラスとして参加した経験を持つ歌手。従姉たちの中には、ゴスペルやR&B、ポップ、ソウルなど多くのジャンルでヒットを持つ歌手がいる音楽一家に生まれました。

ホイットニー・ヒューストンは、11歳の時にジュニア・ゴスペル・クワイアに入り、教会で歌い始めました。そして、19歳のある日、ニューヨーク市地域のナイトクラブで、母親とパフォーマンスをしていたところをアリスタ・レコードの社長クライヴ・デイヴィスにスカウトされました。

1985年、デビュー・アルバム「Whitney Houston」(「そよ風の贈り物」)が空前の大ヒットを記録。ビートルズの記録を破り、7曲連続で全米チャート1位を獲得しました。

史上最高の国歌斉唱と語り継がれる1991年第25回スーパーボウルでのアメリカ国歌斉唱シーンは、本作でも注目のポイントの1つ。

1992年に公開された初主演映画『ボディガード』の主題歌で自身最大のヒット曲となった「I Will Always Love You」に、劇中の挿入歌「I Have Nothing」など数々のヒットソングも本作中に登場します!『ボディガード』はミュージカル化され、日本での上演では、柚希礼音さん、新妻聖子さん・May J.さんがトリプルキャストで主演を務めた作品です。

本作では、ホイットニー・ヒューストンを語る上で外すことのできない名シーン・名曲がふんだんに盛り込まれています。

実力派のスタッフ・キャストが集結!

本作の脚本を務めるのは、2014年に『博士と彼女のセオリー』の脚本とプロデュースでアカデミー賞脚本賞にノミネートされたアンソニー・マクカーテンさん。他には、『ボヘミアン・ラプソディ』や、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』の脚本で知られています。

監督を務めるのは、ケイシー・レモンズさん。元々は『スクール・デイズ』や『羊たちの沈黙』に出演していた俳優でした。1997年に『プレイヤー/死の祈り』で監督デビュー。19世紀のアメリカで、アフリカ系アメリカ人女性として奴隷解放のために闘ったハリエット・タブマンの伝記映画『ハリエット』の監督として知られています。

レモンズさんは、脚本家として駆け出しの頃にヒューストンさんの企画を2本立ち上げ、本人に対面したこともあるんだそう。熱意が実を結び、本作での監督となりました。

ホイットニー・ヒューストン役は、オーディションで選ばれたというナオミ・アッキーさん。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のジャナ役で知られています。また、今年配信されたNetflixドラマ『マスター・オブ・ゼロ』のシーズン3で、パートナーと別れひとりで不妊治療を続ける同性愛者役を演じて高く評価されました。

そして、クライヴ役には『ロード・トゥ・パーディション』『ターミナル』『プラダを着た悪魔』『美女と野獣』など数多くの作品でバイプレイヤーとして活躍する実力派俳優スタンリー・トゥッチが扮します。

映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』は、12月23日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開です。公式HPはこちら

また、来年には、最新のホログラム技術でパフォーマンスが蘇った『ホイットニー・ヒューストン ホログラム・コンサート』の上演も決まっています。すでにアメリカ・ラスベガスやヨーロッパでは上演されており、大盛況!「そこにいるかのようなリアリティ」があり、「同じ空間と時間を共有できる力強さ」を体感することが出来ると言います。詳しくはこちら

ミワ

早すぎると言われた死から10年。スクリーン上に蘇ることが嬉しいですし、実力派のスタッフ・キャストが作り上げる作品に期待が高まります! 日本初上陸というホログラムコンサートも併せて楽しみたいですね!